« 2023年4月 | トップページ | 2023年6月 »

2023年5月31日 (水)

交通事故事件の参考書

 先日、日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会でひまわり基金法律事務所の所長向けに任意参加でZoom研修を実施した。
 その際、いくつか出ていた交通事故の参考書で参考となりそうなものと、その場で出なかった追加のものをあげておく。赤本・青本・別冊判例タイムズなどは除く。
 これで足りるというものではなく、最低限手元に置いておいて適宜参照するとよいというものである。

 執務資料道路交通法
  注意義務違反を検討するについては、道路交通法で違反がないか探すことは重要である。
  分厚い本であるが、手元に置いておくべきである。

 障害認定必携
  後遺障害に該当するかどうかは、基本的にはこれで決まる。
  これが事務所にないようでは、交通事故事件を受任できるとはいえないと思う。

 改訂版・後遺障害認定と裁判実務
  後遺障害を具体的に考える際、非常に参考となる一冊である。

 新版 註解交通事故算定基準
  赤本などの注解本である。

 寄与度と非典型過失相殺
  寄与度減額判決と、非典型過失相殺について参考となる。

 第2版交通事故におけるむちうち損傷問題
  むち打ちについて、参考となることが記載されている。

 標準整形外科学 第16版
  整形外科について、最低限の基本的な内容が記載されている。

 交通事故における損害賠償の諸問題
  Ⅰ~Ⅲまで出ているが、今入手できて、使えるものはⅢかと思う。赤本の過去の講演録をまとめたものである。 

|

2023年5月30日 (火)

高次脳機能障害事案の動画撮影

 高次脳機能障害の方の介護状況について、全ての事案ではないが、動画撮影をすることがある。
 動画撮影をすることで、裁判所にも介護の具体的状況のイメージを持ってもらいやすい。
 今まで提出した事件では、総じて、裁判官から、「非常にわかりやすかった」と言ってもらえている。
 なお、車イスで完全介護に近い状態であったり、ご本人の負担の観点から作成しないこともある。
 過去、15件ほど高次脳機能障害事案を担当しており、現在も2件訴訟中である。

 このうち1件は、動画作成をした方がよいと判断し、先日現地まで行き作成してきた。
 ホームページ作成や、動画撮影を兼業している弁護士がいて、当該弁護士に依頼した。
 弁護士であるため、余計な説明が要らないところがよい。

 相応の件数を受任している方だと思うので、全くの知り合いでない弁護士や、紹介のない弁護士だと難しいが、高次脳機能障害事案はこれまで何件か共同受任もしているので、困られている人がいたらご相談いただければと思う。動画撮影もコツもあるし、業者も探すのに困られるであろうからである。

|

2023年5月29日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0816  あくびをしている途中の二代目小次郎である。  犬はよく寝るが、二代目小次郎はその中でもよく寝る方ではなかろうか。  早くも5月が終わろうとしています。  今週も頑張っていきましょう。

|

2023年5月26日 (金)

読書日記「犬がいるから」

 亜紀書房。村井理子。

 滋賀県在住の翻訳家である著者の愛犬ハリーとの日々を綴ったエッセイ。
 一言でいうと、「ハリーは世界一かわいい」ということに尽きる。
 ということで、犬がキライとか、犬に興味がない人には読む価値のないエッセイである。
 人に対してもの凄く優しい人が犬や猫は嫌いだということもあるから、世の中はわからない。

 私は初代小次郎と二代目小次郎との日々から「うちの犬が宇宙一かわいい」と思っているので、ハリーが世界一については異論はあるが、楽しんで読めた。
 犬好きは親バカである。

 ということで、犬好きな人はどうぞ。

|

2023年5月25日 (木)

レコード

 最近、レコードが復権しているそうである。

 数年前、高めのCDとアンプとスピーカーを購入したのだが、その際、レコードもつなげられそうだったので、レコードプレーヤーも購入してみようと思ってレコードプレーヤーも接続した。
 
 レコードを数枚購入したのだが、その中の1枚は、桑田佳祐が嘉門雄三と名乗って行った若い頃のライブである。
 貸しレコード屋というものがあった時代、そのレコードをカセットテープに録音して、繰り返し聴いた。
 引越を何度かするうちに、このカセットテープも紛失してしまった。
 また聴きたいと思っていたのだが、このレコードはCD化されていないため、諦めていたのだが、近時のレコードの復権とともにプレーヤーも安価なものが出てきているので、思い切って中古で探して、嘉門雄三のライブを聴くことができた。中学校の頃に聴いていたので、数年前のことであったから、約35年ぶりということになる。
 全曲海外のアーティストのカバーで、小林克也がなぜかMCもしている。ライブ盤には入っていないが、現場にはサザンのメンバーも来ていて、サザンの歌も披露されていたらしい。場所もさほど広く無さそうである。
 非常に懐かしく聴いた。
 後は、アルバムで最初に買ったレコードがサザンのタイニイバブルス(ジャケットが猫のやつ)であったので、CDでは2種類持っているのだが(リマスタリング版と普通のやつ)、懐かしくて購入した。これも引越などの際に紛失していたのである。

 少しずつ、レコードを増やしていければと思う今日この頃である。

|

2023年5月24日 (水)

賃借人が自殺等した場合の連帯保証人の責任

 たまたま調べたのだが、連帯保証人が賃貸借契約から生ずる一切の責任を負うとされている場合、賃借人が自殺や変死した場合の賃貸人の損害については、連帯保証人は自殺等したことによる損害に対して、連帯保証責任を負うという東京地裁の裁判例がいくつか見つかった。
 感覚的には連帯保証人にそこまで責任を負わせるのはどうかと思うのだが、裁判所の判断は違っていた。

 損害についても、いくつかの東京地裁の裁判例で1年間は賃貸不能のため賃料全額の損害、2年間は賃料の2分の1の損害を支払うべきとされている。要は2年分である。
 月額賃料が10万円だとすると、240万円の支払義務が連帯保証人に発生することとなる。

 保証人としても、そこまでの損害を予見できたとはいえないような気もするが、同内容の裁判例がいくつかあったのでそれが裁判所の考え方となると思われる。
 高裁の裁判例は見つけることができなかった。
 探せていない裁判例があるかもしれないので、あくまで私が調査した範囲ということであるが、酷なように思うのは私だけであろうか。

|

2023年5月23日 (火)

お土産

 小学校や中学校で修学旅行などに行った時、物をお土産や記念品として買っていた。
 伊勢に行った時に、同級生は赤福を購入していた。食べてしまうとなくなるのにと思っていた。
 しかし、この年になると、各地で買ったキーホルダーなど、正直処分にも困り、食べ物を購入していた同級生の方が正しいと思うようになっている。

 今は出張に行った時も基本的には食べ物をお土産として購入するようにしている。
 物をもらっても困るよなという境地に達したからである。
 どこかに手土産として持参する場合も食べ物にしている。
 基本的には、「ある程度日もちすること」と、「個包装になっている」ものを購入するようにしている。
 一気に開封してしまうと、その日に食べてしまわないといけないようなものはもらう方も日を合わせないといけないし、生ものだとその日他のところからケーキをもらっているかもしれないからである。
 京都のお土産でよく購入するのは、阿闍梨餅とマールブランシュの茶の菓(抹茶のクッキーにホワイトチョコが挟んである)である。

 どうでもいいお土産の話である。

|

2023年5月22日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0790

 手を揃えて外の音を聴いている二代目小次郎である。
 最近は散歩の際によく雀を追いかけているが、雀はちょっとずつ飛んで二代目小次郎から逃げて、最後には「ヘイヘーイ」という感じでチュンチュンチュンチュンと鳴いて飛び去る。
 ばかにされて余計に腹を立てている。

 6月が近づいてきました。
 今週も頑張っていきましょう。

|

2023年5月19日 (金)

読書日記「世界のニュースを日本人は何も知らない3」

 ワニブックス。谷本真由美。

 シリーズの3冊目である。
 海外は先進的で差別がなくて素晴らしいところというのは本当なのか。
 それに比べて日本はどうか。
 世界の中の日本の位置付は本当のところどうなのか。

 中々ためになるシリーズである。

|

2023年5月18日 (木)

睡眠中にトイレに起きない問題

 令和5年イチどうでもいい話である。きっと。

 周辺の同じ程度の年齢の弁護士などに聞くと、夜中にトイレに起きるという人が一定割合いる。

 私は夜中にトイレに起きることがなく、気づいたら朝であり、だいたい目覚ましが鳴る10分前で、「絶対ウソや」「マジか」「さっき寝たとこやん」と思いそこから少しうとうとするのだが、結局目覚ましが鳴って二代目小次郎の散歩のために起きる。

 トイレに起きるかどうかはどういうところが違うのであろうかと思っているが、まあ自分は起きないしよいかと考えて毎日寝ている。

|

2023年5月17日 (水)

脳内無限再生

 一度聞いてしまうと、しばらく脳内で無限に再生されるフレーズがある。
 仕事をしていると忘れているが、気を抜くと脳内で流れ出すのである。

 調べてみると、全くそういうことが起こらない人もいるということである。
 皆さんはどうであろうか。

 私の場合、ヒガシマル醤油の「うどんかぞえうた」のCMを聞くと、しばらく頭で「うどんうどんスープ」と鳴り続けている。

 以上です。

|

2023年5月16日 (火)

パッキング

 出張に行く時のパッキングが下手である。
 そして、「これは必要ではないか」と考えてしまい、不要なものまで持って行ってしまうので、荷物が多くなる。

 事務所の近くをリュックを背負いキャリーケースを引いて歩いていると、「長期出張ですか」と他の事務所の事務局さんから聞かれる始末である。
 「いえ、一泊です・・」と恥ずかしく答えることになる。

 出張の合間に読む本がなくなると困ると思い、また、行き帰りの電車で読書が進むのではないかと考えて、結局読めないにもかかわらず本を3冊くらいカバンに入れたり、ズボンを汚すとどうしようかと思いワイシャツだけでなくズボンを入れたり、その辺で買えばいいのだが、花粉症で鼻をかむために必要ではないかと思ったりしてポケットティッシュを詰め込んだりするためである。

 そういう人は絶対私の他にもいると思うのだが、違うであろうか。

|

2023年5月15日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0780

 連休で毎日人がいるため、疲れてソファーの隅でまるで行き倒れている二代目小次郎である。
 もう、疲れて無理っす。。。という感じである。

 5月も半ばに差し掛かりました。
 今週も頑張っていきましょう。

|

2023年5月12日 (金)

読書日記「天路の旅人」

 新潮社。沢木耕太郎。

 第二次世界大戦の時に、日本軍の密偵として中国奥地、モンゴルに潜入した西川一三。
 敗戦後もモンゴル人ラマ僧に扮してインドなどに潜入する。
 
 毎日同じものを食べ、ほとんど休むことなく働く老人と筆者は当時のことを語り合う。
 西川が亡くなった後、筆者は西川のことをどうしても書きたくて、西川が帰国後書いた原書の原稿を探す。

 西川を旅にかき立てたものは何か。
 その答えを探して、筆者は西川の足跡を丹念に追う。

 西川も筆者も考えられないパワーである。
 こういうノンフィクションが好きな人にははまる一冊である。

|

2023年5月11日 (木)

日弁連の身分証明書

 夏場は上着を着なくなったので、裁判所に入る時のために令和元年に日弁連が出している弁護士であることの身分証明書を発行してもらった。
 パスケースに入れていたのだが、何の気なしにパスケースから出すと、パスケースに写真が転記されていた。
 まるで心霊写真である。

 次の身分証明書の更新の時は、ラミネートするなどの工夫が必要である。
 今は写真と心霊写真化した転写された部分を一致するようにそろそろとパスケースに入れている。

 裁判所で共同受任をしている他の弁護士にその話をして、写真を見せたところ、「マジですかー。めっちゃ面白いですねー。」と言われたのだが、その弁護士も念のためパスケースから身分証明書を出したところ、私よりもくっきりと転写されていたのであった。

 品質の改善を日弁連に求めた方がよいかもしれない。
 以上です。

|

2023年5月10日 (水)

通販で靴を買い、やらかす

 通信販売で靴を購入したのだが、開封して履こうとしたところ、どう考えても小さい。
 22.5センチであった。

 どうも25.5を買ったつもりが、22.5が25.5に見えていたらしい。

 返品することにしたのだが、事務局総出で返品処理をしてくれた。

 事務局よ、いつもすまぬ。。。

 以上です。

|

2023年5月 9日 (火)

出張のカバン

 新型コロナウィルスの猛威から脱しつつある今、仕事や会務での出張も増えつつある。
 日帰りの出張であればよいのであるが、宿泊を伴う出張について、カバンをどうするかいつも悩んでいる。

 出張で増えるのは、携帯の充電器、パソコン、パソコンのケーブル、マウス、石鹸と歯磨き粉(ホテルのソープは喘息に悪い。歯磨き粉も同様。)と薬、着替えである。
 以前はキャリーケースと身の回りのものを入れる鞄にしていたのであるが、キャリーケースはタクシーに乗る時に不便であるし、コロコロ引っ張るのが場所によっては辛い(ガタガタの道路など)。
 これだけで二泊三日可能という大型のリュックに全て入れ込んだことも何回かあるが、収納力がありすぎてどこに何がいったかわからなくなる。また、相応に重い。

 ということで、今の到達点は、普段のトゥミのスリーウェイブリーフ(リュックにして使用)はそのまま持ち歩き、革製のトートバッグに出張で持っていくプラスの荷物を入れるというものである。
 これ以外の快適なスタイルを今模索中である。

|

2023年5月 8日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0717

 ソファーの上に犬が落ちている。
 ぐうたら二代目小次郎である。
 
 連休も終わりました。
 今週から、また、頑張っていきましょう。

|

2023年5月 2日 (火)

読書日記「死体は嘘をつかない」

 東京創元社。ヴィンセント・デイ・マイオ。

 45年にわたり9000件以上の検死をした、全米トップ検死医の圧倒的経験に基づくノンフィクション。
 撃たれた時、被害者は地面に伏した状況だったのか、それとも撃った人物がいうように、馬乗りになって撃った人物を殴打していたのか。

 その女の周囲で乳児が次々に死亡する。それは、突然死だったのか?それとも、その女性は殺人鬼だったのか?
 
 少年たちは強制性交をされた上、悪魔的崇拝の犠牲となったのか、それとも、加害者とされたものたちは無実なのか。

 検死医が、死体の状況から真実をあぶり出す。
 
 恐ろしい話であるが、興味深く読んだ。お勧めである。

|

2023年5月 1日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0681

 写真はイヤ、という感じの二代目小次郎である。
 時々カメラを向けるとそっぽを向く。
 撮られたくない気分の時があるのであろう。

 初代小次郎は携帯のカメラがない頃にうちに来たので、携帯のカメラを向けると逃げていったので、初代小次郎と比べるとまだマシではあるが。

 連休の谷間ですが、普通に仕事をしています。
 平日は2日だけですが、頑張っていきましょう。

|

« 2023年4月 | トップページ | 2023年6月 »