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2022年6月29日 (水)

かりゆしの上着

 基本的に夏場はかりゆしシャツを着て仕事をしているのだが、かりゆしは涼しいので、事務所で冷房が効いていると寒いことがある。
 仕方が無いので、本末転倒のようだが、薄手のダウンベストを着て書面を書いたり記録を読んだりしている。

 外で寒い時には、事務所で置いてあるダウンベストはないので、寒さをこらえるしかない。
 外で寒い時は、店の冷房が効きすぎている、その日は気温が低い、風が強くて寒い等である。

 こういう場合、かりゆしの上には何を着用すればいいんだろう?
 何を着れば、おかしくないのだろう?
 沖縄の人は、寒い時どうしているんだろう?

 悩んだので、ネットで検索すると、沖縄の人も、カーディガンを羽織ったり、普通の上着を着ているようである。
 カーディガンでも買おうかと悩み中なのだが、そもそも涼しさを求めてかりゆしを夏場着用しているので、それこそ本末転倒ではないかと思ったり、そもそも私はカバン以外に物を持つのがイヤなので、カーディガンを持ち歩くことはイヤではないのか。
 悩んでいる。

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2022年6月28日 (火)

資料は整理して綴じるとかして欲しい

 受任事件や裁判資料の控えを依頼者に必ず送るのだが、「見当たらない」として連絡が来る依頼者がいる。
 ファイルなどに綴じたりしてまとめておかないと、どこに行ったか分からなくなるので、普通はそうしてくれていると思うのだが、封筒から引っ張り出して、整理しないでおいておいて、「もらっていない」「どこにいったかわからない」と言い出されると非常に困る。
 きちんと整理しておいてもらわないと、打合をするにもまたコピーしないといけない。
 お願いだから、資料は整理して綴じるなどしてもらいたい。

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2022年6月27日 (月)

今週の小次郎

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 疲れたっす・・・という感じでソファーでダラダラしている二代目小次郎である。
 休日に散歩に行き、暑さが和らいだ時間であったため、他のワンコ、自転車、ウォーキングの人々にいちいち怒り、そのあげくに疲れたのである。
 そろそろ落ち着いて欲しいものである。

 暑さがじわじわやってきています。
 そんな中ですが、今週も頑張っていきましょう。

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2022年6月24日 (金)

読書日記「都市で進化する生物たち」

 草思社。メノ・スピルトハウゼン。

 進化とは何千年もかけて起こるものという思い込みがあるが、そうではなく、都市の中でも非常に短いターンで起こっているものである。
 実例を豊富にあげて、進化という概念を覆す一冊。
 アリの作る環境を利用する生物、有名なシモフリガの話(工場の出す煙により木が黒くなったところ、黒いシモフリガが生き延びた)、くるみ割りに自動車を利用するカラス、タバコの吸い殻で巣を作る鳥等々。
 ダーウィンが返事を書かなかった手紙の謎とは。

 生物というものは、本当に興味深い。
 これは万人受けする一冊であるし、面白い。

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2022年6月23日 (木)

スタンプ

 事務の効率化のために、事務局に指示を出す際のスタンプを作っている。Xスタンパーというもので、3000円程度。
 記録と一緒に指示のものを挟んで、裏紙にスタンプを押して、アウトボックスに入れる。
 アウトボックスは定期的に事務局が取りにきて、担当事務局が処理をする。

 私のボスは記録に綴じることから、事務局を読んで指示していたので、そのたびに事務局の手が止まっていた。
 事務局のペースも乱れるし、細かい計算をしている時には忘れることもあるだろう。
 そのため基本紙での指示(口頭で補足しないと分からないものは補足する)としている。
 こちらの方も、スタンプで押すことで手で指示を書くこと手間が減る。
 日弁連公設事務所・法律相談センター委員会で紹介したり、私の事務所に偶々来た弁護士が見て、一定程度真似をしている。
 今作成しているのは、次のとおり。
 「済」電話をかけてください等のメモに押して、私が電話済であることを事務局と共有する。
 「案」依頼者にメールで送ったり、郵送する際、案の段階のものに押印する。
 「記録につける」事件で経費を使ったものについて、事務局につけてもらう。
 「清算願います」事件等の経費で私が支払ったものについて、事務所のお金から戻してもらう。
 「PDFにしてLSへ」準備書面やファックス等、メールでやりとりする依頼者にPDFにしてもらい、共通サーバー(リンクステーション)に入れてもらう。
 「一旦戻してください」一部処理をしてもらって、私の方にもすることがあり、記録を戻して欲しい時に使う。
 「誤字脱字チェック願います」字の通りである。以下、説明の要らないものは省略。
 「FAX→記録に綴じる」「記録に綴じる」「記録にはさむ」
 「連絡文綴りに綴じる」訴訟になった場合、主張と証拠以外の依頼者との連絡書や打合メモは本文に綴じると訳がわからなくなるので、連絡文綴りというものを作りそちらに綴じている。
 「返信用封筒入れる」「提出願います」
 「誤字脱字OKなら」このあとにPDFにしてLSへとか、提出願いますを押す。
 「速達又はレタパで」郵便が遅くなっているための作成した。
 「本人控え不要」依頼者に送らなくてよい資料などに押す。
 「背表紙に書く」連絡先等を書いてもらう時に使う。
 「シュレッダー」「支払よろし」「管財事件郵便物本人へ」「処理願います」「本人に郵便で送る」「債権者に上がっているかチェック」「本人に控えを郵便で送る」
  全てそれなりに使用しているが、スタンプがだいぶ増えてきて、時々スタンプがどこにあるかわからなくなるのが問題である。

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2022年6月22日 (水)

昔の弁論

 民事訴訟では、今はWeb会議が中心になってきつつあるように思うので、他人の弁論を見ることが少なくなってきている。
 昔は10時なら10時に4~5件弁論が入っていたので、前の事件をやっている弁論を見ることができた。
 そういうものを見て勉強したり、「ああなってはいけないな」と思ったものである。
 私が体験したり、他の弁護士から聞いた話を並べてみた。

1、期日当日に書面を持参して、裁判所が「どういうことを書いていますか」と聞くと、長々と話をし出す原告代理人。裁判官が途中で遮って、「それは前の書面でも書いていましたよね。どこが違うんですか。」と確認。そうすると再び長々と話をし出す原告代理人。後の事件が詰まっているので、裁判官もこらえきれなくなり、「もういいです。裁判所は請求の趣旨を特定してもらいたいとこの事件が係属してからずっとお話しています。次回までに特定してください。提出期限は定めているので、次回は当日提出しないでください。」。被告代理人はその間ずっと下を向いてうなだれていた。
 その事件は事件番号からして、係属して既に3年は経過していた。
 偶々私の事件の弁論の次回期日が、上記事件の次回期日と同じ日となった。
 次回期日でも現場で書面が提出され、私の前で前回と同じやりとりが続いたのであった。

2、期日前に準備書面がファックスで提出されていた。期日に行くと準備書面が提出されている。
  私の知人弁護士はクリーンコピーが出たのかと思っており、裁判官もクリーンコピーですかと提出した代理人に聞くと、「ファックスしたものから少し考えて変更をしたので、今日提出したものを陳述して、ファックスしたものは陳述しません。」とのこと。
  裁判官「どこが違うんですか」と聞くと、延々と説明が始まり、後の事件があるので、裁判所もじれて、「次回でよいです」と言ったとのことである。
  知人弁護士が比較したが、ほとんどファックスで出されたものと当日出たものは変わりがなかったとのことである。

3、手形訴訟で通常移行しないまま、被告側で3年事件をしていた。

 いや、昔はいろんな弁護士がいたものである。実は、3つの事例は全て同一の弁護士であるとかないとか。。。

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2022年6月21日 (火)

法学セミナー7月号特集「ここに弁護士がいてよかった」

 各地のひまわり基金法律事務所や経済的支援を受けて独立開業されている弁護士がリレーエッセイを書いて掲載されている、法学セミナーの「ここに弁護士がいてよかった」が、7月号で特集されています。
 私も冒頭に寄稿し、座談会でも話をしています。
 よろしければ、購入していただき、一読いただければと思いますし、ロースクール生や学部生にもご紹介いただければ幸いです。
 以下、掲載記事の目次を掲載しておきます。

特集=ここに弁護士がいてよかった

あなたも「ひまわり弁護士」になりませんか?……中 隆志
原点の宝庫――ひまわり赴任経験とキャリア形成……葦名ゆき
行雲流水、様子見とその先……松田亘平
2人でいたからできたこと
――北海道紋別市におけるひまわり弁護士の協働
……田村秀樹=長岐和恵
あこがれに あこがれ続け あこがれる……小林竜也
受け継がれるものと私の原点……古賀祥多
すべての人に司法を――「ひまわり基金」のプロジェクト……加賀山 瞭
●[座談会]
連載1年を振り返って……中 隆志=松本三加=林 信行=加賀山 瞭=橋爪愛来 
たすきをつなぐ
――学びと成長の先に広がる世界を、分かち合うこと……松本三加 

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2022年6月20日 (月)

今週の小次郎

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 じゅうたんにゴロンゴロンしている二代目小次郎である。
 マッサージをしてもらい、ボールで遊んでもらい、満足したのでご機嫌なのである。
 やや真剣な顔である。

 これを書いている時点でかなりジメジメしてきている。
 ジメジメはうっとおしいですが、今週も頑張っていきましょう。

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2022年6月17日 (金)

読書日記「罪と罰を読まない」

 文春文庫。岸本佐知子ほか。

 文学に関係する仕事をしているにもかかわらず、罪と罰を読んだことのない4名が罪と罰のストーリーを勝手に推測していく前半。
 そして、とうとう罪と罰を読んだ後の対談。

 抱腹絶倒の一冊。私は罪と罰は読んでいたのだが、すっかり筋を忘れていてそのことに驚愕。
 これは、読んでいないに等しいと気づく。
 ドストエフスキーをもっと読まねば・・と思い、本棚を見たら、罪と罰のほか、「地下鉄の手記」「悪霊」「白痴」が入っており、かろうじて白痴は記憶していたが、他はすっからかんに忘れていたのであった。

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2022年6月16日 (木)

野菜

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 今年も性懲りも無くプランターに野菜を植えた。
 キュウリとナスビができてきている。
 このほか、オクラとトマトを植えた。トマトはかなり植えたので、問題なく育てばこの夏はトマトは買わなくてもよいのではないかと思っている。
 スイカも植えたが、これは元気がないため、ダメではないかと思っている。

 無事に育って欲しいものである。

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2022年6月15日 (水)

チャドクガ

 チャドクガの幼虫の毛虫を見たら、近づいてはいけない。
 著作権の関係があるので、ここには画像は掲載できないが、自宅に庭がある人や、これから子どもを連れて公園に行く人は、チャドクガの幼虫で検索しておいてもらって、近づかない方がよい。
 この毒針に刺されると、数ヶ月は痛がゆい。しかも、我慢できないほどである。
 私と故中村利雄はほぼ同時期に庭に発生したチャドクガの幼虫にやられ、2人で酒を飲みながらチャドクガの幼虫の恐ろしさについて語り合っていた。
 お互い刺された腕をかきながら。。。

 ムヒの最上級のものを塗っても効かなかった。

 チャドクガの幼虫は、毒針を飛ばしている可能性がある。
 近づいただけで毒針が手に刺さるからである。
 刺された場合には、ガムテープなどで刺された部分の針を抜かないといけない。
 掻いてしまうと、針が身体の中に残るため、後遺症がしばらく残るといわれている。

 時に集団でいることも多いチャドクガ。
 もはや生物兵器である。

 実は、庭に一匹いるのを見て、近づかないようにしている。。。
 恐ろしいチャドクガ。。。

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2022年6月14日 (火)

連絡してくれない依頼者

 連絡が取れない依頼者が一番困る。
 通常の弁護士は、依頼者が思っているよりも依頼者の紛争を何とか解決しようとしているため、連絡がつかないからといって直ぐに辞任もしたくないものである。
 最近は新型コロナウィルスで連絡もできないかもしれないので、何とかして依頼者と連絡を取ろうとする。

 依頼者の状況からして、辞任するとどう考えてもろくなことにならないことが見えていることも多いので、何とかして連絡をしてもらいたいと考えて携帯に電話を何度もかけ、手紙も送り、時には自宅まで様子を見に行くこともないではない。

 抱えている紛争を解決しないと先でろくなことにならないから、受任した弁護士の方が割とやきもきしているのであるが、連絡をしてくれないのである。

 辞任したあと、新しい弁護士が見つかり、紛争が無事解決しているとよいのだが、連絡をしてくれないことにはどうしようもないのである。

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2022年6月13日 (月)

今週の小次郎

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 いつもは服を着ているのだが、雨の中散歩に出たので服を脱いでいる二代目小次郎である。
 初代小次郎は身体も割合茶色が混じっていたのだが、二代目小次郎はほぼ真っ白である。
 二代目小次郎を見ると遠くから必ず吠えるボーダーコリーがいるのだが、ウサギと間違えているのではないかと勝手に思っている。

 6月も半ば近くまで来ました。
 これを書いている時点でそこまで気温は上がっていませんが、少しずつあのうだるような夏が近づいているのであろう。
 今週も頑張っていきましょう。

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2022年6月10日 (金)

読書日記「古代中国の24時間」

 中公新書。柿沼陽平。

 2000年前の古代中国で人はどういう生活を送っていたのかを、筆者が古代中国の人となって歩いて見聞するという形式で語る一冊。
 史料に基づいて、様々なエピソードも交えつつ平易な語り口で語られるので読みやすい。
 内容は充実しており、三国志の世界で普通の人々がどういう暮らしをしていたかを考えるとまた三国志の世界についても理解が深まる気がする。
 万人受けするような新書ではなく、読み手は選ぶ一冊であろうと思われる。

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2022年6月 9日 (木)

かりゆし

 暑くなってくると、夏場はかりゆしシャツで仕事をする。
 5月の終わりから、気温を見て暑そうな日はかりゆしを着用し出している。
 私の友人弁護士は裁判所もかりゆしで行くということだが、私は場面により変えていて、全てかりゆしという訳にもいかない。
 刑事事件の被害者参加などは、かりゆしだとさすがに緊張感に欠けると思うからである。
 最近はWeb会議での裁判が多くなっているので、かりゆしを着る機会は増えると思われる。

 まだ朝晩は涼しいので耐えられるが、そのうち終日暑くなると思うと、気が重い。
 真冬の寒さでは早く暖かくならないかと思い、真夏は早く涼しくなればよいと思うのだが、最近は春も秋も短いので、過ごしやすい日は少なくなっているように思われる。
 弁護士になった頃は、スーツを着用してネクタイを結んでいたが、真夏は汗だくであった。
 今でもそうしている弁護士も一定割合いて、「汗だくにならないと体調が悪い」という人や、やはり仕事をする以上身だしなみには気をつけているという人のようである。
 一度かりゆしを着たら、そういう人も辞められなくなると思うのであるが。
 私はもう真夏にスーツには戻ることはできない。

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2022年6月 8日 (水)

Web会議による書面による準備手続

 今年の7月4日から、地方裁判所の全支部でWeb会議による書面による準備手続が開始される。
 既に先行して多くの裁判所で開始されていたが(京都も早くから導入されていた)、全国の地方裁判所でWeb会議によって書面による準備手続きが実施できるので、裁判のある程度の期日に行かなくともよくなる。
 以前は遠隔地の裁判所は電話会議で実施していたが、顔が見えると議論がしやすい上、新型コロナウィルスの影響でリモート会議が増えてかなり慣れてきていること、電話会議だと受話器を片手で持つと記録を探す時にも困っていたが、Web会議であれば基本的に両手は空いているので記録も見やすいなど、明らかに利用はしやすくなっている。
 地方の事件も全国どこでも依頼を受けやすくなり、大都市の弁護士に依頼し、地元の弁護士に依頼しなくなるのではないかという懸念も指摘されているが、そこはどうなのであろう。
 これからの課題であるが、顔を合わせて打合をすることを考えると、遠隔地の弁護士にわざわざ依頼するのかという問題がある一方で、依頼者との打合もリモートで実施している場合があることを考えると、あり得るという気もする。
 27年前に弁護士になった時、遠方の裁判所に毎回行っていたが、途中で民事訴訟法が改正されて電話会議で裁判が実施できるとなった時にはその利便性に感激したものであるが、Web会議はさらに利便性を高めるので、江戸末期に黒船が来たほどの歴史的変革である。
 裁判所が利用しているチームズは時々入れなくなったり不安定になるので、まだまだ改善点があるとは思っている。
 裁判のあり方が変わっていく中で、弁護士の方も対応を日々検討していく必要がある。
 最近は京都地裁に行く時も面倒と思ってしまい、人間というものは安きに流れるものだということを痛感する今日この頃である。
 
 

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2022年6月 7日 (火)

オオスズメバチ

 世界最大のスズメバチで、その大きさは大人の親指くらいもある。

 初夏になると時々うちの庭にも来るし、そのへんを飛んでいる。
 二代目小次郎の散歩をしている時に、オオスズメバチに出くわした。距離にして1メートル程度であった。
 オオスズメバチは恐ろしい。時速40キロで飛び、刺されると人によってはアナフィラキシーショックを起こして命の危険すらある。
 私もオオスズメバチは恐ろしくて、飛んでいたらできるだけ距離を取る。

 勤務弁護士の頃、冷房を入れるまではないので窓を開けて仕事をしていたら、頭の真後ろで羽音がしたので振り返るとオオスズメバチが飛んでいたことがあり、そろそろと執務室から逃げたことがある。出ていってくれるのをひたすら待つほかなかった。

 二代目小次郎は、オオスズメバチの「ブーン」という羽音が気になるようで、近づいて行こうとするため、散歩の時はある程度自由にさせている私も、必死にリードを引っ張り反対方向に逃げた。

 その後も何度か飛んでいるのを目撃している。数はいないので、まさか近くに巣はないと思うが、本当に本当にオオスズメバチは恐ろしいので、興味本位で近づいてはいけないし、窓を開ける時はできるだけ網戸がある方が望ましい。
 怖い。。。

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2022年6月 6日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0878  唯一の友達のぬいぐるみのナマケモノくんにくっついて寝ている二代目小次郎である。  土曜日長いこと散歩をしたあと、隣の公園で子どもが遊んでいるのに吠えていたので疲れたのである。  散歩でもありとあらゆるものに怒るので疲れるのである。しかし、散歩は大好きなのである。  私としては、ワンコの友だちができて欲しいのであるが、明らかに、相手のワンコが、「友だちになってもええで~」と目をキラキラさせてくれているのに、尖ったナイフのように怒るのである。  6月も2週目になりました。  今週も頑張っていきましょう。

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2022年6月 3日 (金)

読書日記「壺中美人」

 角川文庫。横溝正史。

 最近読んでいる復刻版の一冊。
 等々力警部と金田一耕助が2人でぼんやりとテレビを見ていたが、壺の中に美人が入っていく曲芸であった。
 このとき、金田一耕助がその美人の仕草に何か注意を払っていた。
 陶器収集が好きな画家がアトリエで殺される。発見者はそのときに壺の中に身体をくねらせて入っていく女を見ていた。
 殺人者はテレビで金田一耕助が見ていた曲芸師なのか。
 金田一耕助の推理が光る。

 廃園で起きた殺人事件「廃園の鬼」も収録。

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2022年6月 2日 (木)

勤務弁護士の最初の頃

 この5月前後に登録したとおぼしき弁護士が自分の仕事について書いていたりする(ほとんどは匿名で、もちろん守秘義務に反しない程度のさらっとした内容)。
 これは別の弁護士の話だが、尋問にボスと一緒に行ったらいつの間にかボスが消えていて、ボスがする反対尋問を見て勉強しようと思っていたら自分が反対尋問をすることになったという話を直接聞いたことがある。記録もロクに読んでいないで、現場で記録を読みながら尋問をしたということであった。ボスは事務所の机に座って笑っていたということである。
 このボスは遠方の裁判所に尋問に行った際に、「さすがに遠方の裁判所だから帰らないだろう」と思っていたら、またいつの間にか消えていたということであった(だいぶ前に聞いたので少し違うかもしれないが、とにかく2回尋問の場から逃走したことは間違いない)。
 推測するに、尋問前に勝負が決まっているから、尋問で結果が変わるような事件ではなかったのかと思うが、ここまでのオンザジョブトレーニングはさすがに聞いたことがない。

 私は入所3日目に保全取消審尋期日が入っていて、私が行くことにされていた。申立が正当でこちらに反論する余地がなかったのだが、自分で考えて審尋期日は対応した(ボスに聞いたが教えてくれなかった)。翌日に保全取消決定をもらったが、私の名前が書かれていてなんとなくめげたことを覚えている。
 入所して5日目に初弁論を1人で行ったのだが、その場所は浦和地裁川越支部であった。兄弁が隣で私に聞こえるように、「どうしよう。間に合わない。」と繰り返し言っているので、どういうことかと聞くと、「14時に大阪高裁で刑事の期日が入っているが、13時10分に浦和地裁川越支部の第1回弁論がある。」ということであった。どこでもドアでも使わない限り間に合わないですよね、という話をして、これは私に浦和地裁川越支部に行けということであろうと思い行くことを申し出たところ、兄弁もそうしてもらいたかったということであった。
 翌週には少し離れたところの簡裁の調停で、ボスに「不成立にしかならないから」と言われて、「不成立にして帰ってきたらいい」と初めて会う依頼者と1人で置いて行かれた。結局、偉いのは調停委員なのだが、成立して帰ってきた。
 ボスに1日で九州を2ヶ所回るという出張を入れられていて、「電車の時間は間に合うんですか」と聞いたところ、「間に合うんちゃうかな。時刻表は調べてないけど。」と言われたこともあった。時刻表を調べたところ、13時15分の弁論で、13時30分の特急に乗らないと次の裁判所に間に合わないということがわかり、タクシーを待ってもらい、一番に弁論を入れてくれるよう予め頼んでおいたこともあった。
 その他、書き切れないし、守秘義務的なこともあるのでこの程度とするが、若手の弁護士には頑張ってもらいたいものである。
 

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2022年6月 1日 (水)

マスク

 先日、大阪高裁の期日に行く際、時間短縮のために京都駅から新大阪駅まで新幹線の自由席に乗車したのだが、席でマスクを外している人がかなり増えていた。
 政府の分科会がマスクを一定の場合には着用しなくてもかまわないと言ったことが影響しているのであろうかと思う。しかし、室内で2メートル以上の距離が離れていなければ着用を推奨されているから、新幹線の自由席では、着用を推奨される場合だと思うのであるが、きっと細かく考えずに外しているのであろうと思いながら見ていた。
 これから暑くなるので、外を歩く場合で距離が取れるのであれば、確かにマスクは要らないであろうと私も思うのであるが、中々マスクを外すことに抵抗がある人も多いように報道されている。
 習慣化したものを戻していくのは、中々に難しいのかもしれない。

 なお、新大阪駅で裁判所までタクシーに乗ろうとして、後ろで騒いでいる集団がいたので振り返るとデイブスペクターが若者に囲まれて写真撮影に応じていた。
 なぜか、それから30分ほど、私のスマホがつながらなくなったのであるが、まさかデイブのせいではと思ったかどうかは内緒である。

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