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2021年12月15日 (水)

読書日記令和3年ベスト

 読書日記に上げていない(上げる価値がなかったもの含む)ものを入れて12月7日時点で令和3年は70冊の本を読んでいる。
 月に10冊は読んで、できれば120冊は読みたいのであるが、中々難しい。カズレーザーは年間500冊も読むそうである。
 今年読んだ本の中で特によかったものを以下に掲載しておく。
 下記は順位ではなく、単に番号を振っているだけである。
 詳細は読書日記で書いているので、出版社と著者は割愛している。

1、史上最恐の人喰い虎。
 人喰い虎が人喰いになるのには理由がある。単に虎が怖かったという話ではない。

2、黒い司法
 アフリカ系アメリカ人に対してアメリカ司法がどれだけムチャクチャな判断をしてきたかが分かる一冊。また、それに立ち向かったアフリカ系アメリカ人弁護士の奮闘。

3、死ぬまでに生きたい海
 今年一番衝撃を受けた一冊で、人生かけてもこの人のような感性の文章は書くことができないと思った一冊。

4、人喰い
 ロックフェラーの御曹司が人喰いの風習のある地域で行方不明になった。その真相に迫るノンフィクション。

5、ロヒンギャ危機
 ロヒンギャ問題を知るのに有用であった。

6、アルカイダから古文書を守った図書館員
 知識の継承のために、命がけでテロリストから古文書を守った図書館員の姿を描くノンフィクション。

7、ハードボイルド室町時代
 室町時代がいかにハードボイルドであったかを史料とともに語り合う一冊。

8、平成犬バカ編集部
 日本犬専門誌を立ち上げた男の生き様を描くノンフィクション。笑いあり、涙あり、感動あり。

9、ニコライ遭難
 大津事件の真相を描いた作品。犯人のその後や、ニコライを助けた車夫のその後まで描かれ、人生万事塞翁が馬とはよく言ったものだと思う。

10、小澤征爾さんと音楽について話について話をする
 音楽家としての小澤征爾さんの内面に迫れる村上春樹は本当にすごいと感じた一冊。

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