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2022年6月22日 (水)

昔の弁論

 民事訴訟では、今はWeb会議が中心になってきつつあるように思うので、他人の弁論を見ることが少なくなってきている。
 昔は10時なら10時に4~5件弁論が入っていたので、前の事件をやっている弁論を見ることができた。
 そういうものを見て勉強したり、「ああなってはいけないな」と思ったものである。
 私が体験したり、他の弁護士から聞いた話を並べてみた。

1、期日当日に書面を持参して、裁判所が「どういうことを書いていますか」と聞くと、長々と話をし出す原告代理人。裁判官が途中で遮って、「それは前の書面でも書いていましたよね。どこが違うんですか。」と確認。そうすると再び長々と話をし出す原告代理人。後の事件が詰まっているので、裁判官もこらえきれなくなり、「もういいです。裁判所は請求の趣旨を特定してもらいたいとこの事件が係属してからずっとお話しています。次回までに特定してください。提出期限は定めているので、次回は当日提出しないでください。」。被告代理人はその間ずっと下を向いてうなだれていた。
 その事件は事件番号からして、係属して既に3年は経過していた。
 偶々私の事件の弁論の次回期日が、上記事件の次回期日と同じ日となった。
 次回期日でも現場で書面が提出され、私の前で前回と同じやりとりが続いたのであった。

2、期日前に準備書面がファックスで提出されていた。期日に行くと準備書面が提出されている。
  私の知人弁護士はクリーンコピーが出たのかと思っており、裁判官もクリーンコピーですかと提出した代理人に聞くと、「ファックスしたものから少し考えて変更をしたので、今日提出したものを陳述して、ファックスしたものは陳述しません。」とのこと。
  裁判官「どこが違うんですか」と聞くと、延々と説明が始まり、後の事件があるので、裁判所もじれて、「次回でよいです」と言ったとのことである。
  知人弁護士が比較したが、ほとんどファックスで出されたものと当日出たものは変わりがなかったとのことである。

3、手形訴訟で通常移行しないまま、被告側で3年事件をしていた。

 いや、昔はいろんな弁護士がいたものである。実は、3つの事例は全て同一の弁護士であるとかないとか。。。

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