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2024年2月29日 (木)

事件解決の見立て

 事件を引き受けて、進めて行くときに、解決の見立てを持っていないと迷走する。

 相続事件などでも、相手方から色々と主張はされている場合、調停の中での解決でよいと考えているのか、あるいはもう審判まで見据えているのか、依頼者が言うから主張しているだけなのか不明なことが多い。
 どこかで事件は解決しないといけないので、「相手方は、どう解決する、あるいは解決したいつもりなんでしょうね」と調停委員と頭をひねることもある。

 訴訟でも、和解での解決があり得る事件なのか、判決まで行くのか、控訴必至なのか等考えながら進めないと迷走する。

 もちろん相手方があることなので、思う通りに行かないものだが、それでも、代理人として見立てを持っていないと進め方も迷走するだけなのである。

 迷走、していませんか。

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2024年2月28日 (水)

「ひまわり基金弁護士・法テラススタッフ弁護士ガイダンス」開催のお知らせ

【大学生、法科大学院生・修了生、司法修習予定者等対象】ひまわり基金弁護士・法テラススタッフ弁護士ガイダンス
・日時:2024年3月18日(月) 16時30分~18時00分
・開催形態:Zoomミーティングによるオンライン開催
・参加対象:大学生・法科大学院生・修了生、司法修習予定者等
・内容:
第1部 ガイダンス
第2部 ひまわり×スタッフ弁護士 離島座談会
第3部 ひまわりOG×スタッフOB キャリア座談会

詳細は、日弁連HPをご覧ください
https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2024/240318.html

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2024年2月27日 (火)

会議・懇親会の出欠

 会議や懇親会の出欠を連絡すると、いつまでも返事をしない人がいる。
 期限を切ってはいるが、それまで、先に登録した人の調整中の予定は仮で空けておかないといけないのである。

 私自身は、案内が来た時にすぐに回答をする方なので、自分が集計する立場の時は登録しない人の感覚がわからない。
 30秒もあればできるはずなのである。

 なお、出欠も返さず、絶対に現場に来て、「言ってなかったなあ」ととぼけて、席を作るために幹事を焦らせるなどもってのほかである。
 私の周りでこういう弁護士は約1名であるが。

 以上です。

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2024年2月26日 (月)

今週の小次郎

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 腕を枕のようにして寝ている二代目小次郎である。
 肉球をみてください、と言っているようでもある。

 これを書いている時点で、暖かい日と寒い日が交互にやってきているが、今週はどうであろうか。
 今週も頑張っていきましょう。

 

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2024年2月22日 (木)

読書日記「待場の米中論」

 東洋経済新報社。内田樹。

 思想家の著者が、米中論について語る一冊。
 自由と平等が本来矛盾するものであり、そのことが故にアメリカは矛盾をはらんで建国しているという観点からの解説はわかりやすい。
 アメリカ論が8割で、中国は2割程度。

 ある人の観点からこういう論考を読むというのは知的好奇心が満たされるが、読書はそのまま受け入れてもいけないものでもあり、著者の解説や思考をそのまま鵜呑みにしてもいけないこと承知した上で読まないといけないとも思う。

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2024年2月21日 (水)

ウェブ会議

 民事訴訟でウェブ会議が導入され、私も普通にウェブ会議で参加している。
 電話会議と比較すると、顔が見えるのと、両手が空いているため、記録を確認しやすく、メモも取りやすいという利点がある。
 移動時間も短縮できる。
 最近は民事訴訟で裁判所に行かないといけないとなると、「面倒だな」と思ってしまうこともある(尋問は別)。
 人間は簡単に堕落するのである。

 私よりもベテランの人の中には、「ウェブ会議は信用できない」「やはり現地に行かないといけない。」として、パソコンにウェブ会議用のソフトすら入れていない人もいるし、他府県でもそういう例はあるようである。

 そして、とうとう来年3月1日からは、口頭弁論もウェブ会議で行うことができるようになるという報道に接した。
 そうなった時、今ウェブ会議に対応していないベテラン弁護士は、やはり現地に行くのだと思うのだが、相手方代理人が現地にいる場合、こちらも行かないといけないのであろうか。
 尋問はさすがにウェブではしづらいと思うのであるが、どうであろう。

 そのうち、ある国のように、「ウェブ会議ではきちんとした格好をしましょう」「事務所から参加しましょう。」なんてことになったりするのであろうか(どこの国だったか、裸でウェブ会議に出たり、走行しているバイクからスマホで参加したり、食べ物を食べながらウェブ会議に出たりして、注意喚起がされたと記憶している。私の記憶なので、違っていたら申し訳ない)。

 弁護士登録をした時、電話会議すらなかった私からすると、隔世の感がある。
 対応できるよう、努力しようと思う今日この頃である。

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2024年2月20日 (火)

花粉

 1月の末から花粉は確実に飛散していて、2月の暖かい日にはより多く飛散している。
 花粉症の人と話をしていると、確実にそうだという話となる。
 ウェザーニュースで見ていると、辛いと投稿している人もけっこういる。

 ところが飛散状況を天気予報のサイトなどで見ると、そう大して飛んでいなかったりする。
 スギ以外の花粉が飛んでいるという情報もないので、花粉症の人は徐々に反応がひどくなっているのであろうか。

 花粉症の人に企業が診療報酬代を援助したり、花粉症グッズを配布している企業がいるという報道も見た。
 いい施策だと思ったのだが、私は経営者で、私には誰も補助してくれる人などいないのであった。

 以上です。

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2024年2月19日 (月)

今週の小次郎

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 1日に3度も散歩に行くため、エネルギーを使い果たした二代目小次郎である。
 仮面ライダーV3が逆ダブルタイフーン使用後30分は変身できないようなものである。
 しかも二代目小次郎は回復が遅いのである。

 2月も半ばを過ぎました。
 今週末はまた連休です。
 頑張っていきましょう。

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2024年2月16日 (金)

読書日記「未解決殺人クラブ」

 大和書房。ニコル・ストウ。

 村井理子さんの訳である。

 表題だけ見れば何かと思うが、副題は、「市民探偵たちの執念と正義の実録集」である。
 身元の分からない被害者を特定したり、大量殺人の犯人を追い詰めたり、市民探偵が無償で正義を実現しようとする。
 路傍でうち捨てられて殺されていた、この被害者は誰なのか。
 大量殺人の犯人は誰か。

 無償で正義を実現するために活動する市民探偵たちの熱意・努力には頭が下がる思いである。
 お勧めである。

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2024年2月14日 (水)

お尻が冷たい問題

 この時期は駅のホームで座っているとお尻が冷たい。
 ロングコートを着ればよいのだろうが、ロングコートは電車の中で暑い。

 私は幸いに痔ではないが、お尻を冷やすと悪そうである(痔にはなりたくない)。
 立っていればよいのだが、せっかくなので電車が来る間座って本でも読みたい。

 ということで、ヒロシさんがキャンプで下に引いている断熱マットの小さい物を鞄に入れて持ち歩くことにした。

 それを敷いて座ってみた。
 冷たくなかった。

 以上です。

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2024年2月13日 (火)

今週の小次郎

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 ソファーから私を睨んで怒っている二代目小次郎である。
 今までは1日に朝と夕方の散歩でよかったのであるが、最近夜にも散歩に連れていけというのである。
 真っ暗な中、最近はほぼ毎日散歩させられている。
 きちんと大きい方もするので、我慢させるのもかわいそうだと思い、散歩に連れていく。
 私が抵抗すると、こうして睨むのである。

 2月も半ばとなりました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2024年2月 9日 (金)

読書日記「高学歴難民」

 講談社現代新書。阿部恭子。

 高学歴だが、生活が困窮している人や、裏で売春をしている人たちの実録。
 どこでどう間違えたのか、どうすべきだったのか。そして今どうするべきか。

 誰しもが少し間違えばこうであったかも知れないという実情を知る。

 読んでいて、大変暗い気持ちとなった一冊。

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2024年2月 8日 (木)

賃貸借において借主が自殺した場合の連帯保証人の責任

 賃貸借において、借主が借りていた部屋で自殺した場合、その部屋を貸すことができなくなった逸失利益を連帯保証人に請求できるかという論点があり、裁判例を調べてみた。あくまで私が個人的に調べた範囲内ということで、違う裁判例が多数あった場合にはご容赦いただきたい。
 調べた限りでは、本件賃貸借契約から生ずる一切の債務とされている場合には、当然に責任を負う(ただし、契約書上で責任の範囲が明確に定められていて、自殺のような場合の逸失利益を除外するとされている場合は別。)とされていた。

 逸失利益については、1年間はその部屋は貸すことができず、後2年間は賃料の2分の1を損害としていたものがいくつかあった。
 正確には、中間利息を控除しないといけないということはあるが、概ね2年分の賃料を損害とされてしまうということである。
 新しい賃貸借契約だと、極度額の定めをする必要があるため、賃料の1年間分とされている場合にはそれ以上の責任は負わなくてよいが、改正前の契約だと、賃料の逸失利益や原状回復費用(自殺した際、部屋が汚損した場合など)なども連帯保証人が責任を負うことになる。

 個人的感覚からすると、まあまあ保証人に酷なように感じてしまったのだが、どうであろうか。

 以上です。

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2024年2月 7日 (水)

ほっこりすること

 重厚な感じのオジサンがコンビニでWAONのカードで支払う時、「ワオン」という音がするとき。

 重厚な感じのオジサンが真剣な顔でスマホで動画を見ていた際、その動画がちらっと見えて、実はレッサーパンダたちがわらわらと出ている動画だったとき。

 ウェザーニュースの山口さん。

 以上です。

 

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2024年2月 6日 (火)

スマホの通知

 スマホにはしょっちゅう通知が来る。ニュース、天気予報等々。
 通知オフにすればよいのだが、中にはニュース等で見たいものもあるので、中々オフにできない。

 通知がある度に見るというようなことはせず、私自身は数時間に一度不要な通知を消す程度だが、1日7~8時間スマホを見ている人は、通知が来たら直ぐに見てしまうのかもしれない。
 私自身はスマホはツールとしか捉えていないので、1日にスマホを見ている時間は数十分程度なので(ニュース、天気予報、仕事のメールチェック)、後は仕事の電話に使うくらいで、7~8時間も何を見ているのか不明である。
 電車などでは、ゲームをしている人、動画を見ている人、ずっとLINEをしている人もいるので、そういうことに時間を割いているのかもしれない。LINEのアプリ自体入れていない私からすると、よくそんなにLINEをすることがあると思い感心する。LINEを直ぐに返さないと仲間はずれにされることがあるというようなことを聞いたような気もするので、今の子どもは大変である。

 私はスマホ脳にはなっていないはずと思う今日この頃である。

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2024年2月 5日 (月)

今週の小次郎

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 寒波が来ていた時に散歩から帰ってきて、「ああ寒かったわ」という感じでソファーでぬくぬくしている二代目小次郎である。
 2月も2週目に入りました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2024年2月 2日 (金)

読書日記「侮るな東京の山」

 ヤマケイ文庫。金邦男。

 20年にわたり、警視庁青梅警察署山岳救助隊に所属し、多くの遭難者を救助し、時には遭難者の遺体を発見してきた著者による警鐘本。
 奥多摩はけっして気軽に登ることができる山ではなく、侮ると命を失うのである。

 滑落、道に迷っただけではなく、軽装備で山を侮った結果命を失った人が多い。
 私は山登りはしないが、山岳小説を読むのは好きなので、実際の事例として興味深く読んだ。

 行方不明者を捜すために、時には休暇の時に個人的に山に入る救助隊の方々の影の努力には称賛するほかない。

 好著である。

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2024年2月 1日 (木)

人生最高レストラン

 あまりテレビは見ないのだが、土曜日は午後10時からTBSの情報7DAYSニュースキャスターを見てから、人生最高レストランを見ていることが多い。

 ゲストの芸能人が、今までに食べた中で、最高の3品を思い出などとともに紹介する番組である。
 私が出演することはないし、この番組で紹介された店に行こうという気もないのだが、人生最高レストランに自分が出たら人生最高の3品は何にするだろうかと考えて、宴会の際の話題の一つにすることもある。

 少し前は、京阪三条近くの地下にあった、江戸京という寿司屋のイカの塩握り、新橋にあった寺岡という割烹のアワビのバター炒めがランクインしていた。
 しかし、残念ながら、いずれの店も閉店してしまった。
 変わらずランクインしているのは、寺町丸太町にあるマダム紅蘭という中華の海老入りチャーハンである。
 勤務弁護士の頃は、ボスと一緒に昼食を取りに出かけたが、若かったこともあり、海老入りチャーハンの大盛りをよく昼に食べていた(だいたい1.5人前)。
 今はたまに食事をするのだが、その際は色々と食べた後、最後のチャーハンを多めに食べたいがために、出てくる料理は少なめに食べている。

 思い出に残る味としては、父親が小学校3年生か4年生の時に緊急入院した病院の地下にあった自動で出てくるうどんなのだが、当時うまかった記憶はあるものの、きっと今食べるとたいした味ではないのであろう。

 現在、残りの二品を検討中である。
 それが決まるまでは人生最高レストランには出演できない(出ることはないけど)。

 以上です。

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