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2024年4月12日 (金)

読書日記「信長と弥助」

 太田出版。ロックリー・トーマス。

 信長に使えた黒人がいたことは、史料にも記載があり、「弥助」と呼ばれていたことも史料から明らかとなっている。
 本能寺で信長が襲われた時にも、その供回りに彼はいた。
 しかし、弥助は討ち死にせず、信長の嫡男信忠の元に危急を告げに走ったようである。

 弥助はどこから来たのか。
 弥助はいかにして信長に仕えるようになったのか。
 弥助とは何者だったのか。
 弥助以外にも黒人は当時日本にいたのか。
 弥助は本能寺の変のあと、どうなったのか。

 その全てを解明することは難しいが、その答えにできるだけ迫ろうとした良書である。
 ただし、超マニアックな一冊なので、かなりの歴史マニアでないと読む必要はないだろう。

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