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2024年7月12日 (金)

読書日記「だからあれほど言ったのに」

 マガジンハウス新書、内田樹。

 私がここ数年愛読している著者の新作の新書である。

 日本論、日本人論である。
 不自由で、貧しく、生きづらい日本。

 失われた30年で「不自由な国」になってしまった日本。
 新自由主義の迷走ぶり、経済格差や税の不均衡、少子高齢化、低レベルな政治、大手企業の不祥事。

 「不自由な国」への警告の書であり、読むと暗たんたる気持ちにさせられるが、少しでもいい国となるよう、1人1人が頑張らないといけないと思わせる一冊。
 お勧めである。

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