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2023年5月31日 (水)

交通事故事件の参考書

 先日、日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会でひまわり基金法律事務所の所長向けに任意参加でZoom研修を実施した。
 その際、いくつか出ていた交通事故の参考書で参考となりそうなものと、その場で出なかった追加のものをあげておく。赤本・青本・別冊判例タイムズなどは除く。
 これで足りるというものではなく、最低限手元に置いておいて適宜参照するとよいというものである。

 執務資料道路交通法
  注意義務違反を検討するについては、道路交通法で違反がないか探すことは重要である。
  分厚い本であるが、手元に置いておくべきである。

 障害認定必携
  後遺障害に該当するかどうかは、基本的にはこれで決まる。
  これが事務所にないようでは、交通事故事件を受任できるとはいえないと思う。

 改訂版・後遺障害認定と裁判実務
  後遺障害を具体的に考える際、非常に参考となる一冊である。

 新版 註解交通事故算定基準
  赤本などの注解本である。

 寄与度と非典型過失相殺
  寄与度減額判決と、非典型過失相殺について参考となる。

 第2版交通事故におけるむちうち損傷問題
  むち打ちについて、参考となることが記載されている。

 標準整形外科学 第16版
  整形外科について、最低限の基本的な内容が記載されている。

 交通事故における損害賠償の諸問題
  Ⅰ~Ⅲまで出ているが、今入手できて、使えるものはⅢかと思う。赤本の過去の講演録をまとめたものである。 

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