今週の小次郎
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幻冬舎新書。堤美果。
この著者の本は本当にためになる。絶対何冊かは読んだ方がいいと思っている(そして、自民党が全く国民のことを考えていないことを思い知る必要がある)。
日本の水が売られ(水道の民営化で外国資本が参入。諸外国でその結果どうなったかを知ると恐ろしい。)、日本の農地が売られ・・・と読んでいくにつれ戦慄する。
外資に儲けさせるための施策を続ける(あるいは仲良し企業)だけの政策に国民の未来を考えるという思想はゼロである。
是非一読を。
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米不足ということが報道されているが、我が家の米もなくなりそうだったところ、通販で米を見つけて「これや!」と思い購入した。
届いた米は玄米であった。15キロ。
玄米は健康的といわれるが、白米のようなおいしさがなかった。
自宅は田舎の方なので、自動車で通る時に、近くに精米機があるのをちらっと見ていたことを思い出した。
人生で初めて精米機で精米をしたのだが、割合簡単であった。
玄米は白米になり、久しぶりに食べる白米は染み入るほど美味しかった。
新米も価格が高くなるとも言われていて、庶民の生活には大打撃である。
なかなかに政治家は庶民の暮らしは想定できないであろうし、官僚も似たようなものではないであろうか。
打ち出してくる施策がことごとく当を得ないものであったりするのはそういうことであろう。
そればかりではなく、官僚もほとんど持っておらず、医療業界からも反対の声ばかりあるマイナ保険証の導入など、利権がちらつくと思うのは私だけであろうか。
米騒動でも、何もしないか、当を得ない施策が出てきそうである。
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夏は何もしていなくても歩いているだけで日焼けする。
小学校の頃に夏休み明け、クラスで誰が一番日焼けしているかと先生が手を挙げさせたことがあるが、ベスト3であった。
今なら何かまた問題にされるかもしれない。
日焼け止めをほとんど塗ったこともない。
メラニン色素が多いのである。
先生、海でも行かれました?
行ってません。
じゃあ、ゴルフですか?
ゴルフはやめました。
何でそんなに焼けてはるんですか?
歩いてるだけで焼けるんです。
依頼者や出入り業者と何度この会話をしたか判らない。
以上です。
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9/18の夕方普通に散歩をしたのですが、ご飯を食べず、オヤツのみ食べていました。
9/19の朝はいつもより半分程度の散歩しかせず、少し具合が悪いのかと思っておりました。
ところが、9/19の午後になり、てんかんのような発作を起こし、病院で点滴を打ってもらい戻ってきました。
私が抱いて少しうとうとしていたので、クッションで寝かせて撫でたり声をかけていました。
21時頃、急に苦しみだし、直ぐに息を引き取りました。
今日以降も何度か今週の小次郎が掲載されますが、先に投稿したものです。
そのまま記事としては何度か掲載することにいたします。
小次郎の記事を楽しみにしてくれていると言っていただいていた方もおられました。
在りし日の小次郎に変更して掲載するかどうかを検討中です。
私のところに来て、二代目小次郎が幸せであったかはわからないけれど、私は本当に本当に幸せでした。
ありがとう。小次郎。でも、こんなに早い別れが、突然やってくるとは思いませんでした。
安らかに眠ってください。
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ハヤカワ・ミステリ文庫。ステイシー・ウィリンガム。
主人公が12歳の夏、父が湿地で6人の子どもを殺害した。20年後、臨床心理士となった主人公の近くで再び連続殺人が起こる。
父は刑務所で再犯ができる状態にない。
連続殺人犯は誰なのか。模倣犯なのか。
最後はどんでん返しに継ぐどんでん返しだが、著者はこれがデビュー作ということもあり、主人公の人物設定が甘いように感じた。また、途中で私は「ああ、こうだな」と思えてしまい、ミステリを多数読んでいる人にとっては物足りない内容となっているかもしれない。
本格ものは難しい。
横溝正史のように、主人公はやはりキャラが立っていないといけないと思ったのと、トリックというのは、現代では中々に難しいところがあることも痛感した作品。
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これどうしようかなとか、これ買おうかどうしようかなと思うことがある。
いつまでもモヤモヤしているより、やってみたり、買ってみたりする方がいいというのが私の考えである(購入の場合はもちろん値段との相談ではあるが)。
ただ、モヤモヤしていても、いつの間にかそのモヤモヤがなくなることもあるので、モヤモヤ度合いによるだろうか。
以上です。
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時間術のような書籍を読んでいると、とにかく無駄な時間を無くして効率化せよと書いてある。
事務所で仕事をしている間は集中して仕事をしているが、それ以外の時間まで効率化して無駄を無くすと身体も精神も保たないと思うのであるが、どうであろう。
無駄な時間も生きていくためには必要ではないだろうか。
電子レンジの前でチンされるまで待っている時間。
ぼんやりヒロシのぼっちキャンプを見る時間。
パソコンにデータがダウンロードされていくのを見ている時間。
電車で外の景色をぼんやり眺めている時間。
あまりに無駄な時間を使うなというのは、非人間的な行き方を強要されているように思えるのであるが、どうであろう。
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講談社文庫。吉川トリコ。
第28回島清恋愛文学賞受賞作。
定期的に本屋を周り何かないか探すのだが、これが置いてあり、何となく手にとって購入した。
結論的には大変面白かった。
節約してお金を貯めていた40歳の地味な会社員。
ガンで余命1年と宣告された彼女はお金を貯める意味がなくなり、散財するのだが。。。
キャラが際立つ登場人物ばかりで飽きない。
「かう」とは、買うなのか、飼うなのか。そこもまた考え処の作品である。
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依頼者から依頼を受ける時に、あるいは相談を受ける時に、私はできないことはできないと言うと説明させていただいている。
依頼者から紛争の内容を聞いた時に、(それができるかどうかはともかくとして)どうしたいか分かっている依頼者もいれば、どうしてよいか分からない依頼者もいる。
どうしたいかということが分かっている依頼者でも、法的にはどうしても難しいことがある。
そのときは理由をできるだけ丁寧に説明して、なぜそれができないかを説明させていただくほかない。
もちろん、依頼者のいうことが難しくとも、そこに近づけるような解決ができないかは一緒に模索する。
依頼者のいうことが法的に実現可能であれば、当然お引き受けすることは当然である。
時々、相手方代理人の主張を見ていると、「絶対こんなこと無理なのに、説明をきちんとしているのかな」と思うこともあるが、依頼者向けにとりあえず言っているだけなのかもしれないが、そこは代理人の段階で難しいことを説明しておいて欲しいところである。
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仕事のことが常に頭にあり眠りが浅いという話を先日聞いた。
枕元にメモを置いてあり、目が覚めると思いついたことを書くそうである。
自宅でも、プライベートの時でも仕事のことを考えてしまうということも弁護士からはよく聞く話である。
私はというと、若い頃はそうした時期もあったが、今は事務所を出た瞬間から仕事のことは考えないでいる。
いつ頃からか思い出してみると、15年くらい前からそうしているようである。
どうしてそうできるかというと、行き帰りの電車の中では本を読んでいるのでそちらに集中しているからである。
また、考えても仕方がないと思ったからでもある。また、自宅では調べ物もできないからである。
さらに、夜に浮かぶ考えはたいしたことがないことが多いからである。
考えるのは事務所の中だけで集中してやるようにしている。
予定は全て手帳に書いているので、翌日の予定は電車を降りる少し前に手帳を見て、「今日はこういう予定やったんか」と思うくらいである。
もちろん、どこかに出張に行かないといけない時は前日に見てそれくらいはぼんやり覚えている。
最近では予定をしっかり覚えていたのは京都アニメーションの被害者参加の期日くらいである。
そうしないと、きっと脳が疲れて、いい仕事はできないと思うのであるが、どうであろう。
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弁護士会などで行う講演会は、ある程度の人の数を来てもらいたいということで進めることが多い。
有名人を呼ぶこともある。
もちろん、そうしたきっかけで弁護士会のことを知り、活動に興味を持ってもらうという側面もあるので、多人数を集めることは悪いことばかりではない。
ただ、1000名来て一人にも響かない講演より、参加者は20名だが、20名全員とまでは言わないものの、そのうち何名かでも真に響いていれば、講演は後者の方が成功したといえるのではないかと最近思っている。
自分自身が講演というか講義することもあるが、人数は少なくとも、来た人のうち数名でも響く講演や講義ができる方がいい講演又は講義だったといえるのではと思っている。
ただ、何回やっても講演や講義は難しく、常に模索している。
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毎日新聞出版。上下巻。津本陽。
再読したくなり、少しずつ寝る前に読んでいた。
猿飛佐助、霧隠才蔵などの架空のキャラクターが徳川軍を翻弄する。
真田幸村が大阪の陣で突撃した時に、徳川家康が実は死んだという伝承がある。
真田軍団は徳川家康の首を取れるのか、痛快歴史伝奇小説である。
津本陽先生が亡くなられたことが寂しくて仕方がない。
もう少し長命していただいて、こうした快作を世に送り出して欲しかった。
真田ファンであれば是非。
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「本を読まないといけないと思っているのですが、何を読めばいいでしょうか。」と聞かれることがある。
読書はやらないといけないと思ってするものではなく、本が読みたくてするものだと思うので、こう聞いている時点で読書欲がないのではないかと思っているのでそう指摘する。私などは読みたい本が山ほどあり、何から読めばいいのかいつも悩んでいる(一冊読み終わると、読む本を探すのに苦労する。どれもこれも自宅の部屋にある未読の書籍の中から目移りしながら選ばないといけないためである。)。
そうはいってもお勧めの本はあるし、こう読むといいという方法もあるので、それは回答している。
ある作家の本を一通り読むと、その作家の人となりや物の見方が分かり、他人の考えに触れることができるので、バラバラに読むよりはある作家のものを一通り読むのがよいと回答している。例えば司馬遼太郎であったり、村上春樹、レイモンドチャンドラーであったりなどである。
あとは時を経て古典として残っているものは、やはりそれだけ普遍的といえるので、古典から入るのもいい。
その中では、夏目漱石を薦めている。夏目漱石が朝日新聞で日本語とはこのように書くのだということを示してくれたおかげで、今我々は誰でも教育を受けていればそれなりの文書を書くことができているからである(司馬遼太郎による)。
ジャンルも自然科学、ノンフィクション、小説(特に文学)とまんべんなく読むのがいいと思う。
いつ読むのかと聞かれるが、私は電車通勤しているので、その間で読んでいる。
最近は夜は目が疲れてしまい読めていないが、夜に1時間は読書の時間を取るなど決めるのもいいと思う。
ただ、夜に血湧き肉躍るというような小説を読むと寝付きが悪くなるので、そういう本は早起きして読んだ方がいいかもしれない。
海音寺潮五郎は小説を書く合間に本が読みたくて仕方がなく、隙を見て読んでいると配偶者に見つかり慌てて読んでいた本を隠したというような逸話がある。
本を読むと得られない人生経験や物の見方を得ることができるので、読書をしないのは人生において多くのものを失っていると思う。
読書、しませんか。
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これを書いている時点で台風が列島を縦断する予報である。
被害が出ないことを祈るばかりであるが、故中村利雄と私は台風の進路や強さについて酒を飲みながら議論をしていると、それだけで飲み会が終わるほどであった。
なぜかは判らないが、そんなところも馬が合ったのである。
今はスマホで直ぐに進路のニュースが判るが、今回の台風10号は当初の進路予想から大きく外れて、西に寄り、1時間ごとに予報が変わるという台風である。
被害が出ないよう、備えをするしかない。
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