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2022年11月 9日 (水)

控訴しないからといって、判決に不服がない訳ではない

 一審で確定させる場合、弁護士としては控訴したい、控訴すべきと思っていても、依頼者が控訴したくないという場合がある。
 紛争はエネルギーを使うものなので、「疲れた」という理由で控訴しない場合がある。
 また、やはり日本人は「裁判官がそう判断されるなら」ということで、もう不服はあるが受け入れようというものである。
 一審判決がよく書けているので、もちろん結果も中身も満足であり控訴しないというものもある。

 仮に負けるにせよ、最後の類型のような判決であれば納得できることもある。
 もちろん、勝つに越したことはないのだが、負けることもあるのが裁判である。

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