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2022年11月30日 (水)

本屋に行く

 Amazonで本も購入するが、やはり現実の本屋に行く方がよい。
 本屋も、同じ本屋でなくいくつかの本屋に行きたい。
 本屋によって並べ方や押している本が違っていて、「ほほう」ということもあるから、何種類かの本屋に行くようにしている。

 各新聞などの読書評に掲載されている本を棚に入れてくれている本屋があるのだが、そういうのは嬉しい。

 理想は毎週1回は本屋に行きたいのだが、中々そうも時間を作ることができないので、月に2回程度は行くようにしている。
 理想は1ヶ月に10冊は読みたい。すなわち、年間120冊は読みたいのであるが、実際はその半分程度でとどまっている。

 行動制限がなくなったため、出張も戻りつつあるので、移動時間に読書量を増やしたいところである。

 皆さんも、読書しませんか。
 

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2022年11月29日 (火)

加害者側代理人

 被害者側代理人をしているので、多くの加害者側代理人(その大半は損保会社の代理人)と相対することになるが、多数の案件を対応されてきた加害者側代理人は、事件に対する対応がスマートである。

 被害者側に対して、感情を逆撫ですることは主張しないし、必要最低限なことを淡々と主張される。
 被害者の尋問でも必要最低限なこと以上は聞かない。

 これに対して、たまにあまり案件をこなしていないか、加害者との人的関係でスポットで対応しているのかと思われる加害者側代理人は、「これ被害者が読んだらお怒りになられるであろうな」という書きぶりや主張をしてきたり、尋問で「それを聞いてどうするのか」ということを聞いたりする。

 もちろんスマートな加害者側代理人が主張する、必要最低限なことでも被害者はお怒りになられるのだが、そこは立場があるからということで説明できるのだが、そうではないと説明が難しい。

 加害者側代理人にはスマートで居て欲しいものである。

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2022年11月28日 (月)

今週の小次郎

Dsc_19322

 大あくびをしている二代目小次郎である。
 寝るのが大好きである。

 好きなだけ寝られたら、どれだけよいかと思うが、ワンコにはワンコの苦労もあるであろう。
 12月が見えてきました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2022年11月25日 (金)

読書日記「80歳の壁」

 幻冬舎新書。和田秀樹。

 人生100年時代と言われているが、健康寿命は又別のものである。
 健康で元気で80歳の壁を越えるというのは実は非常に難しい。

 これは、精神科医の著者が考える80歳の壁を越えるために日頃心がけるべきことを色々と書いている。

 ストレスをなくして、あまり細かいことにクヨクヨせずに生きていくことが大切だと感じさせられた。
 内容はネタバレとなるので、ここには詳細は書かないが、ネットなどで項目だけを見て読まれるかどうか判断してもらいたい。

 今、父親に貸している。

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2022年11月24日 (木)

被害者参加と刑事事件の控訴

 刑事事件に多数参加代理人として関与してきているが、一審の判決が出て、被害者ご自身や、ご遺族からすれば一審判決の量刑が納得できないという時がある。
 以前調べた時には、被害者参加している場合、被害者が独立に控訴をすることができる国もあったが、極めて少数派であった。

 日本でも被害者には独立して控訴をする権利はなく、検察官に控訴をするよう意見をすることしかできない。

 検察庁では、早々に控訴をするかどうかを決めてしまうので、被害者の意見は早急に出さないといけない。
 そのため、金曜日に判決があった場合には、月曜日の午前中には出してしまうくらいの速さが必要である。
 被害者参加代理人の仕事は、判決が出て終わりではなく、判決をできるだけ正確に書き取り、被害者あるいは被害者のご遺族と協議し、被害者が控訴を求めたい場合には、それを意見書としてまとめて検察庁に提出する。
 検察庁としては、控訴をして覆る蓋然性がなければ控訴は中々してくれないので、意見を出しても控訴をしてくれないことも往々にしてある。
 そのような時には、場合によっては被害者とともに検察官に説明を聞きに行くこともしている。

 検察庁が控訴をした場合には控訴審での活動が待っている。

 判決が出て終わりではないのが被害者参加代理人の活動である。

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2022年11月22日 (火)

全国法曹サッカー大会in淡路島

 10月最後の土日に、神戸チームが主催で、第35回全国法曹サッカー大会が淡路島で開催された。
 神戸チームは2年前に主催予定であったが、新型コロナウィルスの真っ只中であったため、その年だけ開催できなかったので、再度の主催である。

 今までは、前年度の成績により、1位のチームは最下位のチームと同じリーグ・・というように順位順で分けられ、私が所属する京都2(マスターズ)チームは例年下位のため、初日は強いチームと当たり、初日が地獄であった。たまに初日に強豪に勝つこともあったが、そうすると2日目も順位が上のチームと当たり、2日目も地獄であった。昨年などは、大阪2チームは東京の若い方のチームに10得点くらいされていて心が折れていた。
 正直、これではサッカーが楽しめないということで、今年は初の試みで、ガチでサッカーをしたいガチンコリーグと、楽しみつつ勝利も目指すエンジョイリーグに分けられた。
 京都2は当然エンジョイリーグである。

 大会直前に、札幌チームが10名しか揃わなかったが参戦するということを聞き、札幌地裁で部総括判事をしていた京都2の最高齢の裁判官が「札幌に助っ人に行く」と言い出したところ、京都2は人数が割合多かったので、私も札幌修習の縁で札幌に助っ人に行くことになった。2人では怪我等何かあった時に困るので、同期を1名、一緒に淡路島まで自動車で乗せてもらう後輩を誘い、60代1名、50代2名、40代1名と助っ人としては甚だ心許ないが、一応毎月の練習に来ているメンバーなので、1枠を4人で回せばいいだろうと思っていた。

 前日、三宮に泊まり、食事を探して、ガード下の居酒屋に入ったところ、居酒屋的メニューはあまりなく、「ハムエッグ」「焼きめし」などが並んでいた。ハムエッグは朝食で食べるものではないかという思いをこらえて、美味しくハムエッグをいただいた。

 いざ試合前には、札幌チームは素人もおり、怪我明けもいるということで、何と私が先発となった。
 そんなつもりで来ていないのであったが、一応前半だけは出て、割合ボールも触れてプレスバックからボールを奪うなどした。結果は広島と0-0。やはりエンジョイリーグはそれなりに闘えるのである。
 私が本来所属する京都2は、本来であれば京都1に所属していて然るべき選手が何名もマスターズに参加しているということもあり、決勝トーナメントに駒を進め、決勝で東京アダルトチームに3-0で勝利して、初代エンジョイリーグチャンピオンとなった。
 札幌は、引き分けばかりで最終戦、相手に1点を入れられて、敗戦したが、私を含めそれなりに大会を楽しめたし、札幌チームは非常に気持ちのいい選手ばかりであった。私と同期のK松弁護士は、ジョギングばかりしているため、私から、「ここ一番はダッシュしなあかんで。」と言われて、2日目の試合の最初の1本目のダッシュでもも裏を肉離れし、「俺の大会は終わったわ。。。」と海を見ながらタバコをすっていた。

 昨年覇者の京都1は、連覇を目指したが、準決勝で横浜1に1-0で敗れて、3位決定戦で福岡チームと戦い、3位であった。
 京都1チームはサッカーの名門校でバリバリやっていた修習予定者と、アルゼンチンにサッカー留学をしていたという猛者を新戦力を獲得したが、力及ばずであった。
 横浜には大迫が高校選手権で得点王になった時に、決勝で大迫のチームから2得点して大迫に優勝をさせなかったFWが居て、何とも恐ろしい時代となったものである。
 優勝はその横浜1を破った名古屋1であった。
 名古屋チームの皆さん、おめでとうございます。

 来年は大阪チーム主催である。
 来年も大会に出られるよう、そして、肉離れしないよう、最低限のトレーニングをして、「怪我をしないこと」を目標にして頑張ろうと思う。

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2022年11月21日 (月)

今週の小次郎

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 雨の中散歩に行き、疲れた二代目小次郎である。
 雨の中散歩したため、服を脱いでいる。
 真っ白である。
 邪気のない寝顔である。

 私などは邪気だらけであるが、今週も頑張っていきましょう。

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2022年11月18日 (金)

読書日記「旱魃世界」

 創元SF文庫。J・G・バラード。

 世界の海の表面に膜が張り、世界中が旱魃に襲われる。
 雨が降らない中、人は水を求めて海に向かう。

 主人公の医師ランサムは人が消えていく町に残り、破滅していく世界で1人生きようとする・・・。

 終末世界を描いた傑作であり、元となった「火の世界」と同じ作品と言われる向きもあるが、徹底的に改稿されていることから、翻訳者は、敢えて「旱魃世界」という表題としたということである。

 世界が砂漠化していきつつあるという今の世界の末は、この作品のように、水を求めて人間が戦う世界となるのかもしれない。

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2022年11月17日 (木)

縄跳び

 小学生の頃は縄跳びのチャンピオンであった。
 二重跳びは100回くらい跳べて、後ろ二重跳び、隼などたいていの跳び方は跳べた。
 もちろん、小学生レベルであるし、本当のチャンピオンなどには足下にも及ばない。

 先日、サッカー大会であまりの自分の凋落ぶりに嫌気がさして、運動をしようと久しぶりに跳んでみた。
 二重跳びが15回しか跳べなかった。
 普通に跳ぶのも120回くらいでどうしても足が絡まる。

 歳をとるというのは嫌なものである。

 以上です。

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2022年11月16日 (水)

財布は2万円まで

 財布を自分で購入する時は2万円程度までと決めている。
 そんなに高いものを持っていても仕方がないという思いからである。

 今は「ワニ革」風の財布を持っているのだが、一見高そうに見えるので、ワニ革とよく間違えられる。
 これは1万9800円程度。

 今は懐中時計をもっているが、懐中時計も1万5000円程度までと決めている。
 高い時計には興味がない。

 自動車も国産で安価なものと決めている。レクサスとかには全く興味がない。

 仕事着だけは相応のものを買っているが、それも、ジャケットだけで30万円とかとうてい無理である。
 そういうジャケットを着ている弁護士を見ると、まぶしく感じてしまう。

 カバンだけはトゥミのものを使用しているが、これも弁護士はカバンをハードユースするからである。
 トゥミも7万円程度だが、ブランドものの数十万円するようなカバンは一生買うつもりもない。

 アクセサリーにも興味がない(これは元々あったことがない)。

 みんなが高いものが欲しいという気持ちが無くなったらブランドなどはきっと潰れるのであろう。
 ただ、そうはならないのが資本主義社会なのであろうと思っている。

 

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2022年11月15日 (火)

e-ラーニング「弁護士過疎地域で開業する魅力とそのノウハウ」

 日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会の委員が作成したe-ラーニングが公開されています(ただし、日弁連の会員向け)。
 私も作成には関与しています。
 特に連携機関との関係の構築の仕方などは都市部の弁護士にとっても参考になりますし、弁護士過疎地域でのやりがいと活躍を十二分に感じることができる内容となっています。
 以下は講義の説明です。是非、ご視聴してみてください。

 法律事務所が存在しない、あるいは、周辺人口に比べて弁護士数が少ない地域で開業する場合に利用できる制度や、開業時・開業後に業務を行うにあたって用いることができる社会資源など、弁護士不在・不足地域で弁護士業務を行うためのコツ・ノウハウについて、実際に弁護士過疎地での開業経験のある会員が、当該地域で開業する魅力・やりがいとあわせて解説します。特に、独立開業や事務所の移転を検討している方や弁護士不足地域で登録している方、ぜひ御覧ください。

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2022年11月14日 (月)

今週の小次郎

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 ボールを蹴って欲しいので「ハッ」という感じでやる気ポーズの二代目小次郎である。
 オンとオフの切り替えが早い。見習いたいものである。

 だんだん師走が近づいてきました。
 12月は何かと忙しくなるものです。
 早め早めの準備を心がけたいものです。
 今週も頑張っていきましょう。

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2022年11月11日 (金)

読書日記「キュレーターの殺人」

 早川書房。MWクレイブン。

 刑事ワシントン・ポーシリーズの最新刊。
 バラバラの遺体に残された謎の紙片。この文字列の意味は?
 犯行は誰がしたのか。
 その犯行の裏には何があるのか。
 黒幕である「キュレーター」とワシントン・ポーが対決する。

 このシリーズは面白い。ノンフィクションものや、学術的なもの、歴史に関するものも読書としては面白いのだが、娯楽小説も時には必要だと感じさせられる。
 既刊として、「ストーンサークルの殺人」「ブラックサマーの殺人」がある。
 興味があれば是非。

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2022年11月10日 (木)

コンサート

 コロナがまん延するまでは、時々コンサートに行っていた。
 コロナでコンサートがなくなったが、多くのライブはオンラインで実施されていた。
 いくつかのオンラインライブは自宅で見た。
 ラクであった。

 最近、コンサートが復活しつつあるが、オンラインライブになれてしまったので、正直行く気が起きない。
 リアルで見に行きたい層以外のために、オンラインでも同時中継してくれればよいのにと思う。
 同時中継は、スタッフや、演者が大変なのは分かるのだが。

 オンラインでも流してくれれば、売上も上がるのにと思うのだが、どうであろう。

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2022年11月 9日 (水)

控訴しないからといって、判決に不服がない訳ではない

 一審で確定させる場合、弁護士としては控訴したい、控訴すべきと思っていても、依頼者が控訴したくないという場合がある。
 紛争はエネルギーを使うものなので、「疲れた」という理由で控訴しない場合がある。
 また、やはり日本人は「裁判官がそう判断されるなら」ということで、もう不服はあるが受け入れようというものである。
 一審判決がよく書けているので、もちろん結果も中身も満足であり控訴しないというものもある。

 仮に負けるにせよ、最後の類型のような判決であれば納得できることもある。
 もちろん、勝つに越したことはないのだが、負けることもあるのが裁判である。

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2022年11月 8日 (火)

ひどい高裁判決

 高裁の裁判官の中には、記録を丹念に読み込み、一審の問題点を整理される場合もあり、そうした理由から、一審より充実した判決が出ることももちろんある。さすが高裁であるとうならされることもある。
 しかし、記録をきちんと読まず、一審より判決の内容が後退してしまう判決も一定割合あるのも事実である。
 どこからこんな認定をしたのかという判決である。

 上告又は上告受理申立で主張できる内容は非常に限られていて、「まだ最高裁がある」と思える事件はほとんどない。
 高裁裁判官の中には、そのことを分かっていて、適当な判決を書く人がいるのではないかと思ってしまうこともある。
 どうせ最高裁で覆られないから、この程度でよいだろうという考えが見えたと感じることがある。

 当事者のほとんどは、裁判をするのは一生に一度あるか、ないかである。
 代理人も全員ではないにせよ、その訴訟に相当な労力をかけている。
 もちろん、代理人側にも、裁判官に読んでもらうための工夫も必要だが、「それにしてもひどいんじゃないの」という判決が時にある。

 当たり外れだけで納得ができるものではない。
 多くの弁護士がそう感じているはずである。

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2022年11月 7日 (月)

今週の小次郎

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 イスに背中をごりごりしている二代目小次郎である。
 匂いをつけているのと、ご機嫌なのだと思われる。
 このあとはじゅうたんでゴロンゴロンとする。

 11月も2週目となりました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2022年11月 4日 (金)

読書日記「とめどなく囁く」

 幻冬舎文庫。上下巻。桐野夏生。

 筆者の本は年に何冊か読む。
 人間の暗い部分を出してくるので、読んだあと、ずーんと気持ちが落ち込むのだが、物語の持つ力でしばらくすると、「ずーん」となるのは分かっているのだが、また読みたくなってしまう。
 文庫の新刊として出ていたので読んだ。

 海釣りに出たまま行方不明となった主人公の夫。そのまま死亡認定がされ、主人公は妻を亡くした歳の離れた夫と再婚する。
 元夫の母親は未だ息子の嫁としての扱いをされ、歳の離れた夫の娘からの誹謗中傷を受ける。
 歳の離れた夫との生活に対する苛立ち。
 唯一の親友と思っていた弁護士からも挑発的な言葉が投げられる。
 そんな時に、元夫に似た姿を見たという話が出てくる。また、元夫の母に無言電話がかかってきているという。

 元夫は生きているのか。生きているとして、なぜ姿をみせないのか。
 あるいはただのそら似で、無言電話もたまたまなのか。

 主人公は元夫が何を考え、何をしていたのかを知ろうとする-。

 人の悪意が交錯する佳作である。

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2022年11月 2日 (水)

高裁に記録を全て持っていくか問題

 高裁に行って第1回の口頭弁論をする際、「記録を全て持っていくか」と悩むことがあるが、結局、「高裁で書証などについて確認されたら困るし、全て持っていこう」ということになる。
 なぜ記録を持っていかないでよいのではと思うかというと、大半の事件では、控訴状と答弁書、控訴理由書とそれに対する反論が出されて、原審口頭弁論の結果を陳述して、判決言渡日が決められるというように期日が進み、一審の記録が必要となる場面がないからである。
 キャリーケースで記録を持参して重たいメをしても、「使わなかったな」ということがほとんどだからである。
 被控訴人の立場で持参したところ、控訴人の代理人が薄いカバン一つで来ているのを見たりすると、「やっぱり要らなかったかな」と思うこともある。ただ、裁判所から何か言われた時に、「記録持参してません」では格好がつかないので、「使わないだろうな」と思っても持参せざるを得ない。

 

 一審がこちらの方が勝訴している事案でも、一審の裁判官には申し訳ないのだが、「結論はこれでいいけど、高裁でこの判決の枠組みとか主張整理について、何か言われるだろうな。」と思っている事案だったり、「一審の主張整理は足りていないけど、そもそも原告の請求の立て方がおかしいから、被告側のこちらから何か言うこともしづらいよな。原告の整理がおかしいまま判決が出ているから、これは何か言われるよな。」という事案は、記録を全て持参しておかないと、第1回の期日の直後に弁論準備手続が入って主張整理がされたりするので、一審の記録がないとどうにもならない。
 こういう時に控訴人代理人が記録を持参していない時にアタフタしていると、「やっばり持参して良かった。」ということになる。

 

 紙は重いが、やはり記録は持参せざるを得ないのである。

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2022年11月 1日 (火)

交渉事件

 調停や裁判案件と異なり、交渉事件は事件が寝てしまったり、止まってしまったりしがちである。
 調停や裁判は期日があるので、期日に合わせて書面を書いたり、依頼者との打合を入れたりできるが、期限のない交渉案件ではそれがないため、得てして事件が止まってしまうことがある。

 こちらの方の要因としては、依頼者からの回答や資料が来ないというものがあるが、これは依頼者に期限設定をすることで多少は回避できる。
 ただし、期限設定をしたら、予定にそれを速やかに書き入れておこないと、こちらが督促するのを忘れてしまう。これは裁判の書面などでも同じである。
 こちらの仕事を早くするというのは・・・努力しますとしか言いようがないが。

 こちらから一定の内容を相手に投げたあと、相手方からの回答がないままに気づかずに時間が経過するということもあり得る。
 そのためには、相手の方で通常検討に要する期間を書面に書いておいて、予定表に書き、その期間が経過した場合には相手に状況を督促するということも有用であろうと思っている。
 その際の回答結果をまた予定表(私の場合はパソコン上のソフトの予定表の欄外に記載する)のである。
 一番困るのは、全然仕事をしてくれない相手方代理人が就いた場合ではあるが。

 以上です。

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