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2021年7月28日 (水)

忙しさもほどほどがよい

 用心坊という名作漫画にある台詞だが、「忙」とは心を忘れると書くという説明を主人公がしていたことがある。
 忙しさが過ぎると、ミスも増えるし、書面もギリギリになるし、依頼者への確認も疎かになるし、書面自体が考えていないものになり、訴訟活動が雑になる。
 さりとて、暇であるとしても、人間は〆切り効果がないと中々仕事をしないので、暇すぎるのもよくない。
 ほどほどの忙しさがちょうど〆切り効果もあり、仕事もはかどると思っている。

 今74期修習生が来ており、75期で合格する予定の受験者も内定が出ていたりするようであるが、就職する事務所も、給与面だけではなく、仕事の多忙さ等も含めて選択しないと、仕事に追われるだけとなってしまう。
 上の弁護士からの指導もどこまであるのかというところもポイントであろう。
 丸投げで何とかなる新人もいるが、我流であるとどこまで通用するかというところもあり、指導を受けられる体制も大事である。
 忙しすぎると、上の弁護士も指導する時間も取れないであろう。

 といいながら、ほどほどの忙しさは自分の力だけでは何ともならないとも思いつつ、新人は、入る事務所のリサーチも大事ではないかと思う今日この頃である。

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