« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »

2023年12月28日 (木)

本年もありがとうございました

 12/29から当事務所は年末年始の休業期間に入ります。
 執務開始は令和6年1月9日となります。
 年末年始のお急ぎのご連絡は、事務所のホームページのお問い合わせからお願いいたします。

 皆様、よいお年をお迎えください。

|

2023年12月27日 (水)

自保ジャーナル2147号に担当事件が掲載されました(高次脳機能障害2級1号の事例)

 症状固定時74歳の主婦の方につき、家屋改造費770万円を認定し、将来介護費を日額6000円で認定された事例です。
 自賠責保険金からの支払いのほか、ご家族の慰謝料と併せて6000万円強の賠償額でした。

 担当弁護士は中でした。

|

2023年12月25日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0053

 ソファーで前肢を揃えて座る二代目小次郎である。
 ちょこんとしている。3.5キロしかない。

 いよいよ押し詰まって参りました。
 執務日もあと4日。頑張っていきましょう。

|

2023年12月22日 (金)

読書日記「完全版 袴田事件を裁いた男」

 朝日新聞出版。尾崎誠規。

 無罪を確信しながら死刑判決を書いた担当裁判官の苦悩とその後の人生、そして公開の場での謝罪。
 そして袴田事件の異常性を書いたノンフィクション。
 単なる美談なのか?そうではないのか?懇親の一作であり、本屋で見つけて購入して読んだ。

 これは、刑事裁判官の誤りが書かれているが、事は民事でも変わらず、弁護士の中でも、「最近の判決はおかしい。」「裁判官の能力が低下している。」という声は聞かれるし、私自身もそういう目に遭ってきた。
 裁判官の事実認定能力や、日本の司法制度のあり方に疑問を呈さざるを得ないことを世の中に知らしめる一冊である。

|

2023年12月20日 (水)

相談者の思いとのミスマッチ

 事務所に相談したいと電話やメールをしてこられる方の思いとミスマッチを感じることがある。

 まず、本日のどの時間なら予約が入るかということで連絡をして来られる方。
 病院とは違い、開業時間の空いているところに相談を入れるというシステムとはなっていない事務所が大半で、裁判が入っていたり、既存事件の打合が入っていたり、新しい事件の打合が入っていたりすることがあり、当日の当日では中々相談が入らないことが多いので、この点の相談者の認識とのミスマッチがあると感じることがある。もちろん予定が空いていれば相談は聞くことができるので、そのときは相談を聞かせていただくのだが。たまに突然来られて今から相談をされたいという人も一定数いたので、今は、予約のない方の相談はお聞きできないと玄関の扉に書かせていただいている。

 事件を引き受けることを前提に連絡をされて来られる方。
 相談を聞いてからでないと、受けるか受けないかというのはどの弁護士も決定することはできないので、そのことは説明させていただくことになる。受けてもらえないなら行かないと言われることもあるが、その場合はお断りするほか仕方がない。

 興奮されて何を言っているか分からない方。
 紛争があり、興奮されていて、自分では何に困っておられるかは分かっておられると思うのだが、興奮されたり怒っておられて、何を言っているか分からない方もおられる。できるだけ聞くようにするのだが、こちらが質問をすると、理解してもらえないと思って興奮されていることもあり、さらに興奮してしまわれる方もいる。

 せっかくご連絡いただいているので、できるだけ説明をさせていただくのだが、中には対応が悪いとして怒り出す人もいる。
 最初のお電話で怒られてしまうと、弁護士は信頼関係の基に仕事をするので、こちらも相談をお聞きすることができなくなる。
 思い込みをされるのではなく、こちらからの説明も聞いて欲しいと思うことがたまにあるので(上記のようなことはそうしょっちゅうあることではないが、全くない訳でもない。)、書いておく。

|

2023年12月18日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0036

 あくび途中の二代目小次郎である。
 好きな時に寝て、朝と夕方に散歩をして、撫でろと言って主張する。
 まあまあの暮らしだと思う。

 12月もいよいよ押し詰まってきました。
 今週も頑張っていきましょう。

|

2023年12月15日 (金)

読書日記「群像短編名作選1970~1990」

 講談社文芸文庫。群像編集部。

 

 雑誌「群像」に掲載された短編から名作を選んで編集された一冊。

 

 以下の作品が秀逸。

 

 死刑囚と保護司の交流を描いた「メロンと鳩」(吉村昭)。
 被爆した女性たちの思いを描いた「空罐」(林京子)。
 唇に芋虫を飼う女性との結婚生活を描いた「唇から蝶」(山田詠美)。
 老齢の猫との交流を描いた「七千日」(稲葉真弓)。

 

 文学は、人生に必要なものだと思う。

|

2023年12月12日 (火)

懺悔の句

 ティッシュペーパーが最後の1枚となったら速やかに交換し

 トイレットペーパーがなくなりそうなら速やかに交換し

 底に1㎝ほど残ったペットボトルは速やかに飲んでラベルを剥がして口のリングを取り

 事務所の机の上には要らないものは何も置かず

 そういうものに私はなりたい

|

2023年12月11日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0005_20231205165001

 白ご飯をもらえないか虎視眈々としている二代目小次郎である。
 白いご飯が大好きである。

 寒さが増してきていますが、12月もあと20日ほどとなりました。
 つい先日まで暑かった気がしていますが、記憶がおかしくなっているのでしょうか。
 今週も頑張っていきましょう。

|

2023年12月 8日 (金)

読書日記「国費解剖」

 日経プレミアシリーズ。日本経済新聞社編。

 国費は膨脹していく中で増税が叫ばれている。
 この新書は、国費がいかに無駄遣いされているか、気が遠くなる。
 以下は本の紹介の内容の一部である。
 いや、ホント、いい加減にしろよといいたくなる一冊。

 コロナ予備費12兆円 その9割が使途を追えない

 東日本大震災復興特別会計 被災地の実態とズレ

 農家のコメ減収補填 実需の238倍超の予算を温存

 持続化給付金「9次下請け」の実像

 巨額を投じたキャッシュレス事業 成果は測定できず

|

2023年12月 6日 (水)

令和5年読書ベスト(下半期)

「ひみつのしつもん」相変わらずの岸本佐知子氏ワールドである。面白すぎる。

「ブルシャーク」サメが淡水で人を襲うパニック小説。サメ好きにはたまらない(水の中で会いたくはないが)。

「堤美果のショックドクトリン」ショックを与えて何もかも根こそぎ自分たちの利益とする手法について整理されている。国もこれを行う。

「イラク水滸伝」安定の高野秀行氏である。どうしてここに行きたい、行こうとなるのかは理解できないが、行ってしまって抱腹絶倒の本にするのがすごい。

「世界はなぜ地獄になるのか」読んでいて人間というものが心底イヤになるが、自分にも当たり前にそういうところはあるので、ゲンナリしてしまうが、人の行動原理を知る意味では読むといいと思う。

「スクイズ・プレー」ハードボイルド小説の王道で、フィリップマーロウを彷彿とさせる主人公にただ惹かれる。

「クレイラットの殺人」刑事ワシントン・ポーシリーズの最新作で、どんでん返しに次ぐどんでん返しは予想を超えてくる。

 まだ読書日記で紹介できていないものが10冊近くあるので、また後日お勧め度とともに紹介する。

|

2023年12月 5日 (火)

令和5年読書ベスト(上半期)

 書籍の内容、出版社、著者は各読書日記で書いたので、概要のみ掲載する。
 順位はつけないで、あくまでベストと思うものを読んだ順に掲載。

「ねにもつタイプ」岸本佐知子氏のエッセイ。電車の中では笑ってしまうので読むのに苦労する。

「ルポ 食が壊れる」これから何を食べていけばよいのか、不安しかなくなる一冊。

「バカと無知」世の中の出来事を綺麗に整理してくれている。

「死体は嘘をつかない」死体から様々なことが分かるのだが、アメリカでは整備されていないという大問題。

「天路の旅人」なぜ彼は旅を続けたのか。そして、その旅は彼から何を奪ったのか。

「街とその不確かな壁」こきおろしている評者もいるようだが、普通にというか、かなり面白い。

「安部晋三回顧録」亡くならなければ出版はなかったかもしれない。安部元首相のここでいうことが全てが納得という訳ではないが。。。

「正義の味方が苦手です」物事の切り口を考えさせてくれる一冊。

「池澤夏樹個人編集 日本文学全集 近現代作家集Ⅲ」全集でないと知り得ない作家たちとの邂逅。鳥たちの河口、午後の最後の芝生、桟橋など秀逸な作品集。

「工藤会事件」これは、知識として読んでおくべき一冊。

「猫を処方いたします」不可思議ワールド。猫好きな方もそうでない方も是非一読することをお勧め。

 以上が上半期。下半期に続く。

|

2023年12月 4日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0471_20231128140601

 ヒャハーとボールで遊ぶ二代目小次郎である。
 しかし、初代小次郎と比較すると、積載されているエネルギータンクが小さいのか、直ぐに疲れてしまう。
 そして復活まで時間がかかる。

 もう12月に入り、今年も後1ヶ月ないということに気づいて愕然としているのは私だけではあるまい。
 何かと気ぜわしいですが、今週も頑張っていきましょう。

|

2023年12月 1日 (金)

読書日記「天皇の憂鬱」

 新潮新書。奥野修司。

 これが発刊された時の天皇陛下のことを書いているので、ここでいう天皇とは、今の上皇さまのことである。
 憂鬱なことばかり書いている訳ではないので、タイトルと中身がやや合致していない気がする。

 平成時代の現人神ではない状態からの天皇に即位された上皇さまが、新しい時代の天皇としてどのような考えで執務されていたのか、沖縄に対する思いなどが書かれている。
 被災された方と同じ目線で話をされることも当初は批判されていたというが、今や誰もその姿勢を批判しないであろう。
 被災された人が、上皇さまと上皇后さまから励まされたことで生きる力を与えられたエピソードなど、涙なくして読むことはできない。

 これは好著である。
 

|

« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »