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2022年4月15日 (金)

読書日記「支那扇の女」

 角川文庫。横溝正史。
 絶版となっていた表題作の復刻版である。

 2回目に読んだはずだが、前に読んだのは中学生か高校生の時だったので、ストーリーをすっかり忘れていたので楽しめた。
 字も大きくなり、老眼にはありがたい。

 稀代の殺人鬼とされる支那扇の女に似ていると夫から言われてノイローゼとなり自殺を図る女性。
 その女性は夢遊病の状態で真実殺人を犯したのか。あるいは真犯人は他にいるのか。
 金田一耕助の推理が冴える。

 他に短編「女の決闘」を収録。

 

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