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2022年3月31日 (木)

弁護士の愉しみ

 故中村利雄と2人で酒を飲みに行き話をしているとき、弁護士の愉しみの一つは、悩んでいる事件や論点について本をたくさん積んで調べたり、裁判例を調べて「ああでもない」「こうでもない」と考えて、結論にたどりつくことであろうという話をよくしていた。

 前にもどこかで書いたが、弁護士になった27年前は裁判例検索ソフトなどはなく、加除式の裁判例が条文ごとに記載されている本で調べていた。
 条文ごとに裁判例をあたり、いいものがあれば判例タイムズや判例時報などでその原典にあたるというやり方をしていたのである。
 このやり方をしていると、他にも気になる事件のことで他の条文をあたり、気がつくと数時間経過しているという時もあった。
 私のボスもよく「あれ見てたら、あっちゅう間に時間経つなあ」と言っていた。

 夕方事務所で1人になってから、机の上に本を積み上げて検討し、判例検索ソフトでいい判決例がないかを調べるのは、今でも愉しみの一つである。

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2022年3月30日 (水)

余裕をもって相談を!

 事務所に相談に来られたいという連絡をいただいた際、「今日今から行きたい」と言われる方がおられることがあるが、多くの弁護士は予定があり、その日当日の相談を入れられるということはあまりない。もちろん、偶々空いていればその日に相談を入れるのであるが、相談希望の方と依頼者の日程を合わせると、場合によれば1週間から10日先となってしまうこともないではない。

 中には、「明日が期限である」とか、「期限まで3日しかない」という方もおられるのであるが、期限ぎりぎりだと弁護士も対応できないこともあるので、余裕をもって相談の予約を入れられる方がよい。一番困るのは、「裁判所から訴状が来ている。期日が明日だ」というのは普通は対応できない。

 弁護士会の相談は、私が弁護士になった27年前は枠が全て埋まっていたものであるが、最近は比較的余裕はあるので、どうしてもお急ぎで聞くことのできない相談は弁護士会の相談をご紹介させていただいている。

 期限が先と思わず、とにかく余裕をもって相談予約を入れることがポイントである。

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2022年3月29日 (火)

弁護士が困ること~連絡のつかない依頼者~

 弁護士が最も困るのは連絡のつかない依頼者である。
 電話しても出られず折り返しもなく、手紙を送っても何の連絡もない。

 時には自宅まで見に行くこともある。

 最近はコロナにかかって倒れていたということもあるのであるし、入院されている場合もあるのだが、1本連絡をもらえると状況がわかってありがたい。そこまでの余裕がない場合にはもちろん致し方がないが。

 方針を決定するのに依頼者と打合は必要であるし、依頼者の方に用意してもらわないといけない資料があったりもする。
 元々ずぼらな方である場合や、弁護士に依頼した途端気が抜ける人もいるようである。

 こちらは依頼者が思うよりも依頼者のことを考えて事件遂行しているのだし、依頼者の方も自分のことであるから対応して欲しいものである。

 もちろん、割合的にはきちんとしている依頼者の方が大半である。

 連絡がつかないと信頼関係を保てないので、辞任を検討せざるを得ないのだが、辞任はできるだけしたくないので(私は辞任は少ない方だとは思うが)、とにかく連絡をして、打合がしたいのである。

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2022年3月28日 (月)

今週の小次郎

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 何かを主張している二代目小次郎である。
 遊んでか、何か食べ物が欲しいか、マッサージかのいずれしか要望はないのだが。

 3月も早くも最終週となりました。
 こんな調子では、直ぐに年末が来そうである。
 年齢を重ねるほど1年が早く感じる。
 そんな中でも、今週も頑張っていきましょう。

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2022年3月25日 (金)

読書日記「何らかの事情」

 ちくま文庫。岸本佐知子。

 翻訳家でありエッセイストである著者の少し前のエッセイ集。
 以前読んだエッセイ集が面白かったので購入して読了。
 この人の感性は私などは追随できないものであることは以前のエッセイから痛感させられていた。
 この本でもそのあたりの感性が大爆発している。
 最初から最後まで抱腹絶倒である。
 こういう本を読むのも人生の幸福な時間である。

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2022年3月24日 (木)

ドタキャン

 依頼者が打合に来ないことがある。依頼者の方は大変恐縮されるのだが、空いた時間は他の仕事をするので、そこまで恐縮されなくてもよいというのが本当のところである。
 もちろん書面の期限が迫っていたり、法律上の期限が徒過できない(控訴期限等)場合にはシャレにならないので、近いところで何とか打合を入れざるを得ないので、その場合には悠長なことは言っていられない。

 打合に来ない理由も、病気の場合は仕方が無いのだが、非常にルーズな方もおられて、繰り返しドタキャンされると安心して事件を担当できない。ある人などは次々に親戚に不幸があったと言っていて何度もキャンセルされて事務所に来なかったが、次の機会に打合で事務所に来られた時には話が変わっているので、「ああ、ウソついていたな・・・」と分かることもあった。

 日を間違えている場合もある。
 明日ではなかったでしょうか?などと言われることもあるが、翌日のその時間帯には私の方が裁判が入っていたりするので、「その日に入れるはずはないですけれどねえ。。。」ということもある。

 後は完全な失念もある。電話がつながり、「本日打合ではなかったでしょうか?」というと、「本当にすいません」驚愕された上で平謝りされたこともあった。

 ただ、打合予定のはずが事務所に来られず、こちらから連絡をしても電話にも出ないし、折り返しもない方もおられる。
 そうしたことが続くと、安心して事件遂行ができないため、辞任を検討せざるを得なくなるのだが、ここ数年はコロナで倒れているかもしれないため、ある程度粘り強く待つほかないところもある。

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2022年3月23日 (水)

虫を触れない子ども

 都会にいると虫も少ないため、虫が触れない子どもが多いようである。
 また、コロナで外に出ることが抑制されると、子どもも外で遊べず、益々自然に触れる機会が少なくなるのではないかと思っている。

 小学生の頃、現在の大阪家庭裁判所のあたりに大きい空き地があり、自転車でそこまで行っては、草が生い茂っていたので、勝手に友達と中に入っては虫を捕りまくっていた。
 そういう場所も少なくなっているのであろう。

 今から思うと虫を捕獲して飼うというのは虫が自由に生きることを私が奪ってしまったので申し訳ないのだが、その頃はそんなことも考えず虫を捕りまくっては大きい虫かごに入れて飼っていた。
 トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、カマキリ、コオロギと手当たり次第に取っては飼っていた。
 そのうちにカマキリが卵を産み、孵った卵から出た小型のカマキリが虫かごの隙間から逃げてうじゃうじゃと近所中で見られるようになったこともあった。
 1㎝程度のカマキリでも、近づくとカマをもたげて、「シャー」という感じで威嚇するのである。
 私は小さい頃は外でしか遊んでいなかったが、本当にコロナ下の子どもたちはかわいそうである。

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2022年3月22日 (火)

今週の小次郎

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 春眠暁を覚えずというところの二代目小次郎である。
 私の足の間で寝ていたのだが、私も足がしびれてきたので足を抜いたのですねているところもある。
 寝たいときに寝られたら幸せであろうな。

 現時点の報道ではまん防は解除されそうである。
 時短もなくなるが、人手は戻るだろうか。
 今週も頑張っていきましょう。

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2022年3月18日 (金)

読書日記「謙信越山」

 JBpress。乃至政彦。

 上杉謙信はなぜ三国峠を越えて関東に繰り返し出馬したのか。
 関白である近衛前久はなぜ謙信とともに関東に赴いたのか。
 謙信はなぜ関東管領に就任したのか。
 歴史ゲームでは最弱の部類にされている小田氏治は本当に最弱だったのか。

 歴史マニア向けの本であり(かつ、謙信ファン)、一般にはお勧めできないが、史料を基に丹念に考察されており、マニアは一読の価値あり。

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2022年3月17日 (木)

中古のノートパソコン

 オンラインでの会議が増え、同じ画面で資料を見ているとZoomの画面が見づらいので、大きい画面のものに変えようか、あるいはディスプレイを2つつけることも思ったのだが、机の上のスペースの関係上難しいため、中古のノートパソコンをPDF閲覧用にのみ購入することにした。
 他の弁護士とオンライン会議をしている時に、レストアしたものは普通に使えて、その弁護士は新品のパソコンなど購入したことがないが、それで何の問題もないということも聞いたので、中古のノートパソコンを購入してみた。
 SSDでワードやエクセルも入って4万円くらいであり、かつ、普通に使える。PDF閲覧用だけでないくらいに使えることがわかった。

 出張がほとんどないので、出先で使用することはないのであるが、出先でメールを打ったり、多少仕事をするくらいであれば全く問題がない。
 PDF閲覧用として購入したが、出張にも使用できそうである。
 私は打合をしながらパソコンにメモを打つのは、なんとなく依頼者と心が通じない気がするので、一度独立してしかけたことがあるが、早々に辞めたのでそういう用途には使えないが、そういう仕事の仕方をする弁護士であっても、来客室用に置いておくのには問題がなさそうである。
 新品のパソコンがあまり売れないというのも分かる気がする。

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2022年3月16日 (水)

来客が来てくれると理想的な時間

 日々依頼者や新規相談者と打合を事務所でしているのだが、来客が来てくれると理想的な時間というものがある。

 一番いいのは5分前で、10分前でもいい。時間ちょうどもその時間ということで入れているので、それは問題ない。
 新規の相談者だと5分前に来ていただけると相談票に記入してもらえて、お茶を出せるので一番いいということになる。
 継続的な事件の打合だと、数分前で問題ない。

 私もそういうところがあるので人のことは言えないが、早く来られすぎるのは割合に困る。
 前にも打合を入れていることがあるので、30分も前に来られると前の打合や予定が終わっていないこともある。
 私の場合、到着が早すぎるとあまりに早いと逆に迷惑かもしれないと思い時間を潰しているが、初めて行く場所の場合、時間的なものがわからず、早めに来てしまうという気持ちは同じタイプなのでとてもよく分かる。
 それでも、遅刻されるよりはよほどいい。
 遅刻されると、後ろにも打合を入れていることもあるので、その人のための相談時間が取れないこともある。
 場合によれば、その日の相談や打合自体ができなくなることもあるからである。

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2022年3月15日 (火)

 これを書いている時点でかなり気温が上がるため、桜の開花が早まるのではないかと言われている。
 ということで、気が早いが桜の話である。

 今まで見た中で、最も綺麗で、印象に残っているのは弘前城の桜である。
 出張に行った際にタクシーで通り過ぎたのだが、東北の桜はなんとも言えずピンクが淡い感じで、お堀端に連なる桜は見事というほかなかった。
 もう一度是非見に行きたいものだと思っている。

 最近は、白川の桜がお気に入りである。川端通りから進むと、満開の時期には桜のトンネルから始まる。
 様々な桜が白川沿いに植えられていて、コロナ前は大混雑であった。
 川端から花見小路通りに向けて進むと、巽神社のあたりの桜は見事である。
 巽橋の上からはいい写真が撮れる。コロナ前は橋の上に入ることも困難であった。
 当初ライトアップが始まった頃は、穴場でほとんど人もいなかったが、今では有名となっている。

 何回か書いたが、最も残念な桜は札幌の桜で、気温の関係で葉桜なのである。
 そして、花の下ではジンギスカンを焼いており、その匂いで風情も何もない。
 札幌は私の修習地であり、第二の故郷と思っているが、ただ、それもまた北海道らしくていいともいえる。
 
 今年の桜はいつ頃になるだろうか。

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2022年3月14日 (月)

今週の小次郎

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 私の足の間に入り、上から毛布をかけられてホワンとしている二代目小次郎である。
 野良猫からすればなんという恵まれた境遇であろう。

 これを書いている時点で、いいニュースがあまりないのだが、今週はいいニュースはあるだろうか。
 暗い世相であるが、今週も頑張っていきましょう。

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2022年3月11日 (金)

読書日記「ヒルは木から落ちてこない」

 山と渓谷社。樋口大良ほか。

 嫌われ者のヤマビルを研究する子ども達の物語である。
 ヒルは木の上から落ちてくると言われていて、私も渓流釣りではブッシュの下にいかないようにしていた。
 ブッシュの下にいた故中村利雄弁護士がヒルにたくさんやられているのを見て、ヒルは木から落ちてくると思っていた。
 探偵ナイトスクープでも同様の実験をしていたが(その話も出てくる)、ヒルは足下から昇ってくるのである。

 そのほか、嫌われ者のヤマビルがどこから来るのか、なぜヒルは木から落ちてくると信じられていたのか等、ヒルに関する知識が増える一冊。
 あまり万人受けはしないだろうが、自然とは我々の知らない謎に満ちていることを教えてくれる一冊。

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2022年3月10日 (木)

法学セミナー連載「ここに弁護士がいてよかった」オンラインイベント~「なぜ私は弁護士過疎地で働くのか」~のお知らせ

 私を含めた弁護士有志が編集委員となり、法学セミナー2021年9月号から「ここに弁護士がいてよかった」という連載をスタートし、弁護士過疎地で働く、あるいは働いたことのある弁護士から、弁護士過疎地で働くことの面白さやそこで得られる経験等についていろいろな切り口でお見せしてきました。
 今回は、ひまわり基金法律事務所への赴任を経て、現在新潟県村上市及び福島県いわき市で開業している弁護士2名から「なぜ私は弁護士過疎地で働くのか」と題して、ざっくばらんにお話いただこうと思っています。
 普段の連載とは違い、ご参加の皆様からのご質問等にもお答えしながら、双方向で進めていきたいと思っています。
 弁護士になって誰かの役に立ちたい、地元に貢献したい、地方って面白そう…等々、動機はなんでも構いません。是非ご参加ください!!
 参加資格は特にありませんが、主として、学生、法科大学院生、修習生、若手弁護士向けとなっております。

日時:2022年3月30日 17時~18時半
方法:オンライン開催(Zoom)
   以下の申込みフォームからご応募ください。当日のZoom情報をお送りします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdQMeEnzhExbJFpYHPU1b2axQWKGqmLY5aFNuDMY2NnHCvJQw/viewform

出演者:佐藤克哉(新潟県弁護士会)
https://niigata-bengo.or.jp/member/satou-katuya/

松本三加(福島県弁護士会)
https://hama-law.jp/lawyer

主催:「ここに弁護士がいてよかった」編集委員会
 https://nakatakashilo.com/legal-access/

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2022年3月 9日 (水)

アクセサリーが嫌い

 他人がつけている分には特に何かをいうつもりはないが、私自身はアクセサリーが嫌いである。
 腕時計も独立してしばらくはつけていたが、やはり腕に何かを巻いた状態がイヤで、今は懐中時計を持ち歩いている。
 1万5000円程度のものだが、ソーラー電波時計のため、時間も狂うこともなく、電池も不要のため、これで十分である。

 首から何かを提げるのもイヤで、身分証明書のようなものを首から提げている人がいるが、あれも無理である。
 指輪なども無理である。
 ネクタイは仕方なく締めているが、いつもゆるゆるである。

 私がもし、金色のゴツイネックレスを首からかけるようになったら、とてつもない心境の変化があったと思ってもらって間違いない。

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2022年3月 8日 (火)

イベント◆弁護士になるキミへ◆のご紹介

 日弁連のイベントの紹介です。
 以下、日弁連の該当ページの内容を貼り付けます。

高校生や進路未定の大学生などの方を対象として,弁護士の魅力を発信するイベント「弁護士になるキミへ」を開催します!
弁護士になるためのプロセスや実際の「弁護士」の日常や仕事ぶりを知っていただくことで,弁護士という職業の魅力を感じてもらえるような内容を予定しています。
弁護士を進路として希望する学生さんはもちろん,これから検討する学生さんにも有益な内容です。
関わりのある生徒さんや学生さんがいらっしゃいましたら,ぜひ御案内ください。

■日時:2022年3月28日(月) 13時00分~16時00分

■開催方法:会場およびZoomによるハイブリッド開催【事前登録制】
※会場定員60名,Zoom定員1000名程度(いずれも先着順。)
※感染状況によっては会場参加を中止し全てオンラインにて開催する可能性があり
ますのでご了承ください。

■場所(会場参加の場合)
一般社団法人国際紛争解決センター東京施設・事務局
(アクセス)
https://idrc.jp/#access

■参加対象:高校生,大学生

■申込方法
以下の申込フォームからWEB上でお申込みください。
参加希望多数の場合は先着順となりますので,ご了承ください。
(申込みフォーム)
https://form.qooker.jp/Q/auto/ja/bengoshikimi/narukimi/

■内容

 第1部 弁護士への道
 1 法学部生,法科大学院生の座談会
   現役法学部生,法科大学院生って,どんな学生生活を送っているの?
 2 若手弁護士の座談会
   若手弁護士ってどんな仕事をしているの?   
 3 講演:杉山翔一(弁護士)
   「弁護士だからできるスポーツの国際的な仕事」
 4 講演:亀石倫子(弁護士)
   「社会を変える~弁護士として必要な力~」
 5 ドラマで弁護士を演じた俳優・阿部寛さんからキミたちへのビデオメッセー
ジ!

 第2部 弁護士に会ってみよう
 登壇した弁護士と直接じっくり話せます!
 部屋に分かれて気軽に話をしてみませんか?

■日弁連HP(イベント:弁護士になるキミへ)
https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2022/220328_2.html

[お問い合わせ先]
日本弁護士連合会 法制部法制第一課
TEL:03-3580-9511

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2022年3月 7日 (月)

今週の小次郎

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 ドッグフードを食べている二代目小次郎である。
 ドッグフードを全て食べないと朝のオヤツがもらえないため、しぶしぶ食べている。
 
 オヤツと白いご飯と梨とリンゴに全てをかけているのである。

 今週はまた冷え込む予報である。
 暖かくなってもコロナは消えないだろうか。
 とにもかくにも、今週も頑張っていきましょう。

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2022年3月 4日 (金)

読書日記「読んでいない本について堂々と語る方法」

 ちくま学芸文庫。ピエール・バイヤール。

 「シャーロックホームズの誤謬」と「アクロイドを殺したのは誰か」という傑作を書いた筆者による、表題作である(この2冊は、推理小説の探偵の推理が誤っているとして、正しい結論を筆者でもないのに導き出そうとした傑作で、面白いことこの上ないので、推理小説に興味がある人で、読んだことのない人は是非読んで欲しい。)。
 読んでいない本について分類して、それぞれについて筆者の論理を展開する。
 そして、読んでも居ない本について批評をしてきた過去の文学者たちの発言も紹介している。

 全く読んでいない本、他の人の書評や劇などで筋を知っている本、読んだけれど内容をすっかり忘れた本、読んだものの内容を自分の中で変容している本。。。だから本は読まなくていいのだ!いや、極論過ぎるでしょうと突っ込む。

 ロングセラーであることがうなづける一冊。
 大変面白かったが、既に私も内容を少しずつ忘れていて、上記の紹介が正しいとは限らないのである。

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2022年3月 3日 (木)

シャンプーを忘れる

 朝に風呂に入るのだが、風呂に入りながら少しずつその日の仕事のことを考え始める。
 そうすると、風呂から上がった時に、シャンプーをしたかどうかが分からない時がある。
 考え事に集中していたためである。

 私は身体を洗い、顔を洗ったあと、頭から湯をかぶるのだが、これでシャンプーを済ませてしまったと思い込んでしまうときがたまにあるのである。
 どうやらシャンプーを忘れたと思われる日は1日が憂鬱である。
 頭から湯をかけた時点でシャンプーをしたかどうか分からなくなった時はもう一度シャンプーをするのだが、泡立ちが極めてよいと、「ああ、洗ってたんや・・」と分かるのである。

 認知機能が低下しているのかもしれないが、花粉症のせいもあると信じたい。連休明けくらいまではスギとヒノキでつらい日々である。

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2022年3月 2日 (水)

75期修習生向け・あなたも『ひまわり基金弁護士』に!~都市型公設事務所・養成事務所による合同説明会~

 私が元委員長をしていた日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会(現在も委員。元委員長という謎の役職)は、司法アクセス障害の解消をその目的としています。
 誰でも法律相談ができるように各地に設置されている法律相談センターについて所管し、弁護士が少ない弁護士過疎地域に弁護士の会費を財源とするひまわり基金によって開設されたひまわり基金法律事務所の運営等を所管しています(もう一つは弁護士過疎地域で開業する弁護士への無利息の貸付制度を所管。)。
 ひまわり基金法律事務所の所長になる、あるいは興味があるという75期修習生向けに(弁護士過疎地域で活動することに興味がある若手弁護士も歓迎)、以下の説明会が企画されていますので、ご紹介させていただきます。
 オンラインですので、参加が容易です。是非、ふるってご参加ください。
 参加方法は、一番下の日弁連のサイトのリンクをご覧ください。
 以下、日弁連のチラシからの転載です。

日時:2022年4月16日(土) 11時~12時30分
開催方法:Zoomミーティングによるオンライン開催
日弁連・弁護士会連合会・弁護士会では,弁護士過疎の解消のために,「ひまわり基金法律事務所」を設置し,運営を支援しています。 若手弁護士でも1人でやっていけるのか?法テラスのスタッフ弁護士との違いは?
 今回の説明会では,これらの疑問にお答えするととともに,ひまわり基金法律事務所に赴任する新人弁護士の養成に携わる弁護士たちにも参加してもらい、ざっくばらんにおしゃべりする時間を設けたいと思っています。あなたも「ひまわり基金弁護士」として弁護士過疎地で活躍してみませんか・・・?

【当日の進行】
ガイダンス(11:00~11:30)
 ひまわり基金法律事務所,新人弁護士等養成事務所についてご紹介します。
座談会(11:30~12:00)
 赴任経験者が弁護士過疎地で働くことのやりがいやキャリアパスについて語り合います。
 葦名ゆき弁護士/加賀山瞭弁護士
新人弁護士等養成事務所との意見交換(12:00~12:30)
 Zoomのブレイクアウトルームを利用して,弁護士過疎地への多くの赴任者を輩出している新人弁護士等養成事務所の採用担当者らと直接お話をいただく機会を設けます。
※なお,1つのブレイクアウトルームに対して,数の事務所・参加者を同時に割り当てさせていただきますので予めご了承ください(時間等の都合上,1対1での個別面談形式ではございませんので何卒ご承知おきくださいますようお願いいたします。)。
★参加事務所
①弁護士法人すずらん基金法律事務所, ②弁護士法人水原・愛須法律事務所③弁護士法人空と海そらうみ法律事務所,④浜通り法律事務所,⑤弁護士法人東京フロンティア基金法律事務所 ⑥桜通り法律事務所,⑦弁護士法人渋谷シビック法律事務所,⑧紀尾井町法律事務所       ⑨森・濱田松本法律事務所,⑩弁護士法人かながわパブリック法律事務所,⑪日出町法律事務所⑫弁護士法人広島みらい法律事務所,⑬弁護士法人あさかぜ基金法律事務所

https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2022/220416.html

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2022年3月 1日 (火)

日弁連の新しい法律相談ムービーが完成しました!

https://www.youtube.com/channel/UCWuadyWQFtHKDfNh2ybkKpg

 日弁連のユーチューブチャンネルに、「偉人が駆け込む法律相談所」と、「人生の中の法律相談」が更新されました。
 いずれもアニメです。偉人が駆け込む法律相談所は、かなりぶっ飛んだ仕様になっています。
 是非、見ていただいて、拡散していただければ幸いです。
 例によって私は企画に参加し、人生の中の法律相談ではいくつかシナリオも書いております。

【偉人が駆け込む法律相談所】
 様々 な悩みを抱えた偉人たち。
 プライバシーの侵害、消費者トラブル、SNSでの誹謗中傷・・・今も昔も悩みは尽きません。
 その悩み、弁護士に相談してみませんか?
 人の悩みも多様化の時代。
 弁護士会の法律相談センターへ!

【人生の中の法律相談】
 少し心が温まるショートムービー。
 借金、遺産分割、離婚・・・人生の中で起こる様々な問題。
 一人で悩まず、弁護士に相談してみませんか?
 あなたの「困った」に法律相談センターが寄り添います。
 弁護士会の法律相談センターへ!

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