今年もありがとうございました
本日をもって、中隆志法律事務所は年内の執務を終了いたします。
今年も、ありがとうございました。
年明けは、令和8年1月5日から執務開始です。
年末年始にお急ぎの相談やご連絡があられる方は、ホームページ内の中のメールにご送信ください。
内容によっては、対応できないこともありますので、その場合にはご容赦ください。
皆様、よいお年をお迎えください。
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新潮文庫。村上春樹。
文庫版が出たので、ハードカバーでは読んだのであるが、再読しようと購入しておいた。
いい物語には、人の心を癒やす力があると思っていて、これも再読しようと思っていたうちの一つである。
そして、人間の記憶力というのは不確かなものであり、しばらくすると、下手をするとすっからかんに話を忘れていたりするものなので、間を空けて読むと、再度楽しめたりもする。
この物語は、話の大枠は覚えていたのであるが、細部になるとやはり忘れていて、かつ、ハードカバーで読んだ時は、村上春樹の久しぶりの長編ということで乾いた地面が水を吸い込むように勢い込んで読んでいたため、今回は表現一つ一つまで味わいながら読んだ。
いろいろとこうではないか、ああではないか、街で図書館を開ける役割の少女は現実世界では死んでいるのではないか、しかしそちらが影だとするとどうなのだとか、イエローサブマリンの少年はどうやって自宅から抜け出し、実際の身体を現実世界に置いてきたのか、読んだ後でも謎は残ったままの部分も多々あるが、それが村上春樹作品の特徴である。
文章のリズムも読んでいて心地よく、リズムが合わない作家の作品は読んでいてつらいので、そういうところでも多忙な12月の中、心が癒やされた。
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本日はクリスマスイブであるが、55歳の弁護士にとっては何の意味もない日である。
小さい頃は、赤玉パンチと冷凍のクリスマスケーキであった。
バブルの頃は、世の中はティファニー(だったと思う)のプレゼントと高級ホテルに宿泊するのがクリスマスの定番だとされていたが、その頃は司法試験の受験勉強をしていて、そんな世界とは無縁であった。
そして、司法試験に合格した時にはバブルははじけていて、弁護士になってからは長く続く不況の時代であった。
本日も、期日に2件ウェブで出頭し、打合や面談が4件入っている。
一度クリスマスにサッカーの練習をしていて、独身の選手が一緒にご飯に行こうとしていたので、「帰った方がいいのと違うか」と言ったところ、帰らなかったら別れられるところであったと聞いた。
令和の時代の恋人たちは、どうやって過ごすのかと(そんなに真剣ではなく)、考えたものである。
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毎年、年末は裁判所が12月28日までなので、その日に合わせて仕事納めであるところ、今年は27日と28日が休みのため、26日が仕事納めとなる法律事務所が多いと思われる。私の事務所も同じくである。
2日間短くなるだけで、相当影響があり、裁判期日は12月25日までみっちりと入っている。
かつては、最後の週に天皇誕生日があり(12月23日)、そのためにヒイヒイ言っていたが、年度末が2日短いというのも相当つらい。
12月19日と23日に提出期限の書面が5本あり、私自身相当にきつかったが、事務局も書証作り・誤字脱字チェックと頑張ってくれた。
そこまでの期限の書面は今週に入っているのである。
ただ、年末に期日が入りようがない事件であっても、年末年始を挟んで1月16日頃が提出期限と重なるものがいくつもあり、一山越えると、また、年末年始で書かないといけないということになる。
平日に予定が詰まっていると、まとまった書面を書くのはどうしても週末となったり、年末年始に事務所は休みだが、出てきて書面を書くことになる。
なんとか三が日は休みたいが、年末の自分がどれだけ書面を作成できるかである。
頭の中で構成ができている書面だと早いのだが、仕事に追われているとその構成もできていなかったりして時間がかかる。
他の弁護士はこの日程で、26日で仕事を納められるのだろうか。
疑問である。
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二見書房。大槻ケンヂ。
ウェブのムーと月刊ムーで連載されていた筋肉少女帯のボーカリスト・大槻ケンヂのエッセイである。
爆笑につぐ爆笑エピソード満載であり、電車の中で読むときは注意が必要である。
中学生の頃、毎月ムーを買っていたものである。
また、ノストラダムスの大予言もドキドキしながら読んだものである。
その頃の気持ちを思い出させてくれた、超面白エッセイである。
何も考えずに笑いたい人は是非どうぞ。
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私の事務所だけかもしれないが、最近の事件受任傾向としては、自己破産申立が多くなっている。
株価は過去最高値を更新したなどと言っているが、一般の市民の生活は苦しく、個人の自己破産申立は多い。
また、法人についても、コロナ禍の間に融資がされたが、いざ返済が始まると苦しくなり、一定割合法人の破産申立も受任している。
離婚事件も多く、家庭裁判所に行く機会が多い。これは、離婚が普通のこととなったこともあるだろうし、不貞も多いし等が理由ではないかと思われる。
相続事件も多く、例えば長男の家族は自分たちが全て相続したいなどの意向が未だにあり、それで兄弟間で揉めることも多い。
遺言の無効事件も一定割合ある。
交通事故の被害者側の事件はこれは以前と変わらず多い。
もちろん他の事件類型もあるが、破産・離婚・相続関係事件・交通事故の被害者の事件が圧倒的に多いのが最近の傾向である。
以上です。
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後半である。
「青い壺」
こんな小説を書くことができたらと思う一冊。今も売れ続けているのが分かる。
「大坂の陣 全史」
ノンフィクション大阪の陣。これを読んだらもう大阪の陣はいいかなと思うほどの分量。
「対馬の海に沈む」
農協の闇を描いた一冊。これは読むべし。
「黒い空」
エーレンデュル捜査官シリーズ。突飛なトリックがある訳ではないが、読ませる作品。アイスランドが舞台で、暗く、寒い。
「狼の群れと暮らした男」
とんでもないノンフィクション。君は狼の群れに入り、鹿の生足を食べられるか?
「犯罪者が目をつける「家」」
犯罪が起こる場所に目をつけた一冊で、目からウロコ。
「群像短編名作選 2000~2014」
文学はやはり日々の傷ついた心を癒やすものだと痛感。
「デスチェアの殺人」
安定の面白さである。ワシントンポー捜査官シリーズ。
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これを書いている時点で、琵琶湖の水位がマイナス70センチとなっている。
滋賀県は、水位低下連絡調整会議を11月28日に設置している。毎日新聞の11月28日版によると、「水位低下による大きな被害は出ていないとされるが、伊吹部長は「水位低下について総合的、一元的に把握、調整し、水の大切さを県民に呼び掛けるように」と出席職員に指示した。
県は25日、国に淀川水系のダム群を統合管理して琵琶湖の水位低下を抑制するよう求めている。琵琶湖の観測史上最低水位は1994年9月15日のマイナス123センチ。」とある。
9月以降の降雨量が少なかったためとされているが、だいたい米原や彦根、長浜あたりの豪雪が溶けて琵琶湖に流れ込まないと、ここのところ例年マイナス幅が大きくなっている。管理だけでどうにかなる問題ではなく、最後は自然気象頼みである。
水位が低下すると、時には1日の間に琵琶湖の水位を5回ほど調べている私からしても心配な状態である(水がないと本当に困るからである。リアルタイムの水位を教えてくれるホームページがある。)。
AIに聞いてみたところ、琵琶湖の水位が1センチ変わるためには、67億リットルの水が必要だと試算された。京セラドーム6杯分ということである。
適度に雨が降り、水位が戻ることが望まれるところである。
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1日起案日に空けていたりしても、中々その通りには進まないことが多い。
どうしても出なければいけない電話や突然の来客等で対応をしないといけないことで中断されたりもする。
そうすると、土日を使ったりもしつつ、日頃から隙間時間で書面を書くための準備をするしかない。
書面を書く際に、まずは記録を読まないといけないのだが、読みながら書面を書くということは中々できない。
メモを作り(これは手でもパソコンでもいいが)、書面の構成を考え、その書面を作成するために足りないところ(判例調査や文献調査)を予めしておくべきである。
隙間時間に、構成や骨子を書くことも大事なことである。
そして、構成や骨子を考える時には、その書面で、一体何を書くのかという明確な目的も必要である。
こうした準備を怠ると、「この書面で、何が言いたいのか分からない」ということになるのである。
実際に書面に取りかかる時には、頭の中で書面はできあがっていることが理想であり、書きつつ証拠に戻って確認したり、表現や言い回しを考える程度となっておくべきである。
これが理想であるが、日々の仕事に追われていると、理想通りにはいかないのが人間でもある。
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予め断っておくが、どうでもいい話なので、弁護士とはなんぞやみたいなことを期待している人は読まないでよろしい。
寒波が来て、これを書いている時点で寒いのである。
私の席は窓際にあるため、窓からの冷気も入ってくる。
若い頃は、寒い時でもウールのコートなどを着ていた。髪の毛も十二分にあったため、頭が寒いと感じたことはなかった。
年を取ると、ウールのコートでは寒いので、もこもこしようが見栄えなどどうでもよくなり、ダウンのコートを着ている。
最近は、ダウンより暖かいという特殊素材のコートが気に入っている。
それよりも、髪の毛が少なくなり、また、毛が細くなり、頭が寒い。
ということで寒さが厳しくなると帽子をかぶっている。
髪の毛が乱れようが、頭の寒さはかなんのである。
若い頃から帽子が似合わないと感じている。
ダンディなハットなど着用しても全く似合わない。ハンチング帽も似合わない。
結局、今はニットの丸い帽子である。まだこれが似合わない私にもましであろう。
ただ、長袖のシャツとズボン下を履くと、だいたい事務所では汗をかいて風邪をひくことが分かっているので、下着は半袖でズボン下も履かない。
どうでもいい話でした。
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ハヤカワミステリ文庫。MWクレイブン。
刑事ワシントンポーシリーズの最新刊で、上下巻である。
カルト教団の指導者が木に縛られて、石を投げられて石によって頭部を潰されて殺害された。さらに遺体には、タトゥーで謎の暗号が刻まれていた。この暗号は何なのか。
なぜ墓場から本人のもの以外の死体が発見されたのか。
過去に両親と兄を殺害して逃亡していた女性が舞い戻ってきたのか。なぜ今頃になって戻ってきたのか。
ポーに最大の危機が迫る。
イギリス本格ミステリーである。いや、面白かった。
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裁判がウェブ化されて、ほとんどの民事訴訟の期日を事務所にいながらにすることができる。
昔は、離婚事件で別居して実家に帰ってきているような事件の場合、相手方の住所地で離婚の調停を出さないといけなかったため、北海道の家裁に通っていたこともある。
今は調停もWeb会議で実施できるので、大変ありがたい。依頼者の経済的負担も少なくなる。今も1件、九州の家裁でWeb調停をしている。
こうなると、人間は楽な方に流れるので、たまに裁判所に行かないといけないと思うと、面倒だなと思ってしまうのである。
京都地裁など、すぐそこなのだが。
債権者集会など、裁判所に行く必要のある期日はまだまだある。刑事事件や被害者参加もそうである。
私は、被害者参加については、京都アニメーションの事件でご遺族の皆さんが遠方から都合をつけて京都地裁に来ているのを見て、せめて各地の裁判所とつないで、法廷の中継ができないものかと思ったものである。
私が弁護士登録をした平成8年4月には、まだ電話会議すらなく、全ての裁判はリアルに現地に行っていた。
勤務した事務所は、出張が多く、秋田地裁に訴状を陳述のためだけに行っていた。8時台の飛行機に乗り、夜の7時過ぎの飛行機まで時間を潰していた。それしか飛行機がなかったのである。空港で記録を読んだり、本を読んだりしたものである。
それから比べると、京都地裁に行くのが面倒だなんてバチがあたると思うが、まあ、人は安きに流れるものなのである。
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12月18日の15時~17時、京都弁護士会において、主として西日本に住まわれている79期司法修習予定者向けに、都市型公設事務所・養成事務所による合同就職説明会が開催されます。
概ね2年間の養成期間を経て、各地のひまわり基金公設事務所の所長となる方を養成する都市型公設事務所・養成事務所による説明会です。
司法過疎問題に興味のある方、興味のない方でも、「何でも聞いてみよう」と思われる方、ふるってご参加ください。
別途、各地の事務所を実際に訪問することもできます(事務所によっては交通費が出ます)。
事前申込は不要です。
私も当日会場にはおりますので、実際のマチ弁の仕事や現在の弁護士会を取り巻く情勢についてお話することもできます。
情報収集ということでもかまいませんので、是非お越しください。
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完全に切り分けることはできないところもあるが、弁護士の仕事をする姿勢として、一つ一つの事件を丁寧に解決をして、依頼者のことを考えるタイプを職人的弁護士とすれば、ビジネスとして捉えている弁護士はビジネス弁護士とでもいうべきであろう。
ビジネス弁護士は、訴額の小さい事件は受けないであろうし、そういう事件に力は入れないと思われる。
一方、職人的弁護士は、訴額の多寡や困難さなどで姿勢が全く変わらず、依頼者のために、それこそ一つ一つの作品をこだわり抜いて作成する職人のように仕事をする。
私自身は職人的弁護士でありたい思っている。例えば、高次脳機能障害の事案などだと、治療期間も長いことから、連休をつぶして1500頁くらいあるカルテから、一つ一つ事実を拾って行くという作業をすることに何の抵抗も感じず、依頼者にとっていい事実がカルテから拾えると、充実感がある。
裁判例等も調査して、裁判所の傾向が分かり、規範を立てて当てはめるということのために、時には使えない無駄な裁判例を読むことについても抵抗がない。
訴額が小さい事件でもそれは変わらない。
何回も書いているが、私がブログで書いているのは理想であり、私自身、人間であるので、時にはサボりたい、楽に仕事をしたい、逃げたいという思いを戒めるために、こういうことを書いている。
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