読書日記「怖くて眠れなくなる植物学」
PHP研究所。稲垣栄洋。
百獣の王を殺してしまうライオンゴロシや、抜けば抜くほど増える雑草。
ラフレシアは実は寄生植物。締め殺し植物、ガジュマル。
森の中を歩く植物。
うっそうとした森には何となく怖さを感じるかもしれないが、それは、植物のせいかもしれない。
エッセイ方式で書かれて読みやすい一冊。
怖くて眠れなくなることはさすがにないが、知的好奇心を満たされる一冊ではある。
こういうものがお好きな人はどうぞ。
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PHP研究所。稲垣栄洋。
百獣の王を殺してしまうライオンゴロシや、抜けば抜くほど増える雑草。
ラフレシアは実は寄生植物。締め殺し植物、ガジュマル。
森の中を歩く植物。
うっそうとした森には何となく怖さを感じるかもしれないが、それは、植物のせいかもしれない。
エッセイ方式で書かれて読みやすい一冊。
怖くて眠れなくなることはさすがにないが、知的好奇心を満たされる一冊ではある。
こういうものがお好きな人はどうぞ。
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勤務弁護士時代に出張が多く、全国各地の裁判所に行った。
地方裁判所や地方裁判所の支部だと、行っていないところの方が少ないと思う。
当時は今のようにインターネットが普及していなかったので、行ったことのない地裁や地裁支部に行くためには、まずその裁判所の住所を調べるところから必要であった。
といっても、大阪弁護士会協同組合が出している訟廷日誌(合冊版)の後ろには、全国の裁判所のうち、大きいところは住所と電話番号が書いてあり、少なくとも電話番号は載せてくれているので、そこで調べればよいのであった。
訟廷日誌には、管轄も書いてくれていて、どこの裁判所の管轄かを調べるにも役に立った。
とりあえず裁判所に電話をすると、裁判所の職員さんは親切で、どうやって行くかを教えてくれた。
少し前にも書いたが、山口地裁宇部支部は宇部駅にはなく、琴芝という駅で降りてくださいということを何度も教えてくれた。
その上で、駅から徒歩で行くことができる裁判所の場合は、行き方まで教えてくれたものである。
山口地裁だけは、行き方を聞いた時、「駅を出てすぐ前です。」と言われ、ほんまかいなと思って山口駅を降りると、確かに駅の真ん前であった。近くの裁判所では大津地裁が大津駅から近いと思っているが、山口地裁はその近さのレベルでは日本一ではないかと思っている(ただし、私が実際に行った裁判所の中なので、実は駅と合体している裁判所があるかも知れないので、あくまで個人の感想です。)。
管轄も、非常に入り組んでいる場合があり、訟廷日誌ではよく分からないこともあるので、その場合はもう裁判所に電話して聞いている。
昔の行政の単位か何かなのか、飛び地があったりするためか、そのあたりはよく分からない。
簡裁が最もややこしく、京都市のうちどこそことかが書いてあり、旧●●町と書かれると、もう電話して聞いた方が早かったりする。
裁判所の職員さんには感謝である。
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訴訟前の示談提案が約5500万円であったところ、最終的に判決で遅延損害金も併せて2億5000万円弱を獲得した事例。
担当弁護士は中で、共同受任した事件でした。
入通院慰謝料、後遺症慰謝料について主張立証をし、いわゆる赤本基準よりも高額な慰謝料が認定され、将来介護費についても動画を出して介護の状態の立証に務め、成年後見申立費用も損害として認められた事例です。
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本屋で買うときにカバーをつけてもらうのも店員さんも面倒だ思うし、エコでもあると思うので、ブックカバーを使っている。
Amazonで書籍を購入することも多いので、そちらだとカバーがない。
電車の中で、何を読んでいるのか見られるのも何となく気恥ずかしいところもある。
読書日記で書くのとはどこか違う。
たまにカバーなどもかけずに読んでいる人がいるが、気にならないのかと思う。
文庫版、新書用、ハードカバー用にそれぞれ3つくらい持っている。
文庫版で気に入っているのは柴犬の絵柄のものである。
新書はシャーロックホームズの刻印があるものが気に入っている。
ハードカバー用は、なぜか犬印鞄店と犬の顔が小さく描かれている赤色のものが気に入っている。
本によっては、分厚すぎて入らないものもあり、分厚いものでも入るものも別途必要である。
お気に入りのブックカバーで読書をしていると気分もいいのだが、時々その辺にポーイと置いてしまい、行方不明となることがある。
今は、文庫用の柴犬のカバーが行方不明である。早く出てきて欲しいものである。
特にオチも盛り上がりもなく恐縮だが、以上です。
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角川文庫。横溝正史。100分で楽しむ名作小説シリーズの一冊。
横溝正史のものが何か出ていないか時々探すのだが、これが出ていたので購入して読んだ。大きい文字で読みやすい。
角川文庫の「本陣殺人事件」に収録されているので、一度読んでいるはずだが、いつものように筋をすっからかんに忘れていたので、普通に楽しめた。
金田一耕助が登場した初めての作品が本陣殺人事件である。
金田一耕助の年表的には、黒猫亭事件は本陣殺人事件よりもずっと後の事件であるので、なぜ本陣殺人事件に収録されているのかは分からない。長さがちょうどよかったのであろうか。
内容的には、顔のない死体の事件であり、戦後間もない頃の事件であるため、登場人物が今のようにどこの誰で歯形や血液型から特定できないという特殊事情がある。
どんでん返しが続く横溝正史の真骨頂というべき作品である。
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昨日の話と似たような話で恐縮であるが、裁判所から和解案が出たとき、有利な和解案が出された方から、「和解に応じますか」と言われるとむっとする。
なので、私側に有利な和解案が出ても、直接代理人に連絡することはしない。
私の場合は、有利な和解案や、応じられる和解案が出た場合で、依頼者の了解が得られた場合には、裁判所にだけ連絡をして、確認は裁判所からしてもらうようにしている。
交通事故などで、微妙な和解案が出て、検算してみると、裁判所が計算を間違っているような場合には、相手の代理人はだいたい保険会社側で、その道に詳しい人であるから、直接連絡をして、「これ、間違っているよね。。」ということでお互い検算するようなことはある。
細かい話だが、和解案が出された時も配慮は必要ではなかろうかと思うのである。
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控訴をするかどうか、聞いてくる代理人がいるのだが、先輩から聞いたマナーからすると、むっとすることもある。
自分が全面勝訴している時に、敗訴した方に「控訴しますか。」と聞くのはやはり礼儀を欠く。
逆にこれをされたらどういう気持ちになるかということである。
全面勝訴ではないが、ほとんど勝訴している場合も同じである。
大半こちらが負けていて、負けた方から聞くのはあり得る。控訴せずお支払したいというような場合である。
両方微妙な判決の場合も、聞くことはありうるであろう。
私は上記のような検討をするのも手間なので、裁判所に相手方への送達日を聞いて、控訴期間が経過して確定を確認してから相手方には連絡をするようにしている。
些末な話ではあるものの、弁護士同士の礼儀だと思っているのだが、どうであろうか。
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PDFのデータをワードに変換するソフトを購入したので、資料から引用するのにかなり楽になったののだが、ワードから一太郎へ貼り付ける際の手法を知らなかった。私は未だに一太郎ユーザーで、ワードの使い方はほとんど知らないので、データを共有する際には一太郎で打ち込んだものをワード返還しているのである。
人からもらったデータに打ち込むときも上記の逆の作業をする。
検索して検索して、ようやくワードの文書を問題なく貼り付けられるようになった(すぐ分かるやろと言われそうだが、今までできなかったのである。)。
何か、新しい世界に到達したようである。
これで、一太郎のデータの1部がワードの書式のままで、その部分だけやたら行数や文字間が混み合っていて書式がおかしいという状態から解放される。
編集→テキストで貼り付ければよかっただけなのであった。
これで見栄えもおかしくなくなるのである。
小さい出来事である。
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PHP新書。堤美果。
政府の虚実を断罪する著者の新作。
この本は絶対に読むべきである。
社会が麻痺している時にこっそりとされる閣議決定。戦争の根源に資源問題。政府の近くにいる者たちが儲ける構造。
なぜそこまでマイナンバーカードを推し進めるのか。
日本の農業が壊され、言論が弾圧される危険性があるようになる。
日本政府がしようとしている、いや、既に行っているあまたの事実が明らかにされる。
是非、読んで欲しい。
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若い頃出張が多かったが、当時はインターネットなども普及していなかったし、オンラインで予約などもできなかったので、時刻表を読む力が必要であった。
ということで、必要に迫られてではあるが、私は今でも時刻表を読めるのと、オンラインで調べて他に何か方法がないか調べる時には、時刻表でも見たりしている。
先日新潟の高田支部に行った時は、上越妙高から高田までのその接続の悪さに絶望して(上越妙高でかなり電車を待たないといけない。)、結局糸魚川で共同受任している弁護士の自動車で高田支部まで乗せていってもらった。
高速道路だと、トンネルばかりでつまらないというので、日本海の海岸沿いを走ってくれて、非常にいいドライブであった。
ただ、鉄道マニアとまではいかないが、滅多に乗ることのできない電車に乗った時は嬉しかったことを覚えている。
五所川原支部に通っていた時に、青森駅から五所川原まで乗った五能線が最も思い出深い電車である。
海岸沿いを走る素晴らしい路線である。
山口地方裁判所宇部支部は、宇部線の琴芝駅にあり、宇部駅にはないのだが、この宇部線も確か当時は単線で、電車がほとんどなく、琴芝駅前の喫茶店で時間を潰した記憶である(電車にニワトリが乗っていた記憶があるのだが、それは自分の中で作出した記憶かもしれない。)。
来月ひまわり公設事務所の引継ぎ式に出るために小浜に行く予定で、小浜までの時刻表を見てどう行こうかと考えていたが、割合不便であった。結局福井弁護士会が敦賀から往復のバスを出してくれることになり、小浜線に乗ることができなかった。
いつか乗ってみたい路線である。
少し乗り鉄なのかもしれない。
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私はまだZoomの設定をしたことがない。誰かがしてくれるからである。
よって、Zoomの設定ができる人を密かに尊敬している。
依頼者とオンラインで打合をする時は、Googleミートを設定しているが、たまにしか設定しないので、いつもリンクをどうやって送っていいか分からなくなる。
説明を読むのだが、いくつもの設定方法があり、混乱するのである。
この日に会議を設定したいと打ち込んだら、パソコンで自動的にリンクも作ってくれればいいのに。
直ぐにZoomの設定ができる人のようになりたい今日この頃である。
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庭にミカンの木がある。買ってきたときには30㎝くらいだったが、今は1メートルくらいに成長している。
何回か実をつけたことはあるのだが、とてつもないえぐみで食べられたものではない。食べて悶絶を繰り返している。
ただし、アリなどにはご馳走のようで、庭に置いておいたところ、綺麗になくなっていた。
ミカンの木には、アゲハチョウが卵を産みに来る。茶色のものが幼虫である。
小さい頃は、食べられないよう、鳥のフンに擬態しているのである。葉を食べて成長するのである。
アゲハの全てがミカンの木に卵を産む訳ではなく、それぞれ違う葉を食べるようになっている。
これは、生存戦略でそのようになったものと思う。
以前、パセリを庭で育てていたところ、キアゲハが卵を産んだようで葉が全て食べられたことがあった。
幼虫は餌がなく大変そうだったので、市販のパセリを購入してきて餌としてあげたのであるが、直ぐに死んでしまった。
おそらくは、農薬のせいであろう。かなり綺麗に洗ったのであるが。大変かわいそうなことをしたが、庭のパセリは少ししか葉をつけなかったので、やむを得なかったと思っている。
庭のミカンの木は、毎年葉が食べ尽くされるほどは幼虫はつかないので、そのままにしている。
時々、卵を産みにアゲハが飛んできている姿を見るのも楽しみである。
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講談社。村上春樹。
時々村上春樹作品が読みたくなるが、新作が出ないため(長編が出たばかりだから当たり前だがょ、全編改稿されているというのと、著者書き下ろしの解題があるというので購入して読んだ。
しかし、そこまで記憶力があるはずもなく、そもそも話自体を忘れていたりするので、あまり意味がなかったかもしれない。
今は中々入手しにくい本である(また、そういうところにそそられたりする)。
「レキシントンの幽霊」「7番目の男」「めくらやなぎと、眠る女」が秀逸である。
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当たり前だが、連休が終わってしまった。
次にまとまって休むことができるのは8月であろう。
悲しい。
弁護士の繁忙期は4/1を年度の始まりとして考えると、4月の連休直前に一度やってくる。
そのあたりに「準備書面を出します」という期限設定をしていることが多いためである。
また、連休明けに書面提出の期限が設定されている場合でも、事務局の作業のことも考えると、連休前に仕上げておかないといけないためである。
なので、連休前は疲れていることが多く、ここで休むことができるのはありがたい(出てきて仕事をしていることが多いが、裁判や打合はさすがにないから、ゆっくりと仕事ができる)。
後は、9月である。夏休み前の期日で9月に出しますと、期限設定をしていることが多いためである。
8月夏休みだということでゆったりしていると、9月の直前に慌てないといけなくなるので、実際は8月末頃に一度忙しい時期が来るのである。
シルバーウィークがあるのはありがたい。
あとは年末の12月と、3月であろうか。12月は年末年始があり身体を休められてありがたい。
3月は4月頭に裁判官の異動があるため、そこまでに裁判官が終わらせたい事件などではかなりタイトスケジュールとなる。
3月は特に休みはないのだが、3月末頃から4月の初旬くらいまでは裁判所も事件を入れないことが多いので、割合スケジュール的にはゆったりとしている。
基本的に仕事人間ではあるのだが、休みも取ってメリハリがないと続かないと思う今日この頃である。
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かや書房。飯山陽・島田洋一。
日本のマスコミや学者の国際報道に対する批判を展開する一冊。
岸田外交の問題点、ハマスに対する見方、イスラエルが置かれている情勢、バイデンとトランプの差、核問題等、タブーなしの議論が展開されている。
新聞や週刊誌、テレビのニュースだけではなく、こうした本も読んで、盲信するのではなく、自分の頭で、何が真実かを探求することが重要である。
トランプについても一般的には批判されているが、この書籍では一定の評価がされている。
なお、ジョンボルトンの回顧録(←これは必読書)を読むと、外交に関して安部元総理が基本的に間違っていたことはほぼなかったことや、トランプを支えるため側近がどういう考えでアメリカを動かしていたかを知ることができる。安部外交と比較した際、岸田外交についてはこの本に書かれている通り、根本的な誤りがあると私も考えている(なお、安部政権の政治施策が全て正しかったなどと私もいうつもりはない。)。
色々と本を読まないと分からないことがあるし、それでもなお真実への道は遠いのであろう。
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今日は連休の谷間の1日な訳であるが、平成8年4月1日に弁護士として働き出してから(当時は4月1日登録であった)、連休の谷間で休んだことがない。
連休中も間に合わない事件の起案のため出てきていることもしばしばであるが、そちらの弁護士の方が多いのではなかろうかと思う。
ただ、スポーンと休む弁護士もいて、まあ生き方の違いなのだろうと考えている。
連休の谷間はさすがに裁判も入らず、起案をしたり打合したりするのに最適でもある。
ただ、勤務弁護士時代には、「ここで起案をしよう」と思っていたところ、他の弁護士はボスも含めて休んでいて、顧問先の急ぎの相談や、どうしてもこの間に相談を聞いて欲しいと言われて、結局仕事が増えたこともあった。
会社員でないのでそこは致し方がないと思っている。
連休で少しでも身体を休めて、夏休みまで突っ走りたいものである。
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