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2024年8月30日 (金)

読書日記「バッタを倒すぜアフリカで」

 光文社新書。前野ウルド浩太郎。

 バッタを倒しにアフリカにを読んだ筆者の最新作。
 自分の婚活をする暇もなく、砂漠でバッタの婚活を調査してバッタの大発生を防ぐための方策を模索する。
 かなり学術的で、勉強になる。
 人が何かを突き詰めようとする時、きっときっかけは小さいものなのだろうが、こうして人生を賭けるほどのテーマに出会える人がどれほどいるだろう。
 その意味で筆者は幸せだと感じた。
 大変つらいつらい作業だったが、持ち前の軽妙な口調で語られるのでそう感じさせない。
 50歳も半ばの私がこれを読んでバッタ研究に人生を賭けようとは思わないが、この本を読んだ子どもの中から何か人生を賭けるものを見つけられる子どもが出てくればとよいと思いつつ読んだ。

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2024年8月29日 (木)

ニッチな仕事

 弁護士が懲戒請求を受けた際の代理人とか、弁護士が訴えられた事件の代理人を一定の数こなしてきている。
 これは、大変ニッチな仕事である。

 ただ、懲戒の代理人をした経験とか、訴えられた事件の代理人をしてきていると、また、他の弁護士から依頼をしたいと言われることがあり、ニッチなりに常に誰かの代理人をしている。今も複数の案件で代理人をしている。

 理由のない訴えも多く、そのような場合、相談を受けた時点で、弁護士賠償責任保険に一応届出をしてもらい、賠償責任保険の方から費用を出してもらうよう助言している。
 懲戒の場合は対象外なので、その場合には申し訳ないが費用をもらうことになる。

 ニッチな仕事ではあるが、同業者から依頼を受けるというのは名誉なことではあるので、頑張って対応していこうと思う。
 そのため、私の本棚には、弁護士業務関係の本がかなり揃っている。

 とはいえ、知り合いに限らせてもらっているので、全く存じ上げない弁護士からの依頼はさすがにお断りすることにしている(紹介者がいれば別だが)。

 私が訴えられた時も、誰かに依頼している。弁護士をしていると、いわれのない被告とされることもままあるのである。

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2024年8月28日 (水)

生禅

 禅の言葉で生禅(なまぜん)という言葉がある。
 生半可な禅で、悟りなど開けていないのに、中途半端に禅を学んで悟り顔をすることとされる。
 悟り顔をしているが、本人としては悟りを開いている心持ちなのだろうと思われる。

 弁護士の世界でも、同じように生半可な経験や知識で何もかもが判ったという気になっていることはあるだろう。
 弁護士を30年近くやってきて日々思うことは、日々勉強であり、さらなる向上を目指さないといけないということである。

 弁護士5年目とか、弁護士10年目とかに、自分もいっぱしの弁護士になった気分でいたものだが、今から当時のことを思うと汗顔の至りである。特に事件で失敗したとかということはないのだが、やはり経験を積んでくると、もっと当時やれたのではないかと思うことがある。
 自信がなさすぎるのはいけないのだが、やはり過信は戒めるべきであろう。

 たまに若い弁護士がかなり自信をつけてきたなという発言を聞くことがあるが、本当にできているかどうかは、常に戒めないといけないと思っている。成功体験を繰り返すことで自信はつくのだが、それが本当の成功なのかということも自省しないといけないところである。
 私自身、仕事とはこうあるべきというのは、日々模索している状態である。

 生弁(そんな言葉はないと思うが)に陥らないよう、自分のやり方がそれでよいかどうか、模索し続ける日々が大事である。

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2024年8月27日 (火)

法律事務所の名前

 弁護士登録をした平成8年頃は、法律事務所の名前はたいていその弁護士の名前であった。
 私も平成14年に独立する時に事務所の名前をどうしようか考えたのだが、結局、考えるのが面倒で、自分の名前にした。

 地名で事務所の名前をつけてしまうと、そこから移動した時にどうするかという問題がある。
 二条法律事務所も考えたが、これだと事務所を移転する際に二条通りを水平移動するしか選択肢がなくなるので、5秒くらいでやめた。
 勝手に引き合いに出して悪いのだが、御池総合法律事務所は、事務所を移転するとしたら、御池通りを水平移動するしかないであろう(事務所名を変えれば別だが)。

 次に、何か意図がある事務所の名前は特段思いつかず検討すらしなかった。
 色々と意図のある名前の法律事務所が出てきているが、中には見ただけでは意味の分からない事務所もある。
 いちいち事務所名の由来を説明するのも面倒だということも検討しなかった理由である。
 好きな花の名前にされている事務所もある。私自身、好きな花といえば桜くらいであるが、私が「桜法律事務所」などと名乗るのは似合わないことこの上ないであろう。

 名前でやっている事務所も、共同経営となると、名前を足していくところも多い。
 私が勤務弁護士をしていた福井啓介先生の事務所は、今、福井・稲田・上辻法律事務所である。
 電話をかけると、事務員さんが事務所名を電話口でいいにくいそうである。
 あとは、「かわの」なのか「こうの」なのか読み方が微妙であるということで、平仮名にしている事務所もある。

 中村利雄弁護士は故人となったが、後を継いだ弟子たちはそのままの名称で事務所を続けていて、ホームページに名前と顔も載っている。
 あとはボスが亡くなられても、ボスを敬愛して、そのままの名前でしばらく続けられていた弁護士さんもいる(その先生からボスの逸話をいくつか酒席で聞いたことがあるが、もの凄く破天荒な方だった。登録後間もない頃、記録も読んでいない事件で、ボスが反対尋問をするのかと思っていたら法廷から消えていて、その場で記録を読んで反対尋問をさせられたそうである。)。
 そういうのって何かいいと思う今日この頃である。

 

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2024年8月26日 (月)

今週の小次郎

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 ボールで遊ぶ二代目小次郎である。
 いつも寝ている訳ではない。
 朝の散歩の時に他の犬に怒るのだが、ラブラドールレトリバーにも怒っていた。
 まともに戦えば一瞬でやられるであろうが、優しいラブラドールで怒らないのである。
 そのラブラドールは、チワワにも吠えられていた。

 これを書いている時点でもう「暑い」しかありませんが、今週も頑張っていきましょう。

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2024年8月23日 (金)

読書日記「海松」

 新潮社。稲葉真弓。

 短編全集で読んだ筆者の作品に惹かれて、ハードカバーの作品を中古で購入した。
 第34回(2008年)川端康成文学賞を受賞した作品である。

 けっこうな年齢となった女性が衝動買いで傾斜した土地を買い、別荘を建て、そこで過ごす日々を描いている。私小説の作品と、創作の作品があるようであるが、いずれも場所は伊勢であろう。
 4作納められているが、その全てが珠玉の作品であり、どこからどうやったらこんな言葉を紡ぐことができるのだろうと思わせられた。
 中古で入手が難しいかもしれないが、夏の読書に是非お勧めしたい作品である。

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2024年8月22日 (木)

眠る力

 加齢とともに眠る力が落ちていくといわれている。

 ところが、私自身は週末はだいたい9時か10時頃まで寝ている。金曜日に寝始める時間は普段とあまり変わらず、11時30分か12時には寝ているから、平日よりも寝ていることになる。
 さらに二代目小次郎を股に入れて昼寝もする。2時間くらいは寝ている。
 10時間寝ているとすると、昼寝も合わせると土日は半日寝ていることになる。
 さすがに10時間寝続けてはいないが、7時くらいに目が覚めて、後1時間くらいで起きようと思うと2~3時間経っていて、原田ともよのように、時を駆けたのではないかと思ってしまう。
 週末だからといって朝寝するのはよろしくないと言われているが、寝られるのだから仕方がない。
 ただし、日曜日の夜はさすがに寝過ぎて寝付きが悪いことがたまにある。

 平日も寝たと思うと朝である。6時過ぎに起きて、2分後には二代目小次郎の散歩に行かなければならない。
 同年代と話をしていると、そんなに寝られないし、夜中にトイレに行くし、何回も目が覚めるという話をよく聞く。
 事務所でも可能であれば15分から30分ほどはお昼休みに仮眠を取る。

 今のところ眠る力は衰えていないようだし、夜中のトイレも行かなくて済んでいるようだが、人の話を聞いていると寝過ぎではないかと不安になり、短時間睡眠で問題ない人になりたい今日この頃である。

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2024年8月21日 (水)

心の構え

 吉川英治原作の宮本武蔵を描いたバガボンド(井上孝彦、講談社)というマンガで、風呂屋で宮本武蔵と柳生兵庫助が(お互い素性を知らず)邂逅する場面がある。
 風呂が嫌いかという兵庫助に対して、武蔵は「嫌いだ」と返事をし、柳生兵庫も風呂は嫌いだと話をする。
 垢が落ちるとともに、心の構え(いつ斬りかかられてもいいように瞬時に対応できるような構え)が解かれてしまう気がするからだろうと兵庫は武蔵に告げ、武蔵が喜んだ顔をすると、兵庫は、「あんたは自分と同じ気がした」という趣旨の回答をする場面である。

 弁護士もこうした心の構えは大事だと思っているので、長期間休むことができないのかと思ったことを記憶している。
 現代人なので毎日風呂は入るが、ずっと気を張り続けていてもいけないけれども、弁護士の仕事上、心の構えが緩むとミスを起こしかねず、たくさん休むと心の構えを取り戻すまで時間がかかる気がする。

 以下は余談なので、興味のある人だけ。

 伝承では、宮本武蔵と柳生兵庫は若い頃出会ったことはなく、柳生兵庫が名古屋藩の剣の指南約としている時に、偶々城下に来ていた武蔵とすれ違い、「久々に生きた人を見た。さだめし貴殿は柳生兵庫助殿であろう」「そういうあなたは宮本武蔵どのですね。」として、囲碁を打ち合ったが剣は交わさず別れたというものがある。
 柳生新陰流の正統は、柳生石舟斎から柳生兵庫助に相伝されている。有名な柳生宗矩は正統な相伝者ではない。
 渡辺幸庵という120歳になるという老爺に昔のことを聞き取りさせた話がまとめられているが、新陰流の印可をもらっているという渡辺幸庵自身が、柳生宗矩と武蔵とを比較して、「囲碁にていわば、井目も武蔵強し」と述べている史料がある。
 おそらく、武蔵と兵庫助は互角の腕前であったろうと思われ、兵庫も柳生宗矩と比較すれば、井目も強しだったのではなかろうか。

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2024年8月20日 (火)

裁判は(通常)それなりに時間がかかる

 裁判は通常それなりに時間がかかる。
 訴えを出してから第1回期日が入るまでも1ヶ月半くらいかかることが多い。
 被告にも言い分があることもあるから、被告が言い分を出してきたらそれに対して反論を出す必要もある。
 こちらが反論を出すと、また相手の再反論ということになるのだが、書面を作成するにも相手の書面を読み込んで、依頼者と打合をし、証拠があれば証拠を整理して書面を完成させる必要がある。こうして弁護士の仕事は手作業なので、普通は1ヶ月くらいごとに日が入る。
 裁判所の夏期休廷期間に当たると期日はだいぶ先になるし、4月で裁判官が交代すると新しい裁判官が記録を検討する為の時間も必要である。

 依頼者は、どうして早く進まないのだということで苛立ちを示されることもあるが、裁判という制度上やむを得ないところがある。
 上記の説明をしてご理解をいただくようにしている。
 依頼者からすれば、完成した準備書面だけを見ているのだが、それを書き上げるのには相当な労力と時間もかかる。
 多くの弁護士は、表現一つ一つまで気をつけて書いているのである。裁判例を資料で出すこともあるが、中には読んだけれど使えない裁判例もあり、取捨選択もしている。文献で調べていることもある。そのことも場合によれば説明する。
 裁判なんてするんじゃなかった、他に方法がないのですかということを言われる人もいるが、「他に紛争解決の方法はないので裁判をしているのであり、いい解決の方法があれば依頼者には当然提案しますよ、でも方法がないから裁判をしているのですよ」ということで説明をしている。

 私が弁護士になった30年ほど前よりは、ずいぶんこれでも民事訴訟も早くなったのであるが、紛争を早く終わらせたいお気持ちには寄り添うものの、相手もあることなので、こちらの思う通りには進まないところがありますと説明している。
 たいていの弁護士は尽力しているし、不満には説明をするのだが、紛争が早く終わって欲しいと思うのは人情であろう。

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2024年8月19日 (月)

今週の小次郎

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 おもちゃが投げられるのを待つ二代目小次郎である。
 暑いが元気である。
 しかし、気分屋なので、おもちゃを投げられても「やっぱり要らん」と無視を決め込む時もある。

 8月も早くも後半に入りました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2024年8月16日 (金)

読書日記「勇気論」

 光文社。内田樹。

 内田さんの新刊である(また新刊が出たので、最新刊ではないが)。
 日本人に一番足りないものは何かと聞かれて、「勇気」ではないかという発言がなされた。これに感銘を受けた編集者との間の往復書簡という形を取り、「勇気」について語り合う一冊。

 勇気とは何か。
 なぜ勇気が必要なのか。
 人から色々と言われることを恐れてばかりいると、学生の誰1人として教室の電気すらつけに行けなくなるという恐ろしい逸話も掲載されている。
 色々な人に是非読んで欲しい一冊。

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2024年8月15日 (木)

1日でできることは限られている

 弁護士の仕事は手作業なので、1日でできることは限られている。
 そのため、毎日できることをやっておく必要がある。
 15分の隙間時間があれば、15分しかないとして何もしないのではなく、15分でできることをしておくべきである。

 丸1日起案日として予定を空けていても、本当に丸一日起案ができない可能性も高い。
 1時間あれば準備書面の枠だけでも作り構成を練り、引用する証拠を検討するくらいまではできる。
 日々の積み重ねであり、事務局の助力も得て、真面目に仕事をするしかないのである(仕事というものはすべからくそういうものだという気もする)。

 自省を込めて、以上です。

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2024年8月14日 (水)

お盆期間中の開業

 私の事務所がお盆休みを取らない理由はいくつかある。

1、依頼者がお盆休みを取っていることが多く、打合が入れやすい。
2、過去の依頼者や依頼者からの紹介で新件の電話が入ることがある。お盆でご家族で集まった時に法的な紛争を解決しようということになることがたまにある。そうした依頼に応えたい。
3、出かけるにも高い。事務局も旅行に行くなら、わざわざここではなくてもいいはずである。
4、自分自身まとまった休みを取ると復帰するときに時間がかかる。

 ということで、交代で休みを取り、お盆期間も事務所は開けています。
 私も1日だけ休みをもらいますが(他でばらばらに何日か休んでいますので、ずっと働いている訳ではない。)。

 皆さん、よいお盆休みをお過ごしください。

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2024年8月13日 (火)

今週の小次郎

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 裏庭でセミが鳴きまくっているので、そちらを見るとカラスにセミが捕らえられていた。
 セミとしても不本意な生涯の終わり方であろうが、カラスとしても食事はせざるを得ず、自然界の厳しさである。
 そんな自然界の厳しさとは無縁にソファーに身体をこすりつけて匂いをつけている二代目小次郎である。
 冷房の効いた部屋で終日過ごして、まあまあ、いい暮らしをしていると思うのだが、本人はさらに満足を求めるのである。

 これを書いている時点で、前日の雨で気温は下がったものの、湿気があり、暑さには変わりがない日々である。
 今週はお盆休みの事務所も多いと思いますが、うちは誰かいます。
 今週も頑張っていきましょう。

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2024年8月 9日 (金)

読書日記「語学の天才まで1億光年」

 集英社インターナショナル。高野秀行。

 常に間違っており、人のやらないことをやり、人の行かないところに敢えて行き、それを書籍化する(私が大ファンの)著者がどのようにして語学に向き合ってきたかを整理した一冊。
 インドで無一文にされたとか、外国で酷い目に遭いながら、語学を学ぶ著者は私からすれば語学の天才であるが、ご本人にはその自覚はない。
 語学を学びながらのエピソードも爆笑必至である。

 高野ワールドに迷い込んでみませんか。
 夏の読書に是非。

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2024年8月 8日 (木)

私の執務スペースは南向き

 私の彼は左ききのようなタイトルで申し訳ないが(麻丘めぐみ。古くてすいません。)、これまた読んでも人生の糧にも弁護士としての仕事に役立たないので、読まないでもけっこうです。

 

 私の執務スペースは南に向いている。窓際でもある(窓もかなり大きい。)
 京都市役所が建て替えて高さが低くなったため、日当たりがよくなった。
 そのため、窓との間にまぶしくてパーティションを置いているが、南向きのため、暑い。
 メイン来客室も南向きで窓際であるが、補助のクーラーがあるので、それをつけているとマシである。
 来客室と私の執務スペースとの間には本棚がずらっと並んで仕切りになっているため、補助クーラーの冷気も来ない。
 執務スペースの近くに天井埋め込み型の業務用クーラーはあるのだが、エコ仕様とかで、センサーで人を感知しないと冷気をあまり出さないようになるようで、私が執務スペースにいてもセンサーとの間に書庫があり、感知してくれない。
 私の隣には堀田弁護士の執務スペースがあるのだが、堀田弁護士がいるとセンサーが感知してそれなりの冷気が出るのだが、堀田弁護士不在だとただただ暑い。
 事務局も私のところに書類を取りに来ると、「ここ暑くないですか。」と言っている。いや、暑い。
 冷風扇でも置こうかと思ったが、これ以上モノを増やすと通路が通れない。
 確かに来客室以外のバックスペースは物と記録に溢れていて、冷風扇があると邪魔であろう。
 女子高生が持っているようなミニ扇風機か、首に巻く冷たくなるヤツを買おうか、それとも建築現場の人が着ているベストに扇風機がついているヤツを着て仕事をしようか、ここのところ悩んでいる。

 

 以上。

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2024年8月 7日 (水)

物欲

 物欲がどんどんなくなってきている。
 元々物欲がある方でもないのだが、ここ10年くらいとみにそうなってきた。

 衣服は必要なものしか買わないし、高いものも買わない。夏場はそんなに高くないかりゆしが基本である。
 元々自動車に興味がないので、国産の自動車にリースで乗っている(弁護士になってからずっと国産で安い車)。
 ブランド物にも興味がない。
 スマホの最新機種にも興味がない(起動が怪しくなってきたり壊れたら買い換える)。
 万年筆を集めていた時があったが、一生かけても使えないのではと気づいてから購入していない。
 靴は最近スニーカーで、高い革靴にも興味がない。
 鞄だけはトゥミを使っているが、これは、色々と試してやはりトゥミが頑強で使いやすいという結論に10年ほど前にたどりついたためであり、これも仕事のためである。
 本だけは読書が趣味なので買う。

 今だけ金だけ自分だけという精神をなくして、高い自動車の購入をやめてブランド物を買わないで居れば消費社会というあり方は変わるのではなかろうかと思っているが、なかなかきっとそうはならないのであろう。

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2024年8月 6日 (火)

雨雲レーダー

 これを書いている時点で不安定な天候が続いている。
 そういう日には雨雲レーダーのチェックが欠かせない。

 個人的にはウェザーニュースの雨雲レーダーが精度が高いと思っており、雨が降る日や不安定な天候の日は時々チェックしている。
 自分自身が外に出る時の備えということもあるが、急ぎのものがなければ事務局に外回りを中止してもらったり、ご高齢の方や、足がお悪い依頼者の場合、急ぎでなければ打合を変更したりするためである。
 真っ赤な雨雲レーダーが通過するようだと、本当にバケツをひっくり返したような雨となる。

 雨も降らないと水不足になるのだが、降り方が異常である。

 日本の天候はどうなってしまったのであろうと思いながら、今後は台風も上陸することもあるであろうし、災害が少しでも少なくなることを祈るのみである。

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2024年8月 5日 (月)

今週の小次郎

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 散歩後うとうとしている二代目小次郎である。
 甚平さんを来ている夏の子どもみたいである。

 とにかくこれを書いている時点で40度に迫る暑さです。
 そんな中でも、今週も頑張っていきましょう。

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2024年8月 2日 (金)

読書日記「猫を処方いたします2」

 PHP文庫。石田祥。

 猫を処方いたしますの続刊である。
 今は犬派となったが、かつては猫派であり、基本的に生き物はすべからく好きである。
 そうであるので、この本を読むと涙を禁じ得なかった。

 猫の想いと飼い主の想い。家族としての猫を感じさせる作品であり、お勧めである。
 私が仕入れた情報によると、猫を処方いたしますと併せると累計13万部売れているということであり、さらに売れて欲しい一冊である。

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2024年8月 1日 (木)

8月1日

 読んでも人生の糧にも弁護士としての何かが得られるわけではないので、その前提でお読みください。
 
 小学生の頃は7月中に学校の宿題はほとんど終わらせて、読書感想文と自由研究くらいを残すのみにするのが常であった。
 8月中は大半遊びたかったのである。

 当時はプールの夏休み中の解放があったり、魚つかみ大会があったり(ウナギを捕まえたかったが、結局捕まえられなかった)、父親の田舎に帰ったりと、遊ぶことはたくさんあった。今ほど気温も高くなかったのだが、田舎で帽子もかぶらずセミを捕っていたら熱中症になったこともあった。セミを100匹くらい捕まえたのだが、セミの寿命は短いというし、繁殖の機会を奪ったので、今から考えるとかわいそうなことをしたものである。
 夏休みの自由研究で、これまたかわいそうなことをしたのであるが、防波堤でふらふらと泳いでいたハコフグを捕まえてホルマリン漬けにしたこともあった。

 ということで、8月1日には思い入れがあり、この日までに宿題を終わらせるという期限であり、これ以降は大半遊べるという思いが詰まっている日でもあった。
 
 司法修習生になると、夏休みがそれほどなく、当たり前だが弁護士になると小学生のような夏休みはない上、勤務弁護士の頃は働き過ぎて夏休みも取れなかったこともあった。ミスチルの楽曲の「光の射す方へ」という歌詞の中で、母親が「夏休みのある小学校時代に帰りたい」というくだりがあるが、夏休みが取れなかった勤務弁護士の時の気持ちを的確に示している表現といえる。

 長期に夏休みを取る弁護士もいるようだが、そうなると中々元に戻ることができないような気がしていて、今は細切れに夏休みを取っている。
 ということで、うちの事務所はお盆も交代で休みを取ることにしていて、事務所は私がいないかも知れませんが、毎日誰かはいます。

 皆さん、素敵な8月を。

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