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2022年2月 8日 (火)

交通事故被害を受けた時に依頼しない方がよい弁護士の類型

 交通事故でお亡くなりになられた方のご遺族や、重篤な後遺症を持たれた方のご依頼をそれなりに受けているが、私の以前に他の弁護士に依頼されていることも多い。
 話を聞いていくと、「それは断られて正解です」ということが多いので、類型化しておきたい。
 途中から入ったことで、涙を呑んだ事件もあるので、できれば最初から依頼していただいた方が漏れがなく被害者のために対応ができるのである。

1、刑事事件は検察に任せればいいという弁護士。
 交通事故は犯罪であるし、被害者として裁判に関わることで亡くなった方のために色々とできることもある。
 また、検察官も神ならぬ身なので、時には間違うかもしれない。
 被害者の代理人として、弁護士が就いて被害者とともに意見を言うことで何かが変わるかもしれない。
 また、刑事裁判官にも、被害者の声を届けることで量刑が変わるかもしれない。
 こういう類型は、民事訴訟のことしか考えていない可能性が高いと思う。

2、刑事事件のことは話をせず、民事のことや、損害額ばかり話する弁護士
 1に同じであり、こちらの方がひどいであろうか。

3、被害者参加は勧めるが、自分は代理人となるつもりがない弁護士
 これもまた1と同じである。被害者ご本人が参加されて、私は傍聴しますと言っていた弁護士がいた。

4、被害者参加代理人とはなるが、記録も精査してくれないし、事前に被告人質問で何を聞くか等打合がない弁護士。
 自分は聞かないので、被害者が直接聞いて欲しいという弁護士もいた。何の為の代理人かわからない。

 交通事故事件は犯罪であり、被害者支援をすべき事件である。
 決して、民事の賠償だけをすればよいというものではないのである。

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