三条ラジオカフェに出演しました
11月23日に、「来ておくれやす!二条繁栄会」という番組に出演しました。
三条ラジオカフェのホームページから、しばらくはポッドキャストで聞くことができますので、よろしければご視聴ください。
6分程度の短い番組です。
なお、二条繁栄会というのは、私が事務所を構えている河原町二条界隈の事業者で作っている団体で、私も加入しております。
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11月23日に、「来ておくれやす!二条繁栄会」という番組に出演しました。
三条ラジオカフェのホームページから、しばらくはポッドキャストで聞くことができますので、よろしければご視聴ください。
6分程度の短い番組です。
なお、二条繁栄会というのは、私が事務所を構えている河原町二条界隈の事業者で作っている団体で、私も加入しております。
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新潮文庫。坂口安吾。
中学生か高校生の時に読んだような気がするのだが、すっかり忘れている上、人生50年を生きてきて感じ方も違うであろうと思い、少し前に購入して最近読んだ。
安吾の堕落論を具体的に小説に落としたもののようである。
随所に安吾の人生についての考え方が書かれている。
日本人が徳としてきた道徳観念を否定し、壊し、敢えて人生の落伍者のように生きて行く主人公の様を見て、何を思うかは人それぞれである。
そうした生き方はすべきではないが、そうした生き方しかできない人がおり、そうした人も日々を生きているから、そうした人に対する著者の温かい目があるのだという捉え方もできるようにも思われ、既存の生き方に対して激越な考え方をぶつけて旧態依然の固定観念を破壊しようとした作品であるということもできるであろうか。
評論家でもない下手な文学読みなので、深読みはできないが、「青鬼の褌を洗う女」が私は一番のお気に入りである。
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1時間弱をかけて通勤しているのだが、弁護士業にとって、通勤時間は多少必要ではないかと思っている。
素の自分から、1時間をかけて通勤している間に、弁護士という役割をしている自分に変身していくからである。
事務所と自宅が近いと(あるいは自宅兼事務所)、こういう気持ちの切り替えができないのではないだろうか(そういう気持ちの切り替えがうまい人は別として)。
なので、自宅に帰ると、ほとんど仕事のことは考えておらず、通勤時間で手帳を見るまで1日の予定のことはすっからかんに忘れていることが多い(朝イチで遠方の期日の時などは除く)。
こういう気持ちの切り替えができないと、精神的な疲労が蓄積されていく気がするのである。
最寄り駅についた時点で30%くらい仕事モードになり、事務所に入る前に近くのコンビニで昼食を買う時点で90%くらいになり、事務所のドアを開く時点で100%になっている気がする(当社比)。
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使う物は大切にする方であるので、物があまり壊れず、また、昔の物も置いているので、私自身は物持ちがいいタイプなのであろうと思っているし、実際に話をするとそう言われることもある。
それなのに、また買うので荷物が増える傾向にある。
今使っている定期入れは、弁護士になって少しした時から使っているので、25年前後使っていることになる。
自宅には高校生の時に祖母からもらった小さい手持ちのバッグがあり、年金証書など大事なものを入れている。
万年筆は弁護士になって3年目くらいから使い出したのであるが、この間にダメにした万年筆は2本で、今机でメインに使っている万年筆は15年くらい使用している。未使用の万年筆が25本くらいあるが、多分これは死ぬまでに使いきれないであろう。
着ているコートの中には、15年くらい着ているものもある。
事務所で着ているダウンベストは、独立した時から着ているので、20年である(これは最近軽い物に買い換えた)。
自動車も弁護士になった時に購入したが、26年間で今ようやく3台目の車である(今の車両はリースのため、これからは5年ごとに変わる予定。)。
例外の一つはサイフで、サイフはあまりボロボロになるのもどうかと思うので買い換えているが、5年くらいは使う。
鞄も例外で、仕事柄酷使するので買い換えているが、3年程度でボロボロになってしまう。
それくらいしか使うところがないことは分かるが、サッカーの高額所得者がスーパーカーを何台も所有しているというようなニュースを見ると、乗る時はどうせ1台しか乗ることができないのだから、何台も要らないのではないかと思ってしまう。
現在マンチェスターシティの監督をしているグオラディオラがバンパーを擦った日産のリーフに乗ってグラウンドに現れたという記事を読んだことがあるが、そういうことでよいのではないかと思っている(ただ、彼は運転が苦手でマンチェスターシティに来てから4台の高級車をおシャカにしたらしいから、安い車好きという訳でもないようだが。)。
物があふれかえる時代であるが、必要な物だけを購入し、使い切り、物を大事にすることは大切ではないかと思う今日この頃である。
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中公新書ラクレ。森村誠一。
これまで仕事仕事の著者が、老人性うつになったことをきっかけに老いることについて語ったエッセイ。
私自身、まだそこまでの老いは感じていないが、20代、30代に混じりサッカーやフットサルをしている時には年を感じる。
さらなる老いを感じた時に、参考になるかと考えて購入。
3年間もうつと闘病し、そして、「いつもの朝がやってきた」のであった。
老いはやってくるが、88歳の著者はまだまだやりたいことがあるという。
年齢のせいにせず、こういう姿勢を私も貫いていきたい。
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日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会で調べものをする必要があったので、弁護士白書2020を購入した。
京都で法曹人口問題検討PTの座長をしている時は、関連委員会座長ということで、弁護士会に日弁から届いたものを一冊もらえていたのだが、座長を降りてからはもらえなくなったので、自分で購入したのは久しぶりである。
2020年3月31日時点のデータであるが、東京・大阪・愛知の登録者数が27012名で、全弁護士数が42164名なので、実に弁護士人口の3分の2がこの地域にいるということになる。
人口に対する弁護士数は、秋田が2020年弁護士白書のデータでは、1万2711人に1人ということで一位である。
京都は人口に対する弁護士数が日本で第三位に多い(3177人)。これはここのところずっとそうである。
一位は東京、二位は大阪である。
大阪という大単位会と隣接している上、人口に対する弁護士数がこれだけ多いのに、京都でなぜそのような地域で弁護士に仕事があるのか常々不思議に思っていたので、他のデータも見てみた。
そうしたところ、人口10万人あたりの一般民事事件数は179.0件で東京の278.7に次いで、なんと2位であった。
京都は民事通常裁判の割合が多いことがわかる。これは知らなかった。
これに対し、家事事件は、全国的に人口10万人あたりで概ね100件前後で、有意な差がないのにも驚いた。
京都でも、訴訟になる前に示談で終わっているケースもあるだろうし、示談ができないものが訴訟になっているであろうから、傾向として一般民事事件が割合的に他地域より多そうであるという推論が働くのではないかと思っている。
京都は紛争が多い地域ということになるのかもしれず、それによって弁護士が多数いても仕事があるのかもしれないと思ったのである。
何か間違いがあるかもしれないが、白書のデータからはそのように読めたので、参考のため書いておくものである。
笑いもオチもなくすいません。
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少し前にちゃちゃいれマンデーだったか、その後のキメツケであったか忘れたが、ご飯のおともは何が最強かというのをやっていた。
何があったか細かくは忘れたが、まかない明太子、鮭のルイベ漬け、うめかつお、にんにくの甘辛佃煮等々であったと思う。
何が一位であっても何ももらえないのだが、真剣に語ってくれるのが関西人(特に大阪人)であろう。
東京でこれをしても、あまり盛り上がらないのではなかろうか。
こういうことを書いていると、白ご飯が食べたくなるのだが、おともに限らず、白ご飯と食べたいオカズまで手を広げると際限がなくなる。
個人的には普通の明太子に一票である。
皆さんは何であろうか。
どうでもいい話題である。
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26年間弁護士をしていると、期日の時間を間違えたことは何回かある。
一度も間違えたことのない人はいないのではないだろうか。
幸いなことに、それで期日をすっぽかしたことは一度も無く、全て何とかなっている。
若い頃に国選をしていた頃、どうしても刑事の判決期日に行けなくなったことはあったが、これは間違いではない。
先日は、午前に債権者集会があると手帳に書いていたので、管財人として債権者集会室に行ったところ、「午後からです」と言われてしまった。
そういえば、集会の期日を調整するときに、いったん午前に決まったのだが、申立代理人の都合で後に午後に変更となっていたのであった。
手帳を書き換えるのを失念していたのである。
午後からは日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会の部会のZoom会議が入っていたので、少し遅れて参加をすることで容赦してもらい、無事午後の期日は出頭することができた。
いったん決まった期日が後に変更となった時は速やかに手帳を書き換えるべきという、当たり前な教訓である。
もうすぐ年がかわると、手帳を新しくするので、予定を書き込む際にずれて書き込まないようにする注意が必要である。
それで法律相談の担当日を間違える人が毎年必ずいる。
前にも書いたが、独立して直ぐの頃、1日ずつ前倒しで手帳にずれて書いていて、いつもより1時間半ほど早く起きて八幡の郵便局の午前の相談に行ったのだが、相談の準備ができておらず、「職務怠慢な郵便局やな」と思っていたら、バタバタした後に、「中先生、相談は明日ですね」と言われた。
その頃は中々相談の交代が見つからなかったので、翌日の相談など誰も交代してくれる人はおらず、翌日の午前の大阪高裁のこちらから控訴している第1回期日で控訴状を擬制陳述してもらい、難を逃れたことがあった。被控訴人代理人にも、高裁にも謝り倒したことは言うまでも無い。
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集英社新書。斎藤幸平。
大ベストセラーとなっている新書であるので読んだ。
人の経済活動により地球資源が費消されていき、温暖化が起こる。
これを止めるために、「持続可能な成長」というものが提唱されているが、資本主義を前提にする以上、資本主義の周辺を侵害するだけであり、SDGsは「大衆のアヘン」であるという。資本主義自体が、他国の犠牲の下に成り立っているのである。日本も、私自身もその犠牲の下に成り立っている。持続可能な成長などなく、気候ケインズ主義も限界があるという。
マルクスの資本論は、マルクスの晩年に修正されており、脱成長コミュニズムでなければ世界は終わるという。
21世紀の資本を書いたピケティすら、今は社会主義を唱えているのである(知らなかった。ただ、この本では社会主義により世界が救われるという説には与していない。)。
理想ではあるが、これを理想にしないために、どう取り組んでいくかが問われている一冊であると感じた。
資本主義の成長という大命題から、1人1人が離れていくことで、少しずつ理想に近づくかもしれない。
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10月の終わりに、龍谷大学の学部生向けに講義をしてきた。
日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会の委員長を今年5月に退任し、弁護士会の役職としてはもうこれ以上のことをするつもりがないので、地道にできることをしていくつもりである。
最近は大都市での仕事をしたい、特にビジネス系の仕事がしたいという人が多いので、地方都市や弁護士過疎地域でマチベンとしての仕事がやりがいがあり、人によってはそれなりの収入もあるということを伝えていき、地方都市や弁護士過疎地域で弁護士をしてみたいという人を増やしていきたいと思っている。
ロースクールに進むのがどうかと悩んでいる学生や、ロースクールがない法学部でも講義や講演をすることで、司法試験を目指してみたいという人が1人でも多く現れることを期待している。
日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会の委員4名で任意に活動をしている。
私はともかく、他の3名は素晴らしい講師陣である。具体的な活動を聞くことで、モチベーションも上がると信じている。
龍谷の時も、4名+龍谷の卒業生の5名で講義をしてきた。
今後は12月に立命館大学で講義予定で、今愛媛大学での講義も調整中である。
うちにも来て欲しいという法学部があれば、4名の講師陣の予定もあるため、直ぐ馳せ参じるという訳にもいかないが、講師料がなくとも、実費だけいただければ(多少足りなくても応相談)講義・講演に行くので、是非お声がけしていただきたい。
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服装で人はかなりの部分を判断しているというような記事をどこかで読んだ。スーツを着ている人と、そうでない人を見せて、どちらが犯人かというような質問だったように思うが、実はスーツを着ている方が犯人であるというような話だったと思う。
見た目は大事ということである。
私も夏場はかりゆしを着ているが、それ以外はできるだけジャケット着用でワイシャツを着ている。ネクタイはできるだけしようと思うのだが、肩こりが辛い時はノータイにしている。
弁護士という職業柄、見た目は大事だと思っている。
弁護士になった頃は、真夏でもネクタイを着てジャケットを着ていたし、大半の弁護士もそうであった。
しかし、クールビズが言われるようになり、半袖のワイシャツが普通になり、今は夏場は特に弁護士も色々な服装をしている。
Web会議での裁判が増え、弁護士会の会議もWeb会議が大半となったこともあり、Web会議で映る弁護士もワイシャツにネクタイという人は少ない。人によっては、リモートで事足りるし、依頼者ともリモートの打合が増えて、事務所に出るのが減ったのでもうネクタイをするのが辛いという人もいる(私は1度もリモートワークをしていない)。
確かインドではスクーターに乗りながらWeb裁判に出たり、ベストだけで下は裸で裁判に出ていたりするため、裁判所が弁護士に身なりを整えるように注意したというような記事も読んだことがあるが、やはり最低限の身だしなみは大事ではないかと思う今日この頃である。
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弁護士をしていると、事件の絡みで不動産を売却したり(離婚事件で売却して清算)、破産管財人や相続財産管理人として不動産を売却する機会が一定程度ある。
売買代金から差し引かれるものを整理して、担保権者がいる場合、いくら支払うか等の割付案を作成して関係者の了解を得て決済に進む訳であるが、慣れていない不動産業者が仲介だと、決済の当日に余計な時間がかかりイライラさせられる。
慣れている仲介業者だと、当日の支払う割付案に基づいて、金種をどうするか問い合わせをしてくる。
現金なのか、現場から振り込むのか等々。
先日、慣れていないであろう不動産業者であったので、私から10日前には割付案に従った金種の指定をしておいたのだが、当日、決済する銀行では担保権者自身では振り込みができないと言い出して(本人確認が非常に厳しかったので、頭取の委任状がいると言われた)、私は事前に振込することを不動産業者に連絡してあったので、「なぜ話が通っていないのか」と聞いたところ、「銀行に伝えていませんでした」とのことであった。
さすがに温厚な私も久しぶりに怒って、事前に金種を伝えている意味がないではないか、ということで不動産業者を詰めてしまった。
当社比で、決済が1時間半そのために遅れたと思う。
わからないなら分からないで、聞いてくればよいのだが、それもなかったのである。
怒るで、しかし。
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角川文庫。横溝正史。
絶版となっていたものの復刻版である。
ストリップショーで、魔女役をやっていた女性が次々に殺害される。
乱れた男女関係の中から、金田一耕助の名推理により、真犯人が浮かび上がる。
探偵が出てくる推理小説というものは、その探偵の人物像が魅力的でないと面白くないし、長く読み継がれていかない。
金田一耕助シリーズは、まさにその典型例であろう。
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先日伊勢にサッカーの親善試合に行ったのだが、ただひたすらサッカーをしただけで、何の観光もできなかったので、せめてお土産を買おうと思い、おかげ犬のぬいぐるみを買ってきた。
今は事務所のカウンターで依頼者を出迎えている。
以前このブログで紹介した、「犬の伊勢参り」という新書があったが、江戸時代に伊勢参りに行くことができない主人の代わりに伊勢参りをした犬の伝承をキャラクター化したものである。
大変可愛いので気に入っている。
赤福が出している「おかげ犬サブレ」も買ってきたのだが、これは食べてしまったので画像はないのだが、そちらも大変可愛い上、味も美味しいので気に入った。
1度は私も伊勢参りをしたいものである。
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