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2022年12月 7日 (水)

書面は、裁判所にあまりに早く提出してもいけない

 裁判官の書いたものを見ていると、早くに準備書面をされても、「どうせ見るのは期日の少し前」ということが書いてあったりする。
 あと、早すぎて提出した場合、提出していることを裁判所が失念して、「書面が出ていませんが・・」という連絡が来ることもある。
 このような連絡が来るのは提出期限を過ぎてからであり(だいたい提出期限は期日の1週間前である)、それからの連絡となると、裁判官が読むのは結局期日の数日前となってしまう。
 期日前日とか、当日に出すのは今の民事訴訟のあり方からするともってのほかであろう。

 これらを総合すると、早くできていたとしても、提出期限の2週間前がギリギリであろうか。
 また、提出前に書面を読み返すと、「ここを修正した方がよいかも」ということもあり、寝かせてみるのもよい時もある。
 テンションを高くして書面を書いているので、冷静な時にもう一度見返すのである。

 また、次の期日で主張は出尽くすかと思っている時に、あまり早く出すと相手方代理人によっては期日直前にそれに対する準備書面を出してきて、直前の提出のため中身をこちらも裁判所も読めておらず、そのための期日をもう1期日設けるということにもなりかねない。

 以上です。

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