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2025年2月28日 (金)

読書日記「西洋の敗北」

 文藝春秋。エマニュエルトッド。

 地政学的観点から、現在の世界情勢を整理した一冊。
 難解であるため、読了まで時間を要した。

 ロシアへの経済制裁はさほど効いておらず、プーチン政権となってからロシア国内は安定している。
 ロシアには欧州の他の国に侵攻するほどの人口もなく、そのためにウクライナで動員した戦力は少なかった。
 西洋の考え方に同調しない国がこれほどあるのはなぜか。
 アメリカの情報機関は敵国より同盟国を監視している。
 アメリカでは、エンジニアが足りず、ロシアの方が軍事的優位に立っている。
 アメリカの実質国内総生産から、金融の売上や弁護士の売上を除外した時、どれだけの実質総生産が残るのか。

 等々、今までになかった視点で今後の世界情勢も検討している。
 難解だが、読んでみていい本である。

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2025年2月27日 (木)

裁判官の転勤

 裁判官は概ね3年に一度転勤するため、転勤時期が来ると、とたんに事件についてやる気がなくなったことが分かる人がいる。
 裁判官をしたことがないので分からないが、引継ぎメモを作るようであるが、きっと人によっては詳細なメモを作成するが、適当なメモしか作らない人もいるであろう。
 転勤が決まっても整理にいそしむ裁判官もいるが、そういう人はきっと詳細なメモを作成するのであろう。
 過去に記憶では1年くらい審判を書かないで、そのまま転勤した裁判官もいた(家裁)。

 転勤すると、目の前の事件はやらなくてよくなるだろうが(中には裁判官も人であるから、嫌な事件もあるだろう)、転勤先ではまたイチから記録を読まないといけないので、大変であろうなと思う。
 今はもう少し減ったのかもしれないが、京都地裁で200件くらい担当事件があると聞いたことがあり、私なら絶対に気が滅入る。
 そういう時に詳細な引継ぎメモがあれば記録を読む時にもポイントが分かるが、引継ぎメモがいい加減だと記録読みが大変そうである。
 ある裁判官は4月に転勤すると、その年のゴールデンウィークは記録を読み込むのにつぶれると言っていたが、それはそうであろう。

 書面は短い方がいいというのは、そういうところからも分かる気がする。

 

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2025年2月26日 (水)

最近(といっても大分経つものもあるが)作ったハンコ

 シャチハタで自由に文字を入れられるハンコがあり、前にもどこかで書いたが、新しく作ったハンコを紹介する。

「実費計算願います」事件で使用した実費を精算するために、事務局に指示するためのハンコである。
「ファックス→連絡文綴に綴じる」訴訟となった場合、主張・証拠と依頼者宛の連絡文は分けて綴っているので、連絡文的なものをファックスした時のためのハンコである。
「請書出してください」読んだ通りである。
「相手方に郵便で送る」読んだ通りである。
「速達又はレタパで」最近普通郵便が中々届かないため、基本的に依頼者への連絡は速達にしたために作成。
「誤字修正OKなら」事務局に誤字脱字チェックをしてもらって、私が直しきれていないこともあるため作成。
「提出願います」読んだ通りである。

 以上です。

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2025年2月25日 (火)

在りし日の小次郎

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 ボールを投げてもらうのを待つ2代目小次郎である。
 この時点で3歳くらいであった。

 亡くなる前は茶色の毛が真っ白となっていたので、脳の病気で老化が進んでいたのかもしれない。
 毎日見ていると気づかないものである。

 2月も最終週となりました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2025年2月24日 (月)

バスツアー見学!弁護士過疎地域で働く弁護士に会いに行こう!

https://www.kyotoben.or.jp/event.cfm?eid=10000612

京都弁護士会では、京都北部の弁護士過疎地域で働いている弁護士から過疎地域での弁護士活動のリアルを聞くことができるバスツアーを企画しました。
 2025年3月9日(日)午前9時~午後5時

 対象者:大学生、法科大学院生、司法修習生、司法修習予定者、弁護士
 無料で昼食付です。

 興味がある人は、冒頭のリンクにある京都弁護士会のホームページにあるQRコードから申し込みください。
 個人的には、北部地域も開業するのにはいいところだと思っていますし、鶏口となるも牛後となるなかれの精神で過疎地域での開業はいいと思います。
 是非、参加してみてください。

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2025年2月21日 (金)

読書日記「睡眠の起源」

 講談社現代新書。金谷啓之。

 眠るのはなぜか。脳を休めるためといわれてきたが、脳を持たないヒュドラも眠ることを筆者は実証した。
 眠らない生物はいるのか?
 そもそも生物はなぜ眠るのか。

 未だ20代の著者の初著書。
 サイエンスミステリーを楽しみませんか。

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2025年2月20日 (木)

マイクロソフト製品

 パソコンのOSはウインドウズしかほぼ選択肢がない状態である。
 そうなるとワープロソフトはワードが基本となるが、私は頑なに一太郎である。
 表計算はエクセルを使うが、ワードも時には使わないといけないところ、ワンドライブにデータを入れさせようとするのが非常にうっとおしい。
 クラウドにデータ保存はしているが、バックアップ用であり、基本は事務所のパソコンに保存している。
 これは、ワンドライブに保存させる→容量が一杯になる→有料で使用させたいという流れなのだと思う。

 ワード・エクセル等の製品も、サブスクリプションに移行していて、毎年お金がかかるようになっている。
 今はサブスクリプションに移行していないが、これもそのうち移行せざるを得ない。

 とにかく売上につなげたい姿勢が顕著だが、アップルの製品はそれはそれで(私には)使いづらく、今更マックに移行もできない(過去にMacBookエアーを購入し、机のオブジェと化したことからすると、使いこなせない。そして、マックには一太郎がない。)。

 もうすぐウインドウズ10のサポート期限が切れるが、ウインドウズ11は致命的なバグがあることが報告されており、アップロードするのは本当にギリギリまで待つ予定であるが、これもまた、何かの売上につなげたい改悪のような気がしているのだが、どうなのであろう。

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2025年2月19日 (水)

花粉症の症状がつらい

 まだ2月だというのに、花粉飛散情報ではそれほど飛散していないはずなのだが、花粉症の症状がつらい。
 思考能力も低下している。
 これからは2月から4月は尋問は思考能力が低下するし、ぼーっとするので、できないのではないかと思ってしまう。

 私だけかと思っていたら、周囲に同じく相当つらい人もいて、ウェザーニュースでこれを書いている時点で見たら、相当つらい人が20パーセント近かったので、やはり今年は花粉500パーセントなのだろうか。

 そもそも花粉の飛散量をどのようにして判断しているか調べたところ、「ダーラム法」という方法で観測していたという。 これはワセリンを塗ったスライドガラスを屋外に1日置き、付着した花粉の個数を顕微鏡を使って数える方法であるということである。 実際に人間の目で「スギの花粉」「ヒノキの花粉」「その他の植物の花粉」「ゴミや塵」を区別するということである。今もダーラム法で計測しているところはある。
 最期は目視ということになるが、今はロボットで花粉を吸い込み計測しているところもあるということである。

 花粉ができないスギができないものかと思う今日この頃である。

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2025年2月18日 (火)

裁判所からの書類は受け取った方がいい

 裁判が出されて、訴状が被告本人に送達されるが、受け取らないと、どうなるか。
 裁判所はそこに被告本人が住んでいることを原告代理人に調査をするよう指示し、現場まで調査に行くことになる(他にも就業場所への送達などもあるが、ここでは割愛する)。
 そして、住民票の異動がないこと、周囲への聞き込み、ガスメーターの確認や場合によれば訪問して居住していることを調査する。
 次は通常は付郵便送達というものになる。
 これは、書留郵便で書類を送るのだが、発送した時に送達があったものとみなされ、被告本人が受け取るか受け取らないかは無関係である。

 そうすると、欠席判決となってしまい、原告の主張通りの判決が出てしまうのである。
 その債権が時効にかかっていても時効は援用が必要なので、時効にかかっていても関係がない。

 判決が確定すれば、再審事由にも当たらないので、争う方法はない。

 裁判所からの書類は、受け取った方がいい。
 もし、それが本当に裁判所からの書類かどうか分からなければ、法律相談に行って確認するとよい。

 以上です。
 

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2025年2月17日 (月)

今週の小次郎

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 ソファーで寝かかっている3代目小次郎である。
 いつまでもいけると主張しているが、ちびっこワンコであるため、そんなはずはないのである。だいたい、ワンコは1日相当な時間を寝て過ごしているのである。

 これを書いている時点で寒波が襲来しています。
 被害が出ていないとよいのであるが。

 今週も頑張っていきましょう。

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2025年2月14日 (金)

読書日記「地図なき山」

 新潮社。角幡唯介。

 地図を見てそれをなぞるだけで登山といえるのか。地図を見て問題のないところを登って何になるのか。
 かつて地図を作った人は、そういうものがない状態で登山をしたのではないか。
 地図のない登山をして初めて自然と対峙したといえるのではないか。

 要旨そのような考えから、地図を持たずに日高山脈で登山をしたノンフィクションである。
 なぜ日高かというと、筆者が他のところでは知識があるが、たまたま日高の知識がなかったためである。
 正直、このような冒険は筆者のレベルであるからこそ思いつくのであろう。
 ヒグマが普通に闊歩する山中をイワナを釣って燻製にして探検して自分なりの地図を作る。

 なぜ、このような冒険をするのか、せざるを得ないのかという筆者の内面にも重きが置かれた好著であるが、決して真似してはいけないのである。

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2025年2月13日 (木)

花粉500パーセント

 アキラ100パーセントという芸人のようだが、今年のスギ花粉予想は全国的に昨年より多く、ある予想では関西は昨年比500パーセント台であるという報道がされていた。夏の高気温、秋の高気温でスギが花粉をたくさん作ったようである。
 5倍の花粉とは。。。
 赤い彗星のシャアも真っ青である。

 スギ花粉のアレルギー数値が計測不能の私はどうすればよいのであろう。

 花粉対策用の眼鏡も考えたが、過去、マスクをして眼鏡をかけると寺町二条あたりで眼鏡が曇りホワイトアウト状態となったことがあることからして、現実的ではない。

 これを書いている時点で、お先真っ暗という気持ちである。

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2025年2月12日 (水)

開業場所のマーケティング

 弁護士の人口に対する比率は、1位が東京、2位が大阪、3位が実は京都である。
 順位が高いほど、弁護士1人当たりの人口が少ないことになる。
 私の手元にある2020年版の弁護士白書では、東京が687人、大阪が1867人、京都が3177人である。
 一方、秋田は弁護士1人当たりの人口が1万2711人、岩手が1万2029人である。

 京都は人口比第3位の上、隣接して大阪という大規模単位会があるので、弁護士として独立してやっていくには不向きであることが分かる。
 実際、京都の事件でも相手方代理人は大阪ということが相当ある。
 特に京都市内に大半の弁護士がいるので、京都市内で開業するというのは、これからの時代選択肢として考えるのはどうなのかという気がする。

 私が登録した平成8年は、滋賀県の弁護士は40名程度で、破産管財事件が回らないということで、私も滋賀の管財事件を滋賀の裁判所から依頼されていた。当時京都の実働は200名程度であったが、今は900名近いはずである。
 現状、滋賀の弁護士は多分140人くらいで、今は滋賀の弁護士だけで管財事件を回せるほどになっていて、滋賀の裁判所から京都の弁護士への依頼はない。

 実際、地方の単位会では新規登録がゼロというところもあると聞いている。

 大きい事務所にずっといるという前提であれば東京、大阪、愛知の事務所に入所するというのもあり得る話であるが、大きい事務所はそれはそれで内部での競争がありそうで、見ていると、退所する弁護士も多いように思われる。
 将来的なことを考えると、弁護士が少ない地域で開業することを考えて、地方都市で登録するというのは選択肢としてあり得ると思っている。
 実際、日弁連の経済的支援制度(弁護士が少ない地域で開業する際、650万円又は350万円が無償で貸付てもらえる制度)を利用して開業された弁護士の話をここ7~8年聞いているが、事件は多数あり、断るのに心苦しいという話が大半である。

 合格した後、登録する場所を考える時、地方都市(京都は除く)や、過疎地域での開業を目指して、当該単位会で勤務弁護士として登録するという選択肢は十二分にあり得ると思うのだが、どうであろうか。

 

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2025年2月10日 (月)

今週の小次郎

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 私の鞄を噛んでいる3代目小次郎である。
 ジッパーの持ち手を噛んで、何とかして開けようとしているのである。
 隙があれば何かを噛む。

 明日は祭日ですが、今週も頑張っていきましょう。

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2025年2月 7日 (金)

読書日記「『左翼革命』と自民党崩壊」

 ワック。門田隆将。

 自民党の総裁選ドキュメント。
 小泉進次郎はなぜ敗れたのか。
 高市早苗を応援する著者が高市早苗が決選投票で敗れて石破政権が誕生するまで、そして誕生後の迷走を描くドキュメンタリー。

 

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2025年2月 6日 (木)

初弁論

 川越市長に元裁判官の森田初恵氏が当選した。
 どういう背景や争点があるのか分からないが、私の初弁論は浦和地裁川越支部であったので気になっただけである(現在はさいたま地裁と名称変更)。

 弁護士として働き出して2日目に、隣で兄弁が「間に合わへん。どうしよう。どうしよう。」繰り返し言っているので、仕方なく何が間に合わないのか聞いたところ、「今週金曜日に13時10分に浦和地裁川越支部で弁論があるけど、14時に大阪高裁で刑事の公判がある。」というのである。
 「どこでもドアでもないと間に合いませんね。それ、私に行って欲しいということでしょ」と言うと、まさにその通りであった。

 事務所に入所した時点で、ボスに九州2ヶ所を1日で回るという出張を既に入れられていたが、浦和地裁川越支部も私をアテにしていたらしい。
 少し前まで居た和光を(司法研修所がある。)過ぎて浦和地裁川越支部に赴いた。

 現場でこちらの答弁書に対して書面が出ていて、受取の印鑑を押そうとしたが、印鑑の蓋が取れない。
 ボスからは、「君のハンコは象牙の高いハンコやで」と言われて渡されたのであるが、蓋が取れない仕様であった。
 蓋を必死に取ろうとしていると、廷吏さんから「サインでいいですよ」と言われサインをして、裁判官と原告代理人をお待たせして申し訳ないと原告席を見ると、ご高齢の先生でまだ席についておられなかった。

 事務所に戻り、ボスに「この印鑑、蓋が取れないですよ」というと、「高かったのに、そんな訳はない」とボスは蓋を取ろうとしたが、結局蓋は取れなかった。そのため、使えないハンコということになり、私の職印は柘植材の安物となった。
 蓋が取れないので、引出に未だにしまってある。

 翌週にはボスに調停期日で初めてその場で会う依頼者とともに、「不成立にしたからいいから」と置いていかれたのはまた別の話である。

 現場で自分で考えないと中々成長しないというのがボスの考えだったのかもしれないが、うちの事務所ではもう少し優しく勤務弁護士には指導している。

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2025年2月 5日 (水)

法律事務所のハラスメント

 懲戒申立をされた弁護士の代理人を何件かしているので、懲戒事例集を読み込んだりしているのだが、書籍で調べものをしていると、つい関係の無い他のところも読んでしまう。

 ハラスメントで色々と報道されているが、法律事務所もハラスメントがけっこう多く、勤務弁護士へのパワーハラスメントやセクハラ、事務員への同様の行為で所長弁護士などが懲戒されている事例がけっこうある。

 所長は事務所内では最高権力者であるため、好きにできると思った途端に本来の人格が出てくるのであろう。
 私などは勤務弁護士に怒るのがイヤなので、ある程度我慢してからしか指導してこなかった。

 あるとき、弁護士会で防犯のために刺股を販売するというので事務所内で購入したいがどう思うかと聞いたところ、事務所内から振り回したいだけでしょ、置く場所はありませんしと言われて購入を却下された。
 他にも物を買いたいと言って意見を聞くと全員からダメ出しされるということもある。

 自分の事務所でもこれくらいがちょうどいいと思うのであるが、どうであろう。

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2025年2月 4日 (火)

執務スペースが寒い

 私の執務スペースは窓に近く、窓が大きいので冬場は寒い。
 さらに、暖房が感知式なのだが、隣に座っている弁護士との間を仕切っている棚で私が居ても感知されず、暖房の風が私のところに来ない。

 足下が寒い時は、電気ストーブをつけるのだが、これが暖かさを調整できない古いタイプのもので、つけたらつけたで足下が熱い。
 つけては10秒くらいで消して、寒くなりまたつけるということを繰り返している。

 平成20年9月に今のビルに移転してから、ずっと足下のストーブをつけたり消したりしているのである。

 ほどよい暖かさで仕事をしたい今日この頃である。

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2025年2月 3日 (月)

在りし日の小次郎(初代)

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 初代小次郎は携帯で撮影されるのが嫌いであったため、あまり写真が残っていない。
 2代目小次郎の写真を探していたところ、たまたま散歩中の初代小次郎の写真が出てきたのでこちらを掲載することにした。
 亡くなる2ヶ月ほど前の写真だが、直前まで元気に散歩をしていた。

 初代の毛並みはトライ(白・黒・茶)で、2代目小次郎は白茶であった。
 3代目小次郎もトライなので、初代小次郎の生まれ変わりであればよいと思っている。

 2月に入りました。
 今週も頑張っていきましょう。
 

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