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2024年11月29日 (金)

読書日記「午後の最後の芝生」

 スイッチ・パブリッシング。村上春樹。イラスト、安西水丸。

 安西水丸さんのイラストが入った単行本である。
 この村上春樹の短編は、文庫本で読み、池澤夏樹個人編集の文学集でも読んだのだが、安西水丸さんのイラスト入りで、綺麗な本であるので購入して、(おそらくは5回目くらいだが)、読んだ。

 安西水丸さんは葉巻が好きで、雑誌などによく葉巻エッセイを書かれていた。
 写真とともに掲載されていることがあったが、正直、葉巻が似合っていて、うらやましく思ったものである。

 作品については、村上春樹の短編の中でも珠玉の作品というべきだろう。
 なぜ、午後の最後の芝生なのか。最後の芝生ではどのような出来事があったのか。
 その出来事は本当のところどういう背景があったのだろうか。
 余韻が広がる短編である。

 本好きな人で、綺麗な本を書棚に飾っておきたい人向けかもしれないが、蔵書はどれだけあってもいいと思うので、そういう人は是非。

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2024年11月28日 (木)

書面を書く時

 パソコンで打ちながら考えるという弁護士もいるが、それでは筆が進まないものである。
 パソコンで打ち出す時点で、構成・構想を先に練っていないと、書きながら考えるのでは、筆が進まないであろう。

 こういうことを書こうということで書面を書き出すと、後は表現であったり、書くべき事の順番であったり、そういうところに注力することができる。

 構成や構想を考えるのに、先に手でメモを作っていることも多い。
 何を書くのかの項目だけでも書き出すと、筆が進むものである。

 もちろん、事案的に筆が進まない事件もあるので、それは仕方がない。

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2024年11月27日 (水)

スマートフォン

 電車の中では、起きている人の中でスマホをずっと見ている人が8割から9割くらいである。
 前から不思議なのだが、どうしてそんなにずっとスマホを見ていられるのだろう。
 よくニュースで若者がスマホを1日もの凄い時間見ているというような報道がされているが、一体何にそれだけ時間を取られるのか不思議である。

 動画を見る、ゲームをする、LINEをする、インスタを見る、マンガを読む等であろうか。

 私はスマホについては、仕事のメールを予めチェックして、不要なメール(勧誘のDM)を削除して、天気を調べて、気になるニュースを見る、グーグルカレンダーに思いついた仕事でしないといけないこと等を書き込むくらいしか使わない。
 そうすると、1回に見る時間は長くて5分程度である。これを1日4回するとしても20分程度のものである。

 LINEもしていないし、スマホで動画を見ると老眼で辛いし、スマホのゲームはしないし、インスタも見ない。マンガも字が小さいのでスマホでは読まない。だからであろうか。

 私が内田樹先生と同じ、病的な合理主義者だからだろうか。
 目的地に行って帰ってくるということだけを基本して、寄り道も散歩もしない。

 1日10時間もスマホを見ていたら、仕事にならないというところもある。
 私のようなオジサンにとっては、本当に謎である。

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2024年11月26日 (火)

寒波到来

 どうでもいい話である。

 これを書いている時点で今年最大の冷え込みとなっている。

 毎年悩むのが、寒い時期の服装である。
 私は下着にあったか下着みたいなものを着ると毎回風邪気味となるので(タイツも同様)、下着は冬でも半袖のペラペラのもので、タイツも履かない。靴下をハイソックスにする程度である。
 コートで体温調節をすることになるのだが、あまりに分厚いコートは電車内で暑すぎるし、外では寒いという難点がある。
 暑いところでは涼しくしてくれて、寒いところでは暖かいというような夢の素材はないものか。

 大阪の弁護士でたいへん偉い方だが、何回も電車内で(多分それなりに高い)コートを脱いで棚に置いて忘れてしまい、コートを着なくなった人がいた。
 電車内で脱ぐというのは、そうした危険性があるのである。

 ということで、電車内の暑さか、外での寒さに耐えるか、悩ましい季節がやってきたのである。

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2024年11月25日 (月)

在りし日の小次郎

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 美容室での二代目小次郎である。
 3代目小次郎はいるのだが、二代目小次郎は私に取って特別な犬であるのと、3代目小次郎は子犬のためいい写真がなかなか取れない(基本まだ子犬でずっと暴れているため、ぶれた写真しか撮れない)こともあり、しばらくは交互かやや二代目小次郎寄りである。
 少し早いのだが、2021年の新春を迎える直前の二代目小次郎である。
 しつこいが、この笑顔に当時はなんとなく割り切れないものを感じたものである。

 いよいよ12月が迫ってきました。
 今週も頑張っていきましょう。
 

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2024年11月22日 (金)

読書日記「百年の孤独」

 新潮文庫。ガブリエル・ガルシア=マラケス。

 話題となっていた本が文庫化されたものである。
 多くの作家に影響を与えた作品とされているが、最初は酷評されたという話も聞く。

 私の周りの文学読みも、複数の人が、「何回かチャレンジして断念した」という作品であり、癖がある。
 まず何といっても、登場人物の名前が同じということが挙げられる。
 同じ名前が何度も出てくるので、いちいち「これ、誰やったっけ。。。」と登場人物リストに戻らないといけない。
 プエンデイア一族の百年の栄枯盛衰を描いた作品であり、悲劇の物語である。表題の「孤独」の意味も様々に取ることができる。

 読み終えるまで相当な時間を要して、途中で断念した人の気持ちも分からなくはなかったのだが、読み進めるにつけ、物語の力強さがだんだんと心に食い込んできて、読み終えた後は充実した読後感がある作品で、不思議な物語であった。
 たとえが難しいが、最初はものすごく堅いスルメイカを噛んで噛んでしているうちにもの凄く美味しく感じてくるというような感じに似た物語とでもいおうか。
 本来は万人に向いた話ではないと思うのだが、相当な売れ行きのようである。
 しかし、買った人が最後まで読んでいるのかは、私の周りの文学読みですら断念した人が複数いたのでわからないところである。
 時間はかかるし、本来なら登場人物相関図でも作成しないと混乱すると思うが、大作を時間をかけて読んでみようという人にはお勧めかもしれない。

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2024年11月21日 (木)

徹夜

 生まれてこの方、徹夜というものをしたことがない。
 徹夜で遊ぼうと言われたが、寝てしまっていたことも何回もある。
 体質的に無理なのである。

 仕事で徹夜などとんでもないことである。
 理由としては、以下のとおりである。
 徹夜で書いた書面のクオリティーは低くなるはずであること。
 徹夜した後の仕事に差し障りがあること。
 徹夜しないと間に合わないような仕事のやり方がそもそも間違えていること。
 徹夜したとしても、昼間にする仕事と同じ業務量はできないので、きちんと休んで集中して仕事をした方がはかどること。

 先日、もうすぐ還暦を迎える同期(年齢でいえば私より5歳上)が徹夜で久しぶりに仕事をしたという話をしていたが、上記理由を述べて徹夜などとんでもないと説諭した。
 コーヒーを飲んでタバコを吸っていたらご飯はいらないなどといって、夜の会食がその日の最初の食事だと言っていたり、夜の会食をして2次会に行くと9時前から寝はじめたり、色々と間違えているので、その都度説諭するのだが、行動を改めないのである。

 皆さん(主として弁護士)も徹夜はやめましょう。

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2024年11月20日 (水)

素直に信じる前に、一度弁護士に相談してみませんか

 うまい話には裏がある。
 怪しい話はそのほとんどが虚偽である。

 楽な高額バイトなど存在しない。
 あなただけに勧めている特別な出資話などない。
 ホームページをリース又はクレジットで一新すれば売上が上がるということなどあり得ない。
 会ったことのない人が結婚や交際を申し込んでくることなど通常ない。
 警察がお金を振り込むように指示することはない。
 弁護士が口頭でお金を支払うように指示することはない。

 素直に信じる前に、一度弁護士に相談してみませんか。
 各地には法律相談センターが設置されていて、多くの場合30分5500円(消費税込)で相談を受けられます。
 法律相談センターがない地域でも、地元の弁護士会に電話してみれば何らかの相談手段があるはずです。

 私があげている例以外でも、先に弁護士に相談することで、被害を未然に防げるかもしれません。
 場合によれば数百万円、数千万円の被害を被ったり、人生を棒に振るかも知れません。
 その前に、弁護士の意見を聞いてみることをお勧めします。

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2024年11月19日 (火)

宿泊費の高騰

 先の出張で、早朝に東京駅に行く必要があるのだが、当日の京都始発の新幹線では本当にギリギリであることが判明した。
 東京駅からバスに乗るのだが、そのバスに乗り遅れると、その後の予定に絶対に間に合わないのである。
 そして、京都始発の電車だと、朝の3代目小次郎の散歩の時間も考えると、4時起きということになる。

 ということで、前日に東京駅に移動して宿泊しておこうと思って、いつも日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会に出席している時に宿泊している宿を探したところ満室で、その近辺のホテルも、素泊まりで軒並み4万円越えであった。
 私が委員長になるまで、そして、委員長になってからコロナ渦になるまでは1万3000円~1万5000円くらいであったものが、高騰過ぎるくらい高騰していた。少し前だと、2万円ちょっとであったのに。。。
 秋の行楽シーズン、外国人観光客の増加、人件費の増加等が原因であると思われるが、それにしても・・・というところである。
 先の価格を見たところ、そこまで高くはなかったので、秋の行楽シーズンの影響もあるのであろう。

 先日もサッカーの練習に来た北陸の弁護士が、泊まって帰ろうと思ったところ、京都のみならず、滋賀県のホテルまで満室であったということで、遅い電車で帰らざるを得なかったことがあった。
 
 今、どうやって東京駅に早朝に行くか思案中であるが、近くまで行ってそこで宿泊するか、あるいは4時起きで3代目小次郎の散歩に行くかの選択を迫られている。4万円が支払えないかというと、支払えないことはないのだが、素泊まりのビジネスホテルにそれだけのお金を出すのは、私の性格上、無理である。
 ビジネスマンの皆さんが苦労されていることはニュース等々で聞いていたが、現実にそれを痛感したホテル事情であった。
 首相として指名される国会で、首相となると目されている人物がぐうぐう寝ているような政府では、こうした状態への解決策も出てこないであろう。

 やれやれである。

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2024年11月18日 (月)

3代目小次郎

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 2代目小次郎が亡くなって、様々な方から大変心配されている。
 初代小次郎は、初めて家族になった犬で、犬に対する接し方とか分からないこともあり、亡くなった時に「ああしてあげればよかった。こうしてあげればよかった。」と思ったものである。そして、その存在の大きさに衝撃を受けたワンコでもあった。13歳で亡くなったので、パピヨンとしては平均的であるが、もっと長生きさせてあげられたのではと思ったのである。
 そして、その存在の大きさから、初代小次郎によく似たコを探していて、偶々近くに居たのが二代目小次郎であった。
 二代目小次郎は、初代の反省とともに大事にしていたのであったが、突然の病で急死した。宇宙イチかわいいと思っていたし、心も通じあっていたので、私にとっては特別な犬であった。

 23年間犬がいる生活であったので、寂しくつまらない日々を過ごしていた。似たコを直ぐに迎えるかどうかは別として探したりもしていた。
 その中で、月例がだいぶ経っても家族が見つからないパピヨンを見て、こういうコたちを将来引き取るのもアリかと思っていた。

 そうしたところ、偶々近所でワンニャンフェアがやっていてのぞいたところ、生後半年で、中部地方、関西、中国地方転々として、売れ残っていて、価格も3分の1になっているパピヨンがいた。パピヨンはとてもかわいらしい子犬の状態から、半年から1歳になるまでは子犬の毛が抜けてつるんとした感じとなり、もっとも可愛くない時期に突入するのである。あちこち行かされて家族が見つからず、引き取り手がないのではないかと思い、保護犬ではないが、これも犬助けかと思い、初代にも2代目にも似ても似つかないが、家族として迎えることとした。
 どこかにまたやられるのではないかと思い、愛想を振りまく姿があわれであった。やせっぽちで、ぬるんとした犬であった。
 今は少し大きく、体重も増えて、むちっとしてきている。

 ということで、こやつが3代目小次郎となりました。

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2024年11月15日 (金)

読書日記「凱風館日乗」

 河出書房新社。内田樹。

 内田先生のエッセイ集である。
 自分でも書かれていたように思うが、「どこかで読んだ」とか、「これ何回も出てこない?」という話があるかもしれないが、それは真実である。というのも、著者は大切なことは、繰り返し述べているからである。

 大阪維新の失政、有権者の6割が投票に行かない社会等々。

 著者のファンでない人も、内田先生の本を2~3冊読んで、その考え方に触れるとまた世の中に対する見方が変わるかもしれない。
 私は定期的に読んで、取り入れるようにしている。

 お勧めである。

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2024年11月14日 (木)

文献調査

 文献調査は、複数の書籍で行うべきということを2回ほど書いた。
 複数の文献で一致していればよいのだが、文献の内容が異なっている場合、実務家としては大変困惑する。

 民事再生法の監督委員をしている件である論点について調べたところ、3つある(全てそれなりに権威がある)文献が全て違うことが書いてある。守秘義務の関係で詳しくは書けないのが歯がゆい。
 最終的には意見を出して裁判所に決めてもらうしかないのだが、おそらくは法律を立案する時にそこまでのことを想定していなかったため、条文上もはっきりしていないのだと思われる。
 最近の法律はそこまで詰めずに改正をしたり、新法を作ったりするので、穴があることがよくある。
 そういう意味では、旧民法は大変よくできた法律で、時々立法趣旨に遡って調べる時、梅謙次郎先生というお方は、とんでもない頭脳の持ち主だったのだと痛感するのである。

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2024年11月13日 (水)

物の捨て時

 物保ちがいいので、中学校の時に祖母にもらった小さい鞄も今も手元にある。
 その他、大学の時に買った絵馬なども自宅の部屋にまだ置いてあるし、小学校の時に大阪城の絵で表彰された時の賞状も自宅にある。
 定期入れは、弁護士になった時のものをまだ使っているので、29年使い続けている。
 下着のシャツは多少穴が空いても誰かに見られる訳でもないので脱ぐときに引っかけると、跡形がないくらいビリビリになるくらいまで着る。

 物保ちがいいというのは、物の捨て時がわからないということでもある。
 今履いている靴(スニーカー)は、履くのには支障がないが、そろそろ傷んできていて、裏のソールもかなりすり減ってきている。
 革靴であれば、ソールを張り替えて長く履くことができるが(実際、クロケット&ジョーンズの靴や、ヤンコの靴は、15年以上履いている)、スニーカーだとそうはいかない。

 鞄も替え時が分からず、どうしたものかといつも思っている。
 鞄も色々と使ってみたが、10年ほど前からは、トゥミの鞄が一番耐久力等で一番いいと思うようになり、トゥミを使っているため、耐久力に定評があることからしても、替え時が分からないのである。

 仕事柄あまりにみすぼらしい格好もできないと思っている一方で、物を捨てるべき時の判断がわからないため、ぎりぎりのラインを攻めることになる。
 たまにAmazonのKindleの無料本で断捨離本を読んだりしているが、断捨離とはほど遠い日々である。

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2024年11月12日 (火)

年金不支給処分取消訴訟の管轄

 行政事件訴訟法12条は、1項において、行政庁を被告とする取消訴訟の管轄裁判所をその行政庁の所在地の裁判所と定めるのに加え、3項において、当該処分又は裁決(以下「処分等」という。)に関し「事案の処理に当たった下級行政機関」の所在地の裁判所にも取消訴訟の管轄を認めている。
 平成26年の最高裁は、日本年金機構の下部組織である事務センターが行政事件訴訟法12条3項にいう「事案の処理に当たった下級行政機関」であるかどうかにつき、さらに審理を尽くすべきとして差し戻した決定である。当時は、国民年金法に基づき年金の給付を受ける権利の裁定に係る事務の委託を受けた日本年金機構の下部組織である事務センターが日本年金機構法等の定めに従って上記裁定に係る処分に関わる事務を行っていたことから、そのような判断がされた。

 ところが、現在は年金の裁定は全て東京で行うように変更され、各地では書類の受付をするだけとなったため、行政事件訴訟法12条4項により、原告の住所地を管轄する高裁所在地の地方裁判所でしか訴訟提起できないこととなったという移送決定がたくさん出ている。
 大阪高等裁判所管轄の住所地だと、全て大阪地裁が管轄裁判所となる。

 今はWeb会議ができるからまだよいが、そうでなかった時代には原告の出廷の労力は相当なものがあったと思われる。

 そのように年金の裁定のやり方が変更されているのを知らずに、私はある地裁に出して大阪地裁に移送されたので(勿論移送については争ったのだが)、そうした訴訟をたくさんしている弁護士からすれば当たり前のことなのかも知れないが、久しぶりに受任したとか、初めて受任するという弁護士のために、知識として役立つかもしれないので、書いておく。

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2024年11月11日 (月)

在りし日の小次郎

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 同じような写真ばかりで恐縮だが、美容室での二代目小次郎である。
 自宅ではかぶり物をさせると、この世の終わりのような顔をして、静かに怒っていたのだが、美容室のお姉さんの前ではこの表情である。
 未だに親として納得がいかないものである。

 日が経つのは早いものである。
 今週も頑張っていきましょう。

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2024年11月 8日 (金)

読書日記「いわゆるサザンについて」

 水鈴社。小貫信昭。

 サザンを40年以上にわたり取材してきた著者が語る、真実のサザンオールスターズ。
 サザンファンでなければ全く読む必要のない一冊である。
 バンド自体の解散危機や、ヒット曲にめぐまれなかった時代。
 決していいことばかりではなかったサザンの長い歴史が語られる。
 桑田さんは、この本に、以下のようなコメントを寄せているが、誰もそんなこと思っていないと思うのだが。。。


 昔々、"軽薄なノリ"が名誉であり、ヤンチャなものに対してやや寛容な時代があった。
 ついつい、調子に乗ってそれをやめそびれた我々は、未だに「まともな音楽人」として衆人に認知されていない。
  ーーーサザンオールスターズ・桑田佳祐


 

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2024年11月 7日 (木)

転売ヤー

 先日、発売されたばかりの雑誌を買おうと思い、Amazonで他の書籍とともに発注しようとしたところ(運送業者さんも大変だと思うので、なるべくまとめて注文する)、売り切れで、定価よりもかなり高値で販売されていた。
 私が本を定価以上で買うのは、絶版で、もはや入手が難しいものだけと決めているので、Amazonでは購入しないことにして、本屋を3軒ほど行脚した。本は絶版になることがあるので、迷ったら購入している。

 結局3軒目でその雑誌を買うことができた。

 ネットでは、プラモデルであったり(昔はガンプラも作っていたがもはや興味がない)、ゲーム機であったり(プレイステーション5など。そんなゲーム機でやるアクションゲームはこの歳だともうやらないし、できない。)、入手しがたいものを購入し、高値で転売する転売ヤ-が多数存在するようである。

 そういう人達から買わないようにすれば、そうしたことをする人もいなくなるとは思うのだが、なかなかにそういう訳にはいかないようである。
 やれやれである。

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2024年11月 6日 (水)

交通死亡事故における葬儀費用、死亡慰謝料

 標準的な葬儀費用は最新のいわゆる「赤い本」では150万円とされている。
 交通事故で亡くなる場合には、当然ではあるのだが、突然の非業の死ということになるため、実際の支出は150万円では済まないことが多い。
 その場合でも、中々裁判所は150万円以上を認めてくれないのだが、その理由としては、「人はいつか死ぬもの」ということがあろうかと思われる。そうであるので、全額は中々認めないのであろう。
 ただ、私はそうであるとはいえ、葬儀費用としてより高額なものを認めた事例はいくつもあるので、主張立証は行うようにしており、現実に150万円を越える葬儀費用が認められた判決をいくつも獲得している。

 なお、小さなお葬式というのが広告でよく出てくるが、小さなお葬式というのは本当に故人にとってはかわいそうな程度のもので、勢い、故人のことを思うと、最低150万円くらいにはなってしまうのである。

 死亡慰謝料も、一家の支柱の場合は最新の赤い本では2800万円とされているが、これについてもより高額な慰謝料を認められているケースはあるので、主張立証は行う。そして、実際に、2800万円よりも高額な慰謝料が認められた判決をいくつも獲得している。
 若い方や、お子さんが亡くなられた事案でも同様である。
 故人の方の慰謝料について、主張立証をするのはご遺族にとっても苦しいことで、依頼を受けている私としても心がつらい。
 2800万円とした方が楽なのである。
 ただ、弁護士にとってできることは、1円でも多くの賠償金を獲得することしかできないと思って、ご遺族の意向がそうでない場合は格別として、通常は、お互いにつらい作業を常に行うのである。

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2024年11月 5日 (火)

在りし日の小次郎

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 美容室で撮影していただいた写真であるが、こんな顔は家ではなかなか見せなかったので、お父さんとしては複雑である。
 飾り毛がなかったので、パピヨン会では落ちこぼれであったかもしれないが、自分にとっては宇宙イチかわゆいワンコであった。

 連休も終わりました。
 そして、年内は後2ヶ月を切っているという時の流れの速さです。
 今週も頑張っていきましょう。

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2024年11月 1日 (金)

読書日記「わからない」

 白水社。岸本佐知子。
 
 著者の書いたエッセイは全て持っているが、掲載がされていなかったものを集めた作品。
 吹き出しそうになる話がところどころに入っているため、電車の中では油断していると危険である。
 読書日記ひとつを取ってもたくさんぶっ込んでくる。

 つまらないことで悩んでいたりする自分がどうでもよくなる一冊。
 是非、お手に取ってみてください。

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