読書日記「ねにもつタイプ」
ちくま文庫。
岸本佐知子。
抱腹絶倒のエッセイを書かれる翻訳家の岸本佐知子氏のエッセイである。
電車の中などで読んでいると、笑いをこらえるのに大変困る内容なので、自宅で読むことをお勧めする。
これは、読む価値がある。
| 固定リンク
ちくま文庫。
岸本佐知子。
抱腹絶倒のエッセイを書かれる翻訳家の岸本佐知子氏のエッセイである。
電車の中などで読んでいると、笑いをこらえるのに大変困る内容なので、自宅で読むことをお勧めする。
これは、読む価値がある。
| 固定リンク
https://www.youtube.com/watch?v=n8qIKRIKUzI
私も理事をしています、京都犯罪被害者支援センターの紹介動画が公開されましたのでご紹介させていただきます。
犯罪被害者の支援に弁護士が関わることがありますが、弁護士が担えるのは支援の中の一部であることが痛感させられます。
どのような思いで、支援センターの方々が犯罪被害者の方々の支援をしているかが伝わる動画となっていますので、是非ご視聴ください。
次年度会長の吉田誠司弁護士(私と同じく理事をされています)も登場します。
| 固定リンク
https://www.youtube.com/watch?v=TN7R2Ie_x8E&list=PLIoChNPoYfU30qZNv2Jcc9mzZ3TisPN-6&index=8
各地のひまわり基金法律事務所の活動や経済的支援を受けて開業された弁護士の活動を紹介する日弁連の動画「ここに弁護士がいて良かった」の新しい動画が公開されました。
紋別・冬編です。
弁護士過疎地域で活動する弁護士の魅力がぎっしり詰まった動画となっています。
是非、冒頭のリンクからご視聴ください。
| 固定リンク
事件などで依頼者が高齢で足がお悪いといううことで自宅から出られないとか、相続事件で現場の不動産の内部を確認に行くことなどがあるが、たいてい道に迷う。
事前に事務局に住宅地図を出してもらうのだが、現況が変わっていたりして、わからなくなる。
スマホの地図機能もうまく使いこなせず、事務所に電話をして、「今俺がどこに居るか教えてくれ」という電話をして、事務局に「周りに何が見えますか」と言われて回答をし、その後Googleで事務局が地図を見て遠隔操作をしてもらい現地にたどり着くのである。
どうすれば迷うことなく現地にたどり着くことができるのか、これが令和5年最大の課題である。
| 固定リンク
サンマーク出版。アンデシュ・ハンセン。
有酸素運動をすることで脳が活性化するということを様々な実験結果等を基に整理した新書。
理屈は理解できても、現実に日々運動ができるかという問題がある。
そこが一番ハードルが高い。
| 固定リンク
ある会議がいつも夜の7時とか8時までかかるということを聞いたので、「議題提案者はその議題に対して腹案や論点を整理して臨んでいるのか」と聞いたところ、「そんなことが必要なんですか。みんなで議論したらよいと思っていました。」という答えが帰ってきて、頭を抱えたことがある。
会議に臨む際には、議題を提案する者がある程度の腹案を持っていないと進まない。
腹案もなく平場で議論しても、五月雨的な意見ばかりが出て、時間ばかりが経つだけである。
もちろん、議場に「こうすればよい」ということでグイグイ進めていく能力のある人がいればよいが、そういう人が常にいるとも限らない。
腹案が了承されればよし、腹案について反対意見が出た場合には、反対する者に対して、「ではどのような案がよいか」と提案を求めないといけない。腹案にこだわる必要はないが、腹案を出す以上は想定質問に対しては自らの主張の論拠を速やかに示さないといけない。
副会長をしていた時や、日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会の再生PT座長、日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会の委員長をしていた時はそうしたことを心がけていた。
会議が長引くだけで何も決まらないというのは、議題提案者の準備不足なのである。
| 固定リンク
日常生活や仕事において、小さいことだけどイライラとするポイントがある。
これは人によって違うので、私が「イライラ」することが他の人にとってはそうでもないこともあるし、逆に他の人がイライラするポイントが私に取ってはどうでもいいこともある。
生来の性格と、歩んできた人生によるものだと思われる。
私が小さいことでイライラすることを電車編でまとめてみた。
電車に2列で並んでいるとき、私が先に並んでいるのに後から横に来た人が我先に私の前を斜めに通過して座るために先に入る。
私の場合、先に並んでいる人が入るまでは遠慮するし、なんで斜め前を横切るのかとイラッとする。
電車で座っている時に、人の身体に思い切りカバンを当てて降りていく人。
座っている座席から降車するために通路を出ようとしたところ、空いているのに通路でリュックを後ろに背負ったままで通路を塞いでいる人。
電車で降りないのに降車口にぼけっと立っている人。
定期に残高がないのに出ようとして、チャージしてくださいと言われて改札口で止まる人。
チャージしてくださいと言われているのに再度タッチする人はさらにイライラポイントが溜まる。
加えて、後ろの出ようとしている人に迷惑をかけているのに、チャージしないといけないことに当の本人がいらついている場合、さらにイライラポイントが加算される。
改札の前で定期券を探し出して人の流れを阻害する人。
他にもあるが、とりあえず以上です。
| 固定リンク
竹書房。ジェームズ・ロリンズ。
アメリカの特殊部隊シグマフォース(架空)の活躍を描いた最新版。
上下巻。
新型コロナウイルスがまん延する前に着想を得て書き始めていたという作品。
動物の細胞を変異させるウィルスがアフリカで発見される。
凶暴化した動物たちに為す術のない人類。逆に感染した人類は無気力、無反応となる。
このウイルスを止める方法はあるのか。そもそも、ウイルスとは何か。
歴史的事実・科学的事実と空想がいい案配で配分されているこのシリーズは、どれも面白い。
続巻が待ち遠しい。
| 固定リンク
事務所を出るのは私が最後のことが多いので、夕方17時以降は、1人でいる時間帯がある。
なので、その時間帯にかかってくる電話は全て私が取ることになるのだが、同時に二回線までは何とか対応できる。
一つを保留にしてもう一つの電話に出て、後でかけ直すということで対応できる。
しかし、3回線鳴り出すと、もう泣きそうになる。保留にして2本目に出て連絡先をメモしている間に3本目は切れてしまう。
何度か夕方そういうことがあるが、故中村利雄は、「電話がかかってきたら基本出られる状態の事務所であるべきである」と常々酒の席で教えられていたので、電話を取ることができないと中村利雄に叱られている気分となる。
3本目の電話に折り返しかけようかとも思うが、そういう時に限って勧誘・営業の電話であったりしたこともあるので、かけ直すのに躊躇する。
あ、また電話が・・・。
| 固定リンク
3月14日に書けば良かったと思いつつ、ホワイトデーについて書く。
学生時代は何一ついいことがなかったバレンタインであるが、弁護士になると事務局さんとか回りの士業など色々な方からチョコをいただけている。
ありがたいことである。
20年前くらいに雑誌で、「大人の男のホワイトデーのお返し」という記事で、鎌倉にある「ホルトハウス房子」というお店のチーズケーキが絶品であるとして書かれていて、「これや!」と思い、ここ20年ほどはこれをお返しにしていた。私の物に対する「これや!」という直感は9割方外れるのであるが、このチーズケーキに関しては間違いがなく、年に一度ある程度の個数を注文させていただき、好評であった。
しかし、自分自身でもさすがに20年も同じ物をお返しするのもどうであろうという思いもあり、今年は一部の方については違う物とした。
色々と考えて、千疋屋総本店のゼリーの詰め合わせにしたのであるが、大変喜ばれる人もいれば、お歳暮のようだという評価もいただき、お返しというのは難しいものだと思っている。
何か、次の、「これや!」という物が出てくればいいなと思う3月中旬である。
| 固定リンク
小学校の頃、授業が終わっても特にすることがなかったので(塾も通っていなかった)、校庭が開放されていたことからギリギリまでドッジボールをして残っていた。
もう帰らないといけない時に、校庭に大音量でギリシャ神話のイカロスをモチーフにした表題の歌がかかるので、これを聞くと「もう帰らないといけないな」と思って帰宅したものである。
ロウの羽で太陽に向かい飛んで行き、太陽の熱でロウが溶けてイカロスは墜ちて死んでしまうという何とも暗い歌なのだが、曲調も切なく、なんとなく怖い気持ちになり帰り支度をしたものである。
私は習い事をしても続かなかったし、私学に通えるような家でもなかったので地元の公立中学に行く予定であったので塾にも通っていなかった。なので暇であったから、そういう同級生とギリギリまで遊んでいた。
あの頃、塾に通って私立の中学校に行った同級生は今頃どうしているのであろう。
最近の小学生は習い事や塾などに行くし、先生も管理が大変であろうから、放課後に校庭を解放するというようなこともないのであろうと思う。コロナで余計にそういう傾向に拍車がかかったであろうか。
私の自宅の隣は公園で、小学生くらいの子どもが公園で暴れているのを見ると、うるさいのはうるさいのだが、「子どもはこうでないといけないな」という気持ちにもさせられる。
「世界のニュースを日本人は何も知らない」という新書によれば、世界に目を向けると、子どもだけで外で遊べたり、1人で塾に行くことができたり、学校に集団登校で通えたりというのは珍しいということであり、諸外国ではそんな状態であると子どもはさらわれたり、殺されたり、性被害に遭う国が多いということである(イギリスなどでもそうだという)。
そういう意味で日本は平和だと思うが、最近の凶悪犯罪を見ていると、そうとばかりも言えないようになってくるのではと思い、暗い気持ちにさせられている今日この頃である。
| 固定リンク
新潮新書。ニクラス・ブレンボー。
副題は、「死なない細胞、老いない身体」。
分子生物学の若手研究者が「老化は治療可能な病気」という最近の研究に対して科学的に論じる新書。
一般的に言われている効果は本当なのか、最近の研究は本当か等、不老不死を攻略するというよりは、現時点で分かっていることを整理する一冊かと思われる。
必読とまでは言わないが、現時点で何が分かっているかを整理するにはよい一冊である。
| 固定リンク
通勤の時に、JRの人が着ているコートがカッコイイと思っている。
多分高倉健の「鉄道員」の高倉健さんのイメージがあるのかと思う。
映画は見ておらず、原作を読んだだけであるが。
試みにネットで探してみたら、売られていた(買わないけど)。
ああいうのを買う人はやはり鉄道マニアなのだろうか。しかし、アレを着て町を歩く訳にもいかないように思う。
自宅内で着て悦に入るのだろうか。
また、どういう人が売るのであろう。
JRの職員さんで退職した人か。
あるいは替えのコートを売りに出しているのか。
あるいは何らかのルートか。
あるいはJRのコートの模造品を作る集団がいるのか。
ええ、どうでもいい話です。
| 固定リンク
35歳の頃に花粉症になり、それからずっと花粉症である。
年々反応するものが増えて、スギ、ヒノキ、ブタクサ、ハウスダストに反応する。
スギは最も酷く、計測不能である。
1月末頃、症状が出だしたが、どうもその頃に大陸からPM2.5が飛来してきていて、そちらで調子が悪かったようである。
目は痒いし、アレルギーを抑える薬を飲まないと粘膜までおかしくなる。
1月に福知山まで講義に行った際、電車の窓から見えるスギを見ていると、「飛ばしてやんぞ、コラー」みたいな感じで(あくまで個人の感想です)、花粉がついていた。恐怖におののいたものである。
スギを育てても経費が嵩み赤字事業だというので、スギが手入れされず、山が荒れ、その結果、スギは生きるためにスギ花粉を飛ばしまくるのだという。そういう意味では売れる時代にスギを植えまくったことに原因があるので、人災的な側面があるであろう。
早くゴールデンウィークくらいにならないかと思う今日この頃である。
| 固定リンク
天気予報のチェックを欠かさないでしている。
寒い日に凍えるのはイヤだし、暖かい日に分厚いコートを着て汗をかくのもイヤだからである。
テレビの天気予報の概要だけ聞くのは危険である。
東京中心の天気予報だからである。
4月の暖かさとなります・・・という部分だけを聞いて薄着で出たりするのはもってのほかである。
その日、関西は寒いかもしれない。
とても寒い日に凍えているような人を駅で見ると、「もっと天気予報を見ようよ」と思うのである。
天候も気にしていて、結局先日の豪雪では自宅に帰らないという選択をして、これが正解であった。
急に雨が降ることもあるから、カバンには常に折りたたみ傘を入れている。
先日雨が降っていたので、駅のエスカレーターでカバンから取り出したところ、割とギチギチに入れているため手からすっぽ抜けてエスカレーターの横のスペースに落ちてしまい、拾い上げることができなかった。
慌てて逆方法のエスカレーターに乗って取りに行こうとしたところ、私の後ろに乗っていた女性が拾ってくれていた。
御礼をいうと、明らかに笑われていた。いえ、でも、ありがとうございました。
どうでもいい話であるが、台風が近づくと、頻繁に台風チェックもしている。
故中村利雄弁護士と、台風が近づくと二人で酒を飲みながら台風の位置について語り合い、今後の進路を予想しており、被害が出ないかをよく気にしていた。私と故中村利雄弁護士とは、台風の進路チェックを欠かさないという共通点もあったのである。
以上です。
| 固定リンク
ブルーバックス。野村泰紀。
宇宙が誕生してからどれくらいの時間で宇宙がどのような状態であったのかがかなり明らかになっている。
宇宙誕生の前には何があったのか。宇宙に外側はあるのか。
宇宙は一つなのか。
宇宙に寿命はあるのか。
かなり難解な内容ではあるが、宇宙の最新論を知るための良書である。
| 固定リンク
令和5年3月13日からマスクの着用を推奨する場面が限られ、厚生労働省が基準を出している。
これまで自分の机は事務局スペースからだいぶ離れているため、マスクは外していて、事務局と話をするときや来客時はマスクをしていたが、今後どうするか要検討である。
これを書いている時点で、事務所でどうするかを決めかねているところである。
マスクをしての相談や打合は息が苦しいので、外したい気持ちは当然あるが、来客の方がどう思われるかもある。
裁判所でのマスク着用はどうなるのだろうか。
マスクをしての尋問は正直つらかったので、外したい。1時間も尋問をしていると、マスクの中がムレムレであった。
悩ましいところである。
【厚生労働省のホームページの記載】
令和5年3月13日以降のマスク着用の考え方について
<お知らせ> 令和5年3月13日以降、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることになります。
本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。
<着用が効果的な場面>
〇高齢者など重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、下記の場面では、マスクの着用を推奨します。
・医療機関を受診する時
・高齢者など重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などへ訪問する時
・通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバス(*)に乗車する時 (当面の取扱)
(*)概ね全員の着席が可能であるもの(新幹線、通勤ライナー、高速バス、貸切バス等)を除く。
そのほか、
○新型コロナウイルス感染症の流行期に重症化リスクの高い方が混雑した場所に行く時については、感染から自身を守るための対策としてマスクの着用が効果的です。
<症状がある場合など>
症状がある方、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となった方、同居する家族に陽性となった方がいる方は、周囲の方に感染を広げないために、外出を控えてください。通院などでやむを得えず外出する時には、人混みは避け、マスクの着用をお願いします。
<医療機関や高齢者施設などの対応>
○高齢者など重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などの従事者の方は、勤務中のマスクの着用を推奨しています。
※マスクの着用は個人の判断に委ねられるものではありますが、事業者が感染対策上又は事業上の理由等により、利用者又は従業員にマスクの着用を求めることは許容されます。
[留意事項]
○子どもについては、すこやかな発育・発達の妨げとならないよう配慮することが重要です。
○なお、感染が大きく拡大している場合には、一時的に場面に応じた適切なマスクの着用を広く呼びかけるなど、より強い感染対策を求めることがあり得ます。ただし、そのような場合においても、子どものマスク着用については、健康面などへの影響も懸念されており、引き続き、保護者や周りの大人が個々の子どもの体調に十分注意をお願いします。
| 固定リンク
一発逆転の書証があればよいのだが、実際は中々ない。
昔は控訴審で満を持して「こういう書面がある」として新しく出してこられる代理人も一部いたが、それで覆ったことはない。
書面一つでどうにかなるような事件は少なく、他の証拠書類や事実経過など総合的に見るので、早々有利な証拠が隠されていることはない。
代理人の見立てが間違っていて、「この書類があれば一発逆転」というように当該代理人は思っているが、相手方代理人や裁判所からするとそうでもないという証拠書類を出してこられることもある。思い込みは危険ということである。
尋問の場で弾劾証拠を出してくる代理人も一部いるが、その場で出されても裁判官も理解できないのではないであろうかと思っているし、出せるものは出して事前に議論しておく方がよいというのが私の考えである。
これも、私からすると、たいていは弾劾証拠でも何でもなかったりする。
尋問の場で「うそをついていました。申し訳ございません。」などというのはテレビドラマの中の話で、実際の尋問でそういったことはほとんどない。客観的証拠や経過と違っていても、いけしゃあしゃあと自分のストーリーを話されることが多い。
尋問当日に、「尋問の打合をしていたら、全て中弁護士の言っていることが事実でした」として代理人だけが来て謝罪され、請求原因事実を認めて和解協議となったことは一度だけあったが、裁判官も相当怒られていた。
まあ、稀なケースである。
| 固定リンク