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2024年7月31日 (水)

コロナ感染者の増加

 最近コロナの感染者数が増加しているという報道に接している。
 5類になったことで2類の時のような意識も薄れ、公共交通機関でもマスクもしていない人が増えている。
 私はまだ公共交通機関に乗る時はマスクをしているし、手のアルコール消毒もこまめにしている。
 来客室のアクリル板も設置したままである。打合の時にはさすがにマスクは外していることが多い。

 電車の中などでマスクもしないで咳き込んでいる人がいたら、距離を取るか、他の車両に行くようにしている(咳をしているのにどうしてマスクをしないのだろう?村上春樹風)。マスクをしているのに、咳き込む時にマスクを外す意味の分からない行動をしている人もいる。
 
 周囲でもコロナにかかったという話を聞くようになった。
 やはり、多少は気をつけていかないといけないと思う今日この頃である。

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2024年7月30日 (火)

私に帰せず3

 私に帰せずの3つめである。
 検察官も公の思想が重要であり、組織としてのメンツとか、出世したいとか、そういうことで仕事をしてはいけないと思う。
 事実がないのにあるように持っていったり、有罪を取るためになりふり構わず自白を取ろうとしたりなどしてはいけない。
 証拠の偽造などもってのほかであろう。

 幸い、私が被害者支援でかかわった検察官は皆素晴らしい検察官ばかりであった。
 事案に真摯に向き合い、認められないところはそれはそれとして事案の解決に当たられていた。
 決裁が通らず、ともに悔しがってくれた検察官もいた。

 たまに弁護人をすると、「それ、事実経過からしてそんな筋無理だろう」という自白を取ろうとされることもあり、連日接見に行き、被疑者に「事実と異なることは認めるな」と助言することになることもある。
 見立てをするのはいいのだが、証拠関係から無理な筋は諦めてもらうことも必要だと思うのである。

 以上です。

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2024年7月29日 (月)

今週の小次郎

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 6時10分くらいから散歩をするのだが、6時でも最近は暑く、「ああ疲れた」という感じの二代目小次郎である。
 帰ってくると冷房の風が当たるところでしばらく身体を冷やしていた。

 これを書いている時点で「暑い」しか言葉が出てきませんが、7月ももうすぐ終わります。
 今週も頑張っていきましょう。

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2024年7月26日 (金)

読書日記「揺れる大地を賢く生きる」

 角川新書。鎌田浩毅。

 京都大学の鎌田教授による最終講義。
 東日本大震災以来、日本の地震発生率はどうなったのか。
 南海トラフの激甚さの予測。
 富士山噴火の危険性。
 地球温暖化は自明ではない等、これからの日本を生きていく上での知識が詰まった一冊。
 一時期売り切れとなっていたほどの人気書である。

 読み終えたのだが、非常に暗い気持ちとなっている。
 本当に大災害が来たときには、日本はどうなってしまうのだろうか。
 知識として知っていることは必要だが、天が落ちてきたらどうしようかと考えていた「杞憂」の語源となった中国の古典に記載された人のようなこればかり考えていたら不安しかなくなるし、人間はそうした不安を普段感じなかったり忘れるから生きていけるというところもある。
 杞憂では済まなさそうな災害のことを考えると、各人が備えておくしかないと思うのである。

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2024年7月25日 (木)

私に帰せず2

 弁護士が自身の利益を追求してはいけないということを「私に帰せず」として少し前に書いたのだが、これは、裁判官にとっても同じことがいえる。
 判決を書くよりは和解の方が楽である。そのために和解を強引に推し進めるようなことがあってはならない。それが当事者の利益に合致している場合で、両当事者又は代理人が納得する事案の解決に資する和解案を出すのであればともかく、損害賠償請求事件で支払う側が支払わないと言っているからといって損害賠償請求をしている側に無理な譲歩を迫ったりしてはならない。
 何の為に裁判官となったかを思い出してもらいたいものである。

 素晴らしい裁判官ももちろんいるが、中にはどうしようもない裁判官もいるのもまた事実である。
 私に帰せずというのは、裁判官にも肝に銘じてもらいたい言葉である。

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2024年7月24日 (水)

トナー

 プリンターのトナー代金は高い。
 先日、ブリンターが壊れて、部品がもうないということであったので新調したが、本体よりトナー代金の方が高かった。
 本体には3000枚のお試しトナーがついているのだが、2万枚可能なトナーを同時発注したら本体より高かったのである。
 こうやってメーカーは儲けていることが実感された。

 コピー機はリースだがカウンター料金がかかるし、紙代もかかる。
 紙代も価格上昇をしている。

 しかし、紙で提出するのが今も基本であるし、紙に打ち出して読まないと頭に入らない(デジタルデータだと、脳の使っている部位が違っているというような研究をどこかで読んだ気がするし、実際電子書籍はマンガだといいが、文字の電子書籍は頭に入ってこない。)。
 致し方ないと思いつつ、何でもかんでも高いなあと思う今日この頃である。
 弁護士の法律相談料は自由化されているものの、だいたいの相場である30分5000円(税抜)は私が登録した30年前から変わりがないことを思う今日この頃である。

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2024年7月23日 (火)

興奮されている相談者

 事務所で相談を聞く時に、ご自身が遭われたことに対して、非常に興奮されたり、憤慨されている相談者の方がおられる。
 そして、お怒りになられているのであるが、まずは何があったか聞かないと助言もできないので、落ち着いていただく必要がある。
 ご本人は何があったか当然認識されているのだが、弁護士の方は説明を聞かないと分からないからである。

 そのあたりのノウハウはそれぞれの弁護士は持っていると思うので割愛するが、興奮されているだけであれば落ち着いてもらって説明ができるが、お怒りのあまり相談している弁護士に対しても攻撃的になる人が稀にいる。
 弁護士への依頼は信頼関係で成り立つものなので、相談を聞いている時点で攻撃的になられると、受任できない方向に傾いてしまう。これは私だけのことではなく、一般的にそうである。
 相談に行かれる際には、できるだけ心を落ち着けて出向かれた方がよいと思うし、相談する弁護士は味方なので、その弁護士に対して攻撃的になられてもいいことは何もないのである。

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2024年7月22日 (月)

今週の小次郎

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 舌をペロンとしている二代目小次郎である。
 雨の中散歩に行ったため、服を脱いでいる。

 これを書いている時点で猛暑日が続いていますが、今週はどうでしょうか。
 きっとそれなりに暑いことは間違いないと思いますが、今週も頑張っていきましょう。

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2024年7月19日 (金)

読書日記「悪い男」

 東京創元社。アーナルデュル・インドリダソン。

 エーレンデュル捜査官シリーズ。
 男は喉を掻ききられて死んでいた。
 男はレイプドラッグを所持しており、バーやレストランで出会った女性にクスリを混入した飲み物を飲ませて意識を失わせ、レイプしていた常習犯と見込まれた。被害者による復讐なのか。エーレンデュルが休暇で不在の中、同僚のエリンボルクが真犯人を探すために奔走する。
 現場に残された一枚のスカーフは誰のものなのか。

 このシリーズは透徹した文体で、「読ませる」推理小説である。
 一気に読み終えた。
 夏の読書に是非。 

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2024年7月18日 (木)

言い訳をするより仕事をして欲しい

 相手方代理人が中々対応しないので、督促をすると、自分がどうしてできなかったのか、自分が今どれだけ大変なのかの説明が戻ってくることがある。
 そして、えてして、言い訳の内容がそうたいした理由でないことも多いし、それは予測できたことではないのかと思うことも多い。
 そんな言い訳はプロとして不要である。

 私も鬼ではないので、体調を壊している等については同情するし、無理をしないで欲しいとは伝えるが、多忙を理由にされても、それは自身でコントロールしてもらうべき事情ではないのかと思うこともしばしばである。
 それでお金をもらっているのだから、言い訳しないで仕事をしようと思う今日この頃である。

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2024年7月17日 (水)

○ひまわり基金弁護士の募集情報について

 現在、以下のひまわり基金法律事務所で後任の所長を募集しています。
 任期は3年で、国選刑事弁護や法テラスを利用した相談や事件受任の義務がありますが、支援委員会といって、数ヶ月に一度事件のことを相談できる体制があるほか、年間の売上から経費を控除した所得が720万円を下回った場合、720万円までは補てんされます。
 もちろん、売上が上がって720万円を越えた場合には、全て自分の所得とできます。
 勤務弁護士を数年(もちろん、もっとベテランでもかまいません)経験された弁護士にも応募資格があります。
 独立前に一度所長としての経験を積んでみませんか。
 概ね現在募集されている地域は、自然豊かな地域ですので、若いうちにそうしたところで弁護士業務をしてみるというのは、大いなる魅力であると思います。
 もし、ご興味がある場合には、日弁連までお問い合わせください。
 業務部業務第二課が担当です。詳しくは下記リンクから見てください。

https://www.nichibenren.or.jp/activity/resolution/kaso_taisaku/himawarikikin_bosyu.html

・オロロンひまわり基金法律事務所(北海道留萌市)の後任所長
(応募期限:8/31)

・オホーツク枝幸ひまわり基金法律事務所(北海道枝幸町)の後任所長
(随時募集)

・稚内ひまわり基金法律事務所(北海道稚内市)の後任所長(随時募集)

・留萌ひまわり基金法律事務所(北海道留萌市)の後任所長(随時募集)

・須崎ひまわり基金法律事務所(高知県須崎市)の後任所長(随時募集)

・中村ひまわり基金法律事務所(高知県四万十市)の後任所長(随時募集)

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2024年7月16日 (火)

今週の小次郎

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 耳を後ろにピッとしている二代目小次郎である。
 リラックスしてご機嫌なものと思われる。
 耳が大きいので、いわゆるヒコーキ耳はきっとできないのだと思う。

 これを書いている時点で35度の予報です。
 今週はどうでしょうか。
 暑さと湿気でやられそうですが、何とか今週も1日短いので頑張っていきましょう。

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2024年7月12日 (金)

読書日記「だからあれほど言ったのに」

 マガジンハウス新書、内田樹。

 私がここ数年愛読している著者の新作の新書である。

 日本論、日本人論である。
 不自由で、貧しく、生きづらい日本。

 失われた30年で「不自由な国」になってしまった日本。
 新自由主義の迷走ぶり、経済格差や税の不均衡、少子高齢化、低レベルな政治、大手企業の不祥事。

 「不自由な国」への警告の書であり、読むと暗たんたる気持ちにさせられるが、少しでもいい国となるよう、1人1人が頑張らないといけないと思わせる一冊。
 お勧めである。

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2024年7月11日 (木)

好きな事件だけ対応してはいけない

 自分がライフワークとしていたり、好きな類型の仕事は対応が早いのだが、それ以外となると全くやる気を示さず、遅々として仕事をしない相手方代理人がたまにいる。
 これはプロではなく、アマチュアの仕事である。

 費用をもらって仕事をしている以上、どの事件に対しても真摯に対応しなければいけないのである。
 筆が進まない事件もあるが、そうした事件ほど頑張らないといけないのである。

 なお、このブログは自戒も込めて書いているので、私も人間であるから、常に100%できる訳ではないことも付記しておく。

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2024年7月10日 (水)

事件に軽重なし

 「こんな小さい事件で弁護士さんは引き受けてくださるのでしょうか。」
 たまに依頼者から言われることである。離婚事件であったり、親族間の紛争であったり、相続であったり、交通事故であったりする。

 「事件に軽重はなく、どの事件も依頼者にとっては人生の一大事である。」そのように説明させていただいている。
 得てしてこのように言われる方の事件は、十分に事件性があり、弁護士が代理人となる必要がある事件であったりもする。
 経済的に依頼者が依頼してもペイしない事件の場合は説明させていただいた上で判断してもらうが、真摯に仕事をしているマチベンはたいていそういうものではないであろうか。
 弁護士に依頼するほどでもないのではと思って紛争が拡大する前に、相談されることをお勧めする。相談したからといって、必ず頼まないといけないものでもないので、まずはご相談されるのがよいと思う。

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2024年7月 9日 (火)

「ロースクール奨学金ちゅうぶ・小浜バスツアー」のご案内

★https://lawsschubu.jp/news/detail/51

「小浜視察ツアー」への参加を募集します
 NPO法人ロースクール奨学金ちゅうぶは、弁護士過疎地域等で活動する志を持つ学
生に奨学金を支給する目的で、法科大学院制度の開始と同時期の2003年に活動を
開始し、今年で丸21年、奨学生も第21期となりました。多くの賛助会員の皆様の
援助や寄付を受けて、これまでに63名の奨学生が誕生し、その中から10名が弁護
士過疎地に赴任しています。
 2023年は、「弁護士過疎地」を実際に体験することを目的として、①2月に五
島(長崎県福江島)、②9月に熊野(三重県)・新宮(和歌山県)への視察ツアーを
行いました。
 本年度は、福井県小浜市への訪問を企画しました。
 下記のとおり参加者を募集します。会員のみならず、一般の皆様、大学生・高校生
の皆さん、ロースクールへの入学を希望される方など幅広い方々の参加をお待ち申し
上げております。

【小浜(福井県)視察ツアー(概要)】
●日程     2024年9月10日(火)・11日(水)
●募集人数   30名程度(貸切バス1台を予定)
●スケジュール(予定)
1日目 9/10(火)
  9:00頃 名古屋駅を出発: 途中昼食
 14:00頃 敦賀にて弁護士との意見交換会
 16:00頃 法律事務所見学
 18:00頃 懇親会(敦賀市内)→ 敦賀市内(泊)
2日目 9/11(水)
 午前中 敦賀を出発して現地観光など:途中昼食
 13:30頃 小浜ひまわり基金法律事務所・裁判所見学
   村上いゆ弁護士(小浜ひまわり事務所長)などとの意見交換
 16:00頃 小浜を出発
 18:00頃 名古屋駅到着
※上記は現時点での予定であり、変更することがあります。

●参加費  一般:20,000円 / 司法修習生10,000円 / 学生:3,000円
●参加資格
① 弁護士過疎地での弁護士活動に関心がある大学生・高校生のみなさん
(幅広く参加いただけるよう大学等の枠を設けることがありますのでご了承下さい)
② 当NPOの賛助会員・理事・監事
③ その他一般の方
※バスの定員等の都合で締め切ることがあります。
●参加申込期限 2024年7月14日(日)
●参加申込方法 下記フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/BBbSnuJPmU7mx8PP6

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2024年7月 8日 (月)

今週の小次郎

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 犬ドリル中の二代目小次郎である。
 ひとしきりカーペットでゴロゴロした後、犬ドリルをして日課が終了である。
 この後はソファーでうとうとし出すのである。

 これを書いている時点で湿気がすごいですが、今週も頑張っていきましょう。

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2024年7月 5日 (金)

読書日記「外来種は悪じゃない」

 草思社。伊地知英信。

 外来種は悪で駆除されるものだという単純な価値観に一石を投じる一冊。
 日本で現在育てられている野菜の中にも外来種はあるし、外来種が駆除されればそれで本当に自然は再生するのかという疑問を呈する。

 通常釣られるコイは日本原産のものではなく、日本原産のコイは琵琶湖の奥底にしか生息していない。
 しかし、コイを外来種としては認識していない人が大半ではなかろうか。
 
 筆者は、「生き物を良い悪いで見ること自体がおかしな自然観だと思うのだ。だから外来生物を取り除けば「理想の自然」が再現される、という考えを疑っている。」(本文より)。

 物事を単純化して考えることも危険性についても考えさせられる本。
 「もちつきかつみ」さんによる生物イラストが多数掲載されていて、深刻な本ではあるが、どこかほっこりもさせてくれる。

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2024年7月 4日 (木)

工事に来てくれた人に飲み物を渡す

 自宅や事務所に工事に来てくれた人には、終了時に缶コーヒーかペットボトルのお茶を出すようにしている。
 特に暑い時期だと、冷蔵庫で冷やしておいたものを渡す。

 工事をしてくれてありがとうという気持ちである。

 大学時代、業務用冷蔵庫の据え付けや店舗用のクーラーの設置などの手伝いをしていた。
 夏の暑い時期だと、飲み物を持っていてもぬるくなってしまう。
 クーラーの設置の場合、当然だがその間クーラーは止まっているため、いいようのない暑さである。
 そうした時、そこの店舗の人が冷えた缶コーヒーなどを出してくれると些細なことではあるが、とても嬉しかったものである。

 それがあったので、些細なことだが、工事に来てくれた方には飲み物を出している。
 工事時間が長くなる時には、途中で出すこともある。

 人間は、ちょっとしたことが嬉しかったりするものである。

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2024年7月 3日 (水)

ハチの巣

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 初代小次郎の墓の横にクマの置物を置いてあるのだが、風で倒れたりして耳が欠けてしまっていた。
 中は空洞のため、アシナガバチが巣を作ったようである。

 父親が見つけて、ハチがいるとして騒いでいたのだが、アシナガバチはおとなしいハチであるし、一生懸命生きているのと、ハチの巣は縁起物だということなので、そのままにしておくことにした。

 孵化して、庭の野菜の花の受粉をしてもらいたいものである。

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2024年7月 2日 (火)

クロトンボ

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 夜に葉巻を吸いに家の裏に出たら、ひらひらとクロトンボが飛んでいた。
 クロトンボはゆっくりとしか飛ぶことができず、チョウチョのようにひらひらと飛び、その姿がかわいらしく、滅多に会えないので、幸運を運んでくるトンボと言われているようである。

 そのことを言ったところ、家族からは、「家の裏の駐車場によおさんおるで。」と言われた。
 がっかりである。

 以上です。

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2024年7月 1日 (月)

今週の小次郎

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 犬を股に挟んで犬がそこで寝てくれることは、人生の幸せの最たるものである(J・スチュワート・ミル。大嘘です)。
 一緒に寝ることはそれ以上の幸せである(トマス・ジェファーソン。大嘘です。)。

 不眠の人はワンコを股に挟んで寝るといいのにと割合本気で思っている。
 夕方早めに帰って散歩をしたのだが、45分散歩をしたのでくたくたになった二代目小次郎なのである。

 これを書いている時点で雨が酷いですが、今週はどうでしょうか。
 今週も頑張っていきましょう。

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