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2025年1月31日 (金)

読書日記「ラッフルズ秘録」

 竹書房。上下巻。ジェームズ・ロリンズ。

 シグマフォースシリーズの最新刊。
 一八一五年のタンボラ山の噴火──
 シンガポール創設者ラッフルズはそこで何を見たのか。

 シグマフォース対中国軍。
 インドネシア各地で起こる地震と火山噴火。世界は終わるのか。
 深海には何が潜むのか。そして、月との関係は。

 歴史的事実と科学的事実、そして虚構が加わり、この世界の成り立ちを疑ってしまういつもの手法である。
 ただし、ある程度事実の裏付けがあるため、めっぽう面白い。
 
 この手の作品が好きな方は是非。

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2025年1月30日 (木)

真田丸

 大阪府立高津高校の出身で、当時は歴史にさほど興味がなかったのであるが、今にして思えば真田幸村にゆかりがある高校に通っていた。
 大阪冬の陣で真田幸村が大阪城の外に築いた真田丸自体は、概ね現在の明星学園高校あたりにあったということであるが、古地図などで残っている真田丸の記載から、真田丸の端はがけになっていて、落ち込んでいたそうである。そこを真田丸の堀として利用したらしい。
 真田丸の端が私が通っていた高校のあたりのようで、そういえば高校の敷地は道から落ち込んでいた記憶がある。
 高校に行くには相当な坂を自転車で上らないといけなかったのであるが、あれも天然の防衛線となっていたものと思われる。
 高校の裏手には真田山公園という公園もあり、当時よく分からずにいたが、高校周辺は真田丸の縁があるところであったのである。
 
 歴史ものに目覚めたのが大学に入ってからであり、真田幸村に出会うまでにはもう少し時間を要したのであるが、そのうち、ブラタモリならぬブラタカシで高校あたりを散策してみたいものである。

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2025年1月29日 (水)

ミノムシ

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 地方によっては絶滅危惧種とされているミノムシであるが、うちの庭には普通にいる。
 ミノムシはミノガの幼虫で、成虫になるとまあまあデカい蛾となる。

 小さい頃はこのミノを剥がしたりしていたが、今から考えると申し訳ないことをしたものである。

 早くも1月も終わりに近づいてきた。
 月日の経つのは早いものである。

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2025年1月28日 (火)

弁護士として核となる分野

 弁護士登録をした時、最初から「これがやりたい」という弁護士もいるとは思うが、私の場合そのような考えは特になかった。
 法律を知らないことで被害を受ける人の力になりたいという漠然とした思いはあった。

 たまたま犯罪被害者の事件を引き受けて、その分野の依頼も増え、被害者の中には交通事故の被害者もいるため、今は犯罪被害者支援と交通事故の被害者の分野を核となる仕事としている。
 それ以外には消費者被害救済だが、どちらかというと途中から中小企業の被害事例を多く扱い、未だにクレジット・リース被害の事件を担当している(平成17年に弁護団を立ち上げたが、未だに被害がなくなることはない。)。

 もちろん一般的な事件は普通に受任して対応するので、最近も離婚事件、借地借家、相続、破産事件も多い。
 刑事事件であったり、災害であったり、外国人の人権であったり、様々な分野はあるのだが、全ての分野を対応することはできないので、犯罪被害者と消費者被害を担当することで、自らの義務を果たしているとは思っている。
 それぞれの分野で場合によれば手弁当で対応されている弁護士の活躍を見ると、もっとやらないといけないのかなと思うこともないではないが、限られた能力では全ての分野を担当できないのである。

 以上です。

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2025年1月27日 (月)

今週の小次郎

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 耳を掻く3代目小次郎である。
 時々耳が痒いのか、ソファーでこういう顔をして何かしている。この時は、私の足の間でやっていた。

 早くも1月の終わりが近づいてきました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2025年1月24日 (金)

読書日記「現代語訳 雨月物語 春雨物語」

 河出書房新社。上田秋成。円地文子訳。

 上田秋成の雨月物語では、異界の闇の異形のものが日常に普通に現れる。
 村上春樹が、自分は上田秋成の系譜に連なるものであるということは繰り返し語られている。
 内田樹先生の「村上春樹と上田秋成」という論考(ネットで読めます)でそれが整理されている。

 ということで、村上春樹作品をずっと読み続けている私としては、いつかこの雨月物語と春雨物語は読もうと思っていたのであるが、ようやく読了することができた。
 ストーリーテラーとしての上田秋成の技量もさることながら、円地文子の訳でそれが非常に読みやすくなっている。
 村上春樹と上田秋成のつながりは内田樹先生の前記論考に譲るとして、作品としても普通に面白い。

 異形のものが普通に存在する世界を読んでみませんか。

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2025年1月23日 (木)

モズのはやにえ

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 庭の桜の枝にオケラが刺さっていた。
 モズのはやにえである。

 これが庭先にあったとしても、特に幸運の象徴とかいう訳ではない。
 このオケラもこのような人生の終わりを迎えるとは思っていなかったであろう。

 特にオチもないが、以上です。

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2025年1月22日 (水)

思いのまま

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 北野天満宮で毎年梅の枝「思いのまま」を授与してもらっているのだが、令和7年の梅の枝は花を咲かせた。
 花が咲くと、願いがかなうということである。

 令和6年は2代目小次郎が亡くなり、その翌月に母親も亡くなってよいことがあまりなかったので、今年はいい年になってくれるとよいのだが。

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2025年1月21日 (火)

久しぶりに寝込む

 三連休は土曜日の朝から発熱して寝込んだ。
 元々風邪を引かない方で、発熱することもほぼないし、仕事に行こうと思えば行くことができない訳ではなかったが、火曜日も休んだ。
 
 事務所の皆にうつすといけないからである。

 若い頃は、39度5分の発熱をしている状態で札幌まで尋問に行き、どうやって帰ってきたか覚えていなかったことがあったり、微熱では仕事をしていたが、新型コロナ以降、体調不良であると休むことにしている。
 ただ、それでも新型コロナ以降仕事に出られなかったのは1日だけで(夏場にサッカーをして冷房を切らずに寝てしまい、冷えたようで発熱した。コロナではなく、1日で解熱した)、数日寝込むというのはなかったので、歳のせいかと思いショックである。
 数日寝込んだのは41歳の時にインフルエンザにかかった時以来なので、実に13年ぶりである。

 基本的に体調を壊さないため、体調を壊すと、健康のありがたみがわかるのである。

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2025年1月20日 (月)

今週の小次郎

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 人の足の間で寝ることはなかったのだが、慣れてきたのか、疲れて足にもたれて寝ている3代目小次郎である。
 早く股の間で一緒に昼寝がしたいものである。

 1月も半ばを過ぎました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2025年1月17日 (金)

読書日記「家康家臣の戦と日常」

 角川ソフィア文庫。盛本昌広。

 徳川家康の家臣に松平家忠という武将がいたのだが、事細かに日記をつけていた。
 1万石前後の家臣で、関ヶ原の戦いの際、伏見城で鳥居元忠とともに壮烈に討ち死にした。
 その日記を基に、史実として何があったのか、当時の武士がどういう生活をしていたのか等について整理された一冊である。

 戦国マニア以外読む必要はないが、松平家忠がけっこう城の普請にかり出されていることや、そのことについて愚痴を書いていること、武士同士が食事や酒を振る舞い合うなど、当時の武士の生活を知ることができる好著である。

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2025年1月16日 (木)

現地に早く着きすぎる

 大阪の人間の多くの特性として、早く現地に着いていないと気が済まない。
 なので、時間に余裕をもって出発する。
 道に迷った場合はそれでだいたい事なきを得る。
 ところが、道に迷わない場合、予定時刻より大幅に早く着いてしまうことがあり、これが困る。

 結局、病院などだと、待合室で依頼者の家族が来るのをじっと待っている。
 依頼者のお宅の場合、電話をかけて「もう着いてしまいましたが、今からよいですか」と聞く。
 それ以外の場合は、ただじっと待つことになる。
 最近はウェブで弁論ができるようになったが、高裁は遅くとも30分前には着いていた。

 遅れるよりはマシだし、性分なので仕方がない。

 以上です。

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2025年1月15日 (水)

現地に行く

 仕事で現地に行くこともよくある。
 交通事故で入院中の方から依頼を受ける。
 ご高齢で足が不自由なため、自宅まで伺う。
 明渡の立会いに行く。
 管財人として不動産の現状を見に行く。
 等々である。

 行く前に地図で十分調べて行くのであるが、時々迷う。
 今はスマホで地図アプリがあるが、それでも分からなくなる。
 そのため、事務局に電話をして、事務所から遠隔操作してもらうことがある。
 事務局「何が見えますか」
 私「●●が見える」
 事務局「そのまま南に向いてしばらく歩いてください」
 私「どっちが南か分からない」
 事務局「こういうお店見えますか」
 私「見える」
 事務局「そっちが南です」「しばらく歩いたら右手に踏切が出てきます」
 私「見えた」
 事務局「そこを右に曲がったら間に細い道がないですか」
 私「あった」
 事務局「そこを入ってまっすぐで依頼者のお宅です」
 私「あっ。あったあった」
 てな具合である。

 迷子になっている弁護士を誘導する能力が事務局には求められる(私の事務所だけか)。

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2025年1月14日 (火)

在りし日の小次郎

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 ソファーで犬が落ちている。
 2代目小次郎は、よくソファーで爆睡していた。
 それだけ安心していたのであろう。

 連休も終わり、本格的に仕事も動き出すのではないかと思います。
 今週も頑張っていきましょう。

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2025年1月10日 (金)

読書日記「いのちの初夜」

 角川文庫。北条民雄。

 絶版となっていた筆者の作品が復刻された。
 ハンセン病となった筆者が、施設に入所した際の出来事や施設での出来事を元に書いた作品群である。
 作品中では、ハンセン病ではなく、らい病とされている(私に差別の意図はなく、作品の紹介であるためであることをお断りしておく。以下も同様である。)。
 らい病が差別されており、焼いた骨からも感染するとされていた時代、川端康成は医師にらい病のことを聞き、科学的知識で差別することなく、この不世出の作家の作品を世に送り出した。筆者から送られてくる原稿用紙は、消毒液で濡れていて、川端康成はそれを乾かして読んだということである。
 その作品性の高さ、文学的完成度、筆者の慟哭の声、患者の慟哭の声がひしひしと伝わる作品である。
 筆者の命を奪ったのは、しかし、らい病ではなく、腸結核であった。
 23歳で夭折した不世出の作家の声を我々は今聞くべきである。

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2025年1月 9日 (木)

冬場の帽子

 冬になると帽子をかぶっている。
 髪の毛の量が減ってきて寒いからである。
 特に、冬場に美容院に行くと、その後はとても寒い。

 そのため、冬場は帽子をかぶっている。
 一般に頭からは2割ほどの熱が奪われるというので、帽子をかぶるのは防寒対策としては重要である。

 ハンチング帽。
 これは、矢野兵藤の兵藤がかぶっているのと同タイプである。
 黒めがねをかけると、兵藤のようになってしまうが、ビジネスウェアには合うかと思い、かぶっている。
 本当はシャーロック・ホームズのように見えて欲しいが、体型的に無理である(ホームズの帽子は鹿打ちという帽子なので厳密には違うのだが)。

 毛糸の帽子。
 事務局からもらった黒色の毛糸の帽子もかぶっている。
 暖かくこれも気に入ってるのだが、顔が丸いため、より丸く見える。

 ハット。つばのある帽子である。
 これまた顔が丸いし似合わないが、たまに着用する。
 これが似合っている人を見るとうらやましい。

 どうでもいい話でした。

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2025年1月 8日 (水)

自保ジャーナル2171号に担当事件が掲載されました

 自賠責2級1号高次脳機能障害を残す高校生(事故時11歳)の将来介護費を母親67歳まで日額8000円で認め、その後平均余命まで職業付添人により日額2万円で認定し、症状固定の治療費を411万円認めた事例です。
 示談提案よりも、判決に基づく賠償金は概ね1億9000万円弱増額されました。
 担当弁護士は中でした。

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2025年1月 7日 (火)

今週の小次郎

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 常に悪いことをしようとしている3代目小次郎である。
 油断も隙もない。
 とても悪い顔をしている。

 仕事が本格的に始まります。
 今週も頑張っていきましょう。

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2025年1月 6日 (月)

本日から執務開始です

 本日から執務を開始しております。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2025年1月 1日 (水)

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。

 今年も中隆志法律事務所をどうぞよろしくお願いいたします。
 今年が皆様にとって、幸多い1年でありますように。

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